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【ヤマザキナビスコカップ 川崎F vs 鹿島】プレビュー:昨季の再来なるか?それとも鹿島の雪辱なるか?圧倒的な勝率を誇るホーム等々力で、川崎Fはどのような試合を見せるのだろうか。(10.09.07)

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9月8日(水)ヤマザキナビスコカップ 川崎F vs 鹿島(19:00KICK OFF/等々力チケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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アウェイで行われた第一戦は、2点を先行される苦しい展開だった。もしそのまま終わってしまった場合、ホーム等々力での第二戦は準決勝への勝ち上がりに厳しい条件が課される事となっていた。そう考えると、黒津勝が決めた1ゴールの価値は非常に大きいといえる。第一戦で鹿島が勝利を手にした事で、川崎Fはこの第二戦に最低限勝つ必要がある。ただ、アウェイゴールを2点以上与えない限り勝ち上がりの条件は常識の範囲内。そしてこの事実はチーム内に大きな勇気をもたらしている。

主力選手のコンディションも回復中だ。この鹿島戦は川崎Fにとって5連戦の4試合目となる。例年にはない厳しい気象条件の中、タフな試合スケジュールと向き合ってきたが、日曜日に行われた天皇杯2回戦を若手主体のメンバーで勝利。結果を出すとともに連戦で疲労を溜めた選手たちに一時の休息を与えることとなったのである。

天皇杯における選手選考について高畠勉監督は「(過去の)5連戦を見ていると、いつも3試合目で(疲労のピークが)来ていた。ジュニーニョと、稲本は(天皇杯2回戦は)休ませようと思っていた」としつつ「天皇杯初戦を見て走る大学生チームを相手にした場合、若い選手を使ったほうが結果を出してくれると思った」と2回戦のチーム編成について振り返っている。そうしてチャンスを与えられた若い選手たちは結果を出し、高畠監督は「これで鹿島との第二戦に万全を期して臨めます」と話していた。

また試合展開に関しては「延長もありうることを考えれば、第一戦のような入りにはならないのでは」と高畠監督。「受けて立って失点すると大変なことになる。先制点がポイントになるが、後半にギアを上げていきたい」と展望を述べていた。

思惑通りの試合展開になるのかどうか注目したいが、そんな中、懸案となっているのが代表招集された中村憲剛の起用方法である。高畠監督の中には明確な基準があり、グアテマラ戦に出場した場合でも少なくともベンチには入れるとのこと。「ケンゴがサブに入っていれば、また違う」と話していた。

初戦を勝利し、等々力に乗り込んでくる鹿島にしてみると、昨年の同一カードでの敗退が脳裏をよぎっているはず。前年のこのカードでは、準決勝進出を目前にした後半ロスタイムにジュニーニョの「三本指のゴール」により2戦トータルで同点に。延長では勢いに勝る川崎Fの攻勢にさらされて堅守が崩壊し、2点を追加され敗退となった。そうした過去もあり同じ轍だけは踏みたくないはず。ちなみに鹿島のヤマザキナビスコカップについては、08年も準々決勝の第2戦をアウェイで戦って敗退しており、ここ2シーズン連続で準決勝進出を逃している。そうした点を考えれば、この試合に対する意識は高いだろう。

そうした中、鹿島勝ち上がりのポイントになるのは第一戦で活躍したマルキーニョスのプレーであろう。もちろんその得点力は言うまでもないが、マルキーニョスの怖さはチャンスメイクにおけるプレーの幅の広さである。準々決勝第一戦では、興梠慎三へのアシストとなったドリブル突破はもちろん、左右に流れてポイントを作り、味方選手が攻め上がる時間を作るポストプレーも光っていた。左右に流れたマルキーニョスの対応については、川崎Fの最終ラインはセンターバックが付いていくのか、それともサイドバックに受け渡すのか、そうした調整をピッチ上で強いられており、この試合もおそらく同じ展開になるだろう。彼を自由にさせなければそれがベストだが、もしそれができない場合でも、フォローに入る選手への守備意識を高く持つことで鹿島の攻撃を封じたいところである。いずれにしても、アウェイゴールを奪われると面倒なことになるため、川崎Fにしてみれば無失点で試合を終えたい。

ホームの川崎Fが勝ち上がりを決めるのか。それとも鹿島が昨季の雪辱を果たすのだろうか。

以上

2010.09.07 Reported by 江藤高志
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