9月5日(日) 第90回天皇杯2回戦
G大阪 6 - 2 大体大 (18:00/万博/2,943人)
得点者:30' 佐々木 勇人(G大阪)、46' 平井 将生(G大阪)、53' チョ・ジェジン(G大阪)、55' チョ・ジェジン(G大阪)、79' ドド(G大阪)、81' 下平 匠(G大阪)、86' 脇 睦(大体大)、89' 川西 翔太(大体大)
チケット情報 |天皇杯特集
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近年、天皇杯では必ずみられる『ジャイアントキリング』。この番狂わせが大会を面白くさせているのは事実だが、「日本のトップリーグを戦うJクラブのプライドとして、あってはならないこと」とG大阪・西野監督。それは選手も自覚するところで、だからこそ試合の『入り』は慎重だった。しかも、今ゲームがナビスコカップの合間を縫って行われることもあり、直近の広島戦から7人、先発メンバーを入れ替えてキックオフを迎えたG大阪としては、FWチョ・ジェジンを1トップに据えた4-2-3-1のシステムがいかに早い時間帯で安定するのかもポイントだったと言える。これに対し、大阪体育大学は中1日での強行スケジュールとなる中、1回戦からメンバーを入れ替えたのはわずかに1人。但し「Jクラブと戦える」というモチベーションもあってのことだろう。キックオフからG大阪と同じく集中力の感じられる立ち上がりをみせる。
それでもやはり今大会で2連覇を達成している王者のプライドをみせつけるべく、立ち上がりから優位に試合を運んだのはG大阪だった。3分のMF横谷繁のミドル弾を皮切りに、MF佐々木勇人を中心にした攻撃が勢いを示す。だが一方で、前がかりになるが故に大阪体育大学のカウンターにさらされる場面も。15分過ぎてから10分間ほど1回戦でも4得点を決めているFW川西翔太や来季のC大阪入りが内定しているMF村田和哉らがスピードを活かし、G大阪ゴールに襲いかかる場面も立続けに見られる。
そんな流れを断ち切るべく、先制弾を挙げたのはG大阪のMF佐々木だった。MF横谷のミドルシュートが相手DFに当たってこぼれたボールにつめると、DFの合間を縫うように右足でゴールを捉える。しかもその直後には、ペナルティエリア付近で得た好位置のフリーキックを、MF佐々木が左ポストに当てる場面も。昨年の天皇杯でもG大阪の天皇杯におけるファーストシュートを決めたMF佐々木が、ゴールへの意欲をしっかりと示しながらこの日もチームを牽引する。それでも前半に奪ったゴールはこの1点のみ。大阪体育大学の集中も途切れず、お互いの良さを出し合った前半は1−0で折り返す。
内容こそG大阪が優位に進めているとはいえ、点差を考えれば、可能性の感じられる展開だったからこそ、大阪体育大学にとっては、立ち上がり早々、46分にG大阪のFW平井将生に許した追加点が、重くのしかかったと言えるだろう。実際、このゴールを奪われてからの大阪体育大学は、防戦一方の展開に。しかも53分、55分には立続けにFWチョジェジンにゴールを許し4−0と一気に点差を広げられてしまう。
逆にG大阪は、FW平井の追加点で気持ち的にも楽になったのだろう。MF宇佐美貴史を投入する中、中盤をダイヤモンドに、FWを2トップにとシステムを変えた後半は、面白いようにゴールを量産。時間の経過にあわせてDF菅沼駿哉やFWドドら、若手を投入する余裕もみせながら、79分にはそのFWドドが公式戦初ゴール、81分にはDF下平匠がプロ入り後自身初となる利き足ではない“右足”での豪快なミドルシュートを突き刺すなど6−0と大きくリードを奪う。残り10分を切ってからは、マークがルーズになったG大阪の隙を突いて、大阪体育大学が反撃に出て86分にFW脇睦が、89分にFW川西翔太が決めて2点を返し意地を見せるが、点差を縮めるには残り時間があまりにも少なく、6−2で試合終了。昨年の覇者であり、大会史上初の3連覇を目指すG大阪が順当に3回戦へと駒を進めた。
以上
2010.09.06 Reported by 高村美砂
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