9月5日(日) 第90回天皇杯2回戦
横浜FM 3 - 1 長崎 (19:05/ニッパ球/3,364人)
得点者:22' 藤井 大輔(長崎)、55' 山瀬 功治(横浜FM)、63' 山瀬 功治(横浜FM)、75' 小野 裕二(横浜FM)
チケット情報 |天皇杯特集
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横浜F・マリノスがJFLのV・ファーレン長崎に冷や汗をかかされた。前半を0−1で折り返し、ハーフタイムに横浜FMのファン・サポーターから大ブーイングを浴びることに…。結果的に3−1で勝ったが、天皇杯の初戦は、ほろ苦いものとなった。
横浜FMは代表不在のセンターバックに、本来ボランチの松田直樹と小椋祥平が入る。右足付け根に違和感があった中村俊輔はベンチからも外れ、代役を長谷川アーリアジャスールが務める。
中1日で迎えた長崎は、1回戦を戦った先発11人全員を総入れ替え。GKを含め、フレッシュなメンバーで臨んだ。
試合は予想通り、序盤から個の力で勝る横浜FMがイニシアチブを握る。だが、前半の長崎は前線からの忠実なプレッシングと、DF藤井大輔(前ザスパ草津)を軸とする粘り強い守備で対抗。アンカーに山本翔平(前ロアッソ熊本)を据えたトリプルボランチも連動して守り、容易に勝てる相手ではないと横浜FMに印象づける。
ディフェンスだけではない。22分、相手CK後に強烈なカウンターを仕掛けて先制する。有光亮太(前アビスパ福岡)が山城純也(前サガン鳥栖)との大きなワンツーで右サイドを疾駆。敵DFが戻り切らないうちにクロスを上げ、中へ駆け上がった左サイドバック神崎大輔(前ヴァンフォーレ甲府)がドンピシャのヘッド。ネットを豪快に揺らした。
横浜FMは、長崎の守備に手を焼いていたが、チャンスがなかったわけではない。リーグ戦でも見られる、シュートを決め切れないという悪癖が出た。前半に訪れた決定機は2度。しかしながら、山瀬功治と兵藤慎剛が外して、『まさか』の展開で前半を終える。
後半、横浜FMはポジションを微妙に変更。中盤の長谷川がFWに入り、山瀬が2列目へ。試合後、「それが奏功したのか」と山瀬に聞くと、「いや、違う」と否定し、こう続ける。
「前半はチームとして前から行くのか、最近やっているブロックを作って守備をするのかというところで、中途半端な状態だった。それを後半に入って前から行く形にして、リズムが作れてきた」
そして、その山瀬自身が連続得点を決めて逆転に成功。55分の1点目は天野貴史のクロスのこぼれ球をペナルティエリア内から叩き込む。62分の2点目は兵藤がドリブルシュートし、その跳ね返りを山瀬がシュート。これも相手DFに当たるも、狩野健太がヒールパスで落とし、再び山瀬へ。背番号10は落ち着いて流し込んだ。
この時間帯になると、前半からパスを回され続けた長崎の選手に疲労が見られ、足が止まり出す。前からのボールハントができなくなり、守備ラインが下がってしまう。横浜FMに与えた75分の3点目は、その影響が出た。小野裕二に簡単に前を向かれ、シュートレンジに侵入されても詰め切れずに失点。長崎に反撃できる余力は残っていなかった。
試合後には印象的なシーンが。松田と途中出場した長崎・佐藤由紀彦がユニフォームを交換。元同僚であり、松田がプライベートで長崎を訪れるほど、親交の深い2人の絆を垣間見る。松田にそれを尋ねると「仲良しだから」と照れくさそうに笑った。
以上
2010.09.06 Reported by 小林智明(インサイド)
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