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【第90回天皇杯2回戦 F東京 vs 駒澤大】レポート:F東京が最大唯一の勝利。奮戦の駒澤大学を退けて3回戦へ進出(10.09.06)

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9月5日(日) 第90回天皇杯2回戦
F東京 2 - 0 駒澤大 (19:00/味スタ/5,155人)
得点者:58' 松下 年宏(F東京)、73' 平山 相太(F東京)
チケット情報天皇杯特集
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F東京は、味の素スタジアムで大学シードの駒澤大学と対戦し、2-0で勝利して3回戦進出を決めた。
 
駒澤大学は、自分たちのサッカーをやり続けた。前半からFW棗佑喜にハイボールを集めた。そのこぼれ球を拾って敵陣深くに攻め込むと、F東京ゴールまで迫った。アタッキングサードに入り込むことはできていたが、F東京の身体を張った守備を崩せず、ゴールネットを揺らすことはできなかった。
「今日に関して言えば、勝ったことがすべて。欲を言えば、プレスをすべて回避して時には20本、30本とパスを繋ぎたかった。そうやってもっと相手を走らせることができれば、ポッカリと空くバイタルから攻めることができたかもしれない。それが、理想的な展開だったが、それはあくまでも理想なので」(鈴木達也/F東京)
F東京は安定的なビルドアップができず、たびたび中盤でボールを失ってしまう。駒澤大が組んだ、守備のブロックの内側でボールを受けられず、攻撃のスピードは加速しなかった。ボールを受けようとする選手が現れても、その数が少なく、狙いどころを定められて潰されてしまう展開が続いた。それでも粘り強く守って無失点に抑えると、カウンターから何度か決定機を作り出して前半は0−0で後半に折り返した。

後半、F東京が先に動く。後半開始から徳永悠平と、羽生直剛を同時に投入する。この交代が試合の流れを変えた。ビルドアップに安定感が出ると、少しずつ敵陣でもボールが回るようになる。そして、待望の先制点が生まれる。
58分、ペナルティエリアのすぐ外、左45度付近でFKを獲得する。この好機に松下年宏が魅せた。僅かな助走から右足を振り抜くと、ボールは壁の横を抜けてゴールネットに突き刺さった。「大学生相手でもゴールはゴールなので」と話す松下はチームメイトとともに、前日、第一子が誕生した森重真人をゆりかごダンスで祝福した。
さらに、73分にはカウンターから追加点が生まれる。マークを2人引き連れて平山相太が走りこむと、そこに右サイドから羽生がクロスをあわせた。平山は、このボールを頭で合わせてダメ押しとなる2点目を挙げた。

駒澤大は中1日の試合となり、コンディションは万全ではなかったはずだ。それでも90分間、激しくボールにくらいついていった。フルパワーで何度も競り続けることは簡単なことではない。それをやってのけた駒澤大FW棗佑喜らの奮闘ぶりは賞賛に値する。
「水曜日にはビッグゲームが控えている。今日のゲームの最大、唯一の目的は次のステージに進むことだった」
試合後、城福浩監督はそう言い切った。トーナメントでは勝利こそ最優先される。夏場の連戦で蓄積疲労が残る主力を温存し、最大の目的は果たした。羽生が戦列に戻るなど、停滞ムードが漂うチームにとっては明るい兆しも見え始めた。試合終了の笛から、中2日で行われる清水とのヤマザキナビスコカップ準々決勝2ndレグへと気持ちはすでに切り替わっている。決戦は水曜日だ。

以上

2010.09.06 Reported by 馬場康平
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