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スカパー!生中継 Ch180 後03:50〜
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朗報が続いてきた。
若手が大活躍を見せた天皇杯と、鹿島との厳しい戦いを勝利し、準決勝に進出したヤマザキナビスコカップ。結果が出ている。新生日本代表では、中村憲剛が存在感を示した。ただ、これらの喜びはすでに過去のもの。戦いは続き、ひとつひとつの達成感に浸る暇はない。
壁を乗り越えたばかりの川崎Fに用意された次なる戦いは、リーグ戦である。19節に首位名古屋との直接対決で快勝しながら、苦手のアウェイ2連戦で2連敗を喫し後退。首位とは勝点で9差をつけられている。
アウェイでのゴールにより、チームのヤマザキナビスコカップ準決勝進出の一助となった黒津勝は「(上には)かなり離されており、これ以上離されるとキツイですし、負けられないです」とこの試合の意味を語る。
負けられない川崎Fではあるが、かれらにコンディションの問題が振りかかる。勝利こそしたが、激闘となった鹿島戦からは中2日。「マリノス戦もやれと言われればやれます」と話す森勇介は、その鹿島戦で右手の中指を骨折。ジュニーニョはアキレス腱を打撲しており万全な状態ではない。また、代表のグアテマラ戦からヤマザキナビスコカップ鹿島戦を中0日でプレーした中村憲の体調も気になる。もちろん田坂祐介のように「勝ちましたからね。体は楽です」と話す選手がいないわけではないが、そうした言葉を根拠に楽観視はできない。5連戦目の5戦目という状況でもあり、難しい戦いを覚悟したほうがいいだろう。
そうしたチームのコンディションに加え、気象条件も気になる。試合日の11日のキックオフ時間となる16時には30度を超えるとの気象予報が出ており、過酷な条件下での試合となることが確実だ。そうした難しさを跳ね返すだけのチーム力を出すことができるのか、注目される。
今節対戦の横浜FMとは、3節のアウェイでの対戦で大敗するという苦い過去がある。いいようにボールを回され内容で圧倒され0−4のスコアで完敗。今や川崎Fの中心選手の一人となった田坂はその横浜FM戦について「何もできなかった」と振り返り、そしてだからこそ「次はこっちがやり返す番。個人でも組織でも負けないようにしたい」と力を込めて話した。
リーグ戦2連敗中の川崎Fとは対照的に、横浜FMは2連勝中。中村俊輔の復調もあり、勢いづいている。3節の対戦ではその中村俊にゲームを作られ、川崎Fとしてはここ数年でもワーストといえる内容の試合をしている。つまり川崎Fにとっては、中村俊をどのように抑えるのかがゲームの見所のひとつとなりそう。横浜FMのコンディション面を見ると、彼らはヤマザキナビスコカップを予選リーグで敗退しており、準々決勝の2試合を戦うことはなかった。つまり体調管理や、試合への準備段階にかけられる時間で、川崎Fと比べて大きなアドバンテージを持っているのである。負傷により欠場する中澤佑二の穴は大きいが、その穴を埋める組織の構築のための時間があり、致命傷になる可能性は減っている。
リーグ戦3連敗はできない川崎Fと2連勝中の横浜FMとの対戦は、3節の再現となるのか。それとも「等々力の力」に後押しされた川崎Fがリベンジを果たすのだろうか。
以上
2010.09.10 Reported by 江藤高志