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【J1:第22節 京都 vs 神戸】神戸側プレビュー:残留を争う京都との関西ダービー。欲しいのは、『ゴール』。(10.09.10)

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9月11日(土)J1 第22節 京都 vs 神戸(18:00KICK OFF/西京極チケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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京都側プレビュー関西Jバトル2010特集

4試合白星から遠ざかっている神戸が敵地、西京極総合運動公園陸上競技場に乗り込んでの一戦。8月の戦いでは、勝点的に僅差で競る、湘南や磐田、山形やF東京戦で相手を突き放す白星を手にできず、3分1敗と、この4試合では勝点を僅かに3しか積み上げられなかった神戸だが、プラス材料もある。守備面での安定が見られつつあることだ。三浦俊也監督は言う。
「18節の湘南戦にしても、20節の山形戦にしても、膠着した試合で以前は我慢を仕切れず失点をして…という試合が多かったのが、そういう試合でも最後まで耐えられる粘り強さは出てきている」
実際、三浦監督の言葉にもあるように、8月に入ってからの5試合で、『無失点』の試合は勝利した浦和戦を含め4つ。唯一、19節の磐田戦は立ち上がりから点の奪い合いになる中で2−3と敗れたが、それ以外の試合はDF北本久仁衛、DF河本裕之の両センターバックを中心に安定した守備力を示し続けていると言っていい。

ただ、一方で問題なのは『いかに点を獲るか』の部分。チームの得点源であるエースFW大久保嘉人が離脱してからというもの、奪ったゴールは先に書いた19節の2つ(注:ポポによる2ゴール)のみで、それ以外の試合は無得点の状況が続いている。これについて本来はFWであり、最近はサイドバックを預かることの多い茂木弘人はチームが抱える課題を指摘する。
「ボールを奪った後に、攻撃の人数がかけきれていないし、前線でタメもない。守備の時間が長くなっている試合が多いとはいえ、その中で、奪ったあとにしっかりとボールを保持して、人数をかけた攻撃というのが出来るようになっていかなければいけない」 
それを実現するために求められるのはボランチの攻撃参加だ。8月の戦いを振り返ると、ボランチの2枚ともが守備に吸収されることが多かったため、前線が孤立する戦いが目についたが、中盤の攻撃参加は全体を押し上げる上で、また連動した攻撃を実現する上で必要不可欠。だからこそボランチを預かるMF松岡亮輔は、京都戦に向けての課題改善を口にする。
「ボランチのどちらかが、攻撃に転じた際にもう少し高い位置をとって前線といい距離感を築ければ、全体にもコンパクトさが出てくるし、ボールを持った選手へのサポートも早くなる。この夏場の戦いでは1試合における消耗度を考えると、なんでもかんでも高い位置でボールを獲って、というのは無理な部分もあるけど、例え低い位置でボールを奪ったとしても早く攻めるのか、遅く攻めるかの区別をチームとしてしっかり統一できれば、効果的な攻撃参加は出来ると思う。京都戦ではそのへんのバランスをしっかり考えながらプレーしたい」

実際、そうした『攻撃』の形が見られれば、この京都戦における5試合ぶりの『勝点3』は不可能ではないはずだ。相性的に見れば、京都がJ1に復帰した08年以降の、リーグ戦におけるアウェイでの京都戦は2年連続して黒星を喫しているが、カップ戦では2年連続白星を手にしており、選手たちに特別な苦手意識はない。というより、神戸が置かれている現在の順位、勝点から考えても、最下位の京都から「絶対に勝点3を奪ってやる」という選手のモチベーションは高い。それがそのままピッチでプレーとして表れることを期待したい。
「ブラジルではこうした勝点的に僅差で競り合う同士の対決での勝利は『勝点6に値する』という言い方をする。実際、今節は我々にとって勝点6に値する試合だと思う。難しい試合になるとは思うが、とにかく勝点を積み上げることに集中したいし、勇気を持って戦いたい」(MFボッティ)
「とにかく勝たないといけない試合。全員で守って全員で攻めるといった、全員で出し切る試合をしたい」(DF北本)

直近の天皇杯・MIOびわこ草津戦では主力の何人かをメンバーから外したこともあり「センターバック2人や朴康造、ボッティらは天皇杯を戦わなかった分、ゲームをしたいという欲求が改めて高まっているはず」と三浦監督は期待を込める。実際、連戦の疲れを回復させて迎えるこの京都戦は、万全のコンディションで挑めることだろう。その中で9月最初のJリーグでの白星を手にし、『残留争い』から抜け出すきっかけに出来るか。いや、是が非でも、浮上のきっかけにして欲しい。

以上

2010.09.10 Reported by 高村美砂
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