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【第90回天皇杯2回戦 鹿島 vs 高崎】レポート:大幅なメンバー変更も問題なし。開始早々の先制点以降、ゴールを加えていった鹿島が6点の快勝をおさめる(10.09.06)

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9月5日(日) 第90回天皇杯2回戦
鹿島 6 - 0 高崎 (18:00/カシマ/3,575人)
得点者:7' 大迫 勇也(鹿島)、18' 遠藤 康(鹿島)、37' 佐々木 竜太(鹿島)、45' 本山 雅志(鹿島)、53' 中田 浩二(鹿島)、60' 佐々木 竜太(鹿島)
チケット情報天皇杯特集
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昨年同様、天皇杯初戦をアルテ高崎と争うことになった鹿島だったが、相手は中1日という厳しいスケジュール。大幅なメンバー変更もさしたる影響を与えることなく序盤から攻め立て、6-0の快勝をおさめた。

戦前から、"守る高崎"と"攻める鹿島"という図式ははっきりすると予想されており、鹿島がどうやって攻略していくのかが注目された。しかし、開始早々に先制点が決まったことで、試合の趨勢は大きく傾いたのである。
JFLに所属するアルテ高崎は、普段とは違う4-1-4-1の布陣で試合に入る。鹿島がC大阪や新潟を相手に苦戦した姿を見た後藤義一監督は、「アントラーズさんの方も4-3-3だとか、ちょっと中途半端なところに人がいると守りづらいのかな」と分析して試合に臨んでいた。
だが、開始7分、プロ初先発の當間建文から前線にふわりとしたパスが出る。これに反応したのが大迫勇也。相手DFよりわずかに早く足を出して浮き球を処理すると、うまく体を入れ替えて抜け出し、右サイドでGKと1対1を迎える。すると、GKの頭上を打ち抜く豪快なシュートで先制点を決めた。
「トラップをミスして前に蹴ったら大迫がうまく決めてくれました」
アシストを決めた當間は、狙ったプレーではなかったことを明かしてくれた。しかし、この得点は當間自身の気持ちを落ち着けただけでなく、チーム全体にかかる重圧を大きく減らすものだった。

2点目は18分。右サイドのライン際で遠藤康が激しい守備を見せる。相手と体をぶつけながらボールを奪うと、すぐに中央にいた大迫へパス。その時点で2対2の状況となっており、大迫と佐々木竜太だけでもゴールに迫ることはできたが、右サイドにはポッカリと大きなスペースができていた。そこへ猛然とダッシュしてきたのはボールを奪った遠藤。その上がりを待っていた大迫から優しいパスが出ると、飛び出してきたGKの鼻先をかすめるループシュートで遠藤が追加点をあげた。

ここから少しトーンダウンするが、前半の終わり際に追加点が入る。37分にはゴール前で相手のパスを奪った本山雅志が、ドリブルで2人を外す。そのままシュートすることも出来たがゴール正面で待つ佐々木竜太にプレゼントパス。佐々木は難無く3点目を決めた。4点目は、その本山。自陣からのFKを佐々木が頭で繋ぐとDFラインの裏へこぼれる。いち早く反応した本山がジャンプしながら右足を伸ばし、ゴールへ流し込んだ。

アルテ高崎は、緊張感のある1回戦を金曜日に戦ったばかり。オリヴェイラ監督も「彼らが日程に苦しめられたところがあったのではないかと思います」と思いやった。53分にCKのこぼれ球を中田浩二、60分にはドリブルで左サイドからカットインした佐々木に得点を決められたが、「後半はもう1回勝負しようよ」と後藤監督に声をかけられたイレブンは、疲労が蓄積したなかでも鹿島に一泡吹かせようと懸命にプレーをつづける。すると75分に右サイドから速攻を仕掛ける。ニアサイドへの走り込みで大岩剛と當間を引き寄せると左サイドはガラ空きとなる。そこへ6番の秋葉勇志が走り込みスライディングシュートを試みるも、シュートは惜しくも枠をとらえず、最大のチャンスを逸してしまった。

試合はそのまま6-0で鹿島が勝利。小笠原満男、野沢拓也、新井場徹、マルキーニョスといった面々を完全休養させられただけでなく、若手選手たちにも貴重な経験を積ませられるという有意義な90分となった。

以上

2010.09.06 Reported by 田中滋
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