9月11日(土)J1 第22節 鹿島 vs 仙台(19:00KICK OFF/カシマ)
スカパー!生中継 Ch180 後06:50〜
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語気を強めるオズワルド オリヴェイラ監督の声が廊下にまで響き渡った。
「この3年間で積み上げてきたものを思い出そう!」
水曜に行われた川崎Fとのヤマザキナビスコカップ準々決勝の第2戦を1-3で完敗。これで3年連続の準々決勝敗退とあっては、監督も黙っていられなかったのだろう。週末の仙台戦を前にしたミーティングで闘魂注入が行われた。
「Jリーグは負けられない状況にあるのは変わらない。これからはかなりのペースで勝っていかないと」
別メニューで調整を続け、出場するかの最終的な判断を明日に持ち越した岩政大樹は、4連覇を達成するためには、もう負けられない状況にあることを強く意識していた。
首位の名古屋とは勝点差7。この状況に新井場徹も「リーグ戦もそんなに余裕がある訳じゃない」と危機感を持ち「目の前の試合を勝っていくしかない。選択肢はそれしかない」と話す。ひとつのタイトルを逃してしまったことで沈んでいる暇はないのだ。
ただ、後半戦に入ってから、鹿島のペースはなかなか上がっていない。9月に入りようやく涼しくなってきたことを追い風に、ペースを上げていけるかと思った矢先、ヤマザキナビスコカップを落としてしまった。
「長いサッカー人生を送ってきたけど、勝ちには慣れるけど、やっぱり負けには慣れてない」
新井場は苦しい状況に立つことを認識している。しかし、そこで茫然自失し、うずくまってしまう気はサラサラない。
「厳しい中で結果を出してきた自負がある」
他のチームにはなく、唯一鹿島の選手だけが持っているのは、苦しい中でも優勝してきた「自負」だろう。そこが崩れない限り、鹿島の選手は何度倒されても立ち上がれるのだ。
対戦相手となる仙台は14位。ただ、降格圏にいる16位の大宮とは勝点21で並ぶため、早くこの位置から脱したいと願っているはずだ。しかし、ここに来て負傷者が続出。太田吉彰が靱帯を損傷した疑いで戦列を離れることになった。フェルナンジーニョも怪我が癒えておらず、前線を担うのは中原貴之と朴成鎬になりそうだ。いずれも高さを武器としているため、ゴール前での空中戦だけでなく、セカンドボールやサイドの攻防も、ゲームの鍵を握るだろう。
仙台としては、過去2回のカシマスタジアムでのリーグ戦は1勝1分と負けていない。今回も勝点を持って帰ることが出来れば、他チームへも大きなプレッシャーを与えることが出来るだろう。前半戦で勝利したときのように、鹿島に対してチーム全力でぶつかっていくはずだ。
鹿島とすれば、やはり全体の運動量をあげ、守から攻、攻から守への切り替えが早い本来のサッカーを取り戻したいところだ。「そうすれば90分、試合をコントロールすることができる」と、直近の2試合に出場した大岩剛は言う。
「アグレッシブにやろうと監督は言っている。ただ、試合の終わらせ方も大事。最初や中盤だけでなく、最後を含めて1試合をコントロールするようにしたい。そのためには相手の変化を自分たちで見極めないといけない」
3連覇した鹿島を封じるために、相手チームは様々な対抗策を打ち出してきている。3トップでサイドを制圧しようとするチームが多いのは、最も顕著な例だ。鹿島が優勝するためにはそこを打ち破っていかないといけない。
「それを跳ね返す力を持たなアカン」
攻撃的サイドバックの一翼を担う新井場が、先の川崎F戦では守備に追われるばかり。左翼のジウトンも同様に攻撃を特長とする選手なだけに、守備の場面が多くなるのは望ましくない。この状況を逆転させるためにも、積み上げてきたものを思い出したい。
以上
2010.09.10 Reported by 田中滋
J’s GOALニュース
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