9月5日(日) 第90回天皇杯2回戦
大分 3 - 2 ロック (15:00/大分陸/2,154人)
得点者:4' 諏訪園 良平(ロック)、11' 東 慶悟(大分)、22' 前田 悠佑(ロック)、33' 井上 裕大(大分)、34' 河原 和寿(大分)
チケット情報 |天皇杯特集
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15時キックオフ。気温32度、湿度50%。数字以上に蒸し暑さを感じなかったのは、市陸こと、大分市営陸上競技場の海風のせいだろう。そして、この気ままな風が影響したのか、前半は両チーム合わせて5得点と大荒れの試合を演出した。
前半4分、ホンダロックは攻撃に移ろうとする大分の起点を見事に潰し、一気にカウンターから諏訪園良平が鮮やかな先制点を挙げる。「相手にボールを回されるなかで、ボールの奪いどころをはっきりさせた」と廣池寿監督が振り返ったように、しっかりとした守備の意識を持ちカウンターから理想通りの得点を奪った。
逆に大分は、「8日間で3試合目が天皇杯ということもあり、難しい試合になると思っていた」と皇甫官監督。疲労もあっただろうがモチベーショの問題か、不用意にボールを奪われ失点を許す。このまま嫌なムードで試合が流れると思われたが、3試合ぶりの先発出場となった東慶悟の一蹴りで振り出しに戻した。11分、ペナルティエリア手前のFK。「いい角度だったんで直接狙った」と東。逆風をものともせず、ゴール右上隅へ至る一本の軌道に乗せて射抜いた。
このゴールにより本来の調子を取り戻した大分は、パスをつなぎ相手を揺さぶりながら攻勢に試合を進めるはずだったが、1本のロングボールから2失点目を許す。22分、ホンダロック自陣からのロングボールが強風に煽られ予想以上に伸びた。藤田義明と松原健がお見合いし、ロングボール・前田悠佑に抜けたボールをそのまま流し込まれた。
2度目のリードを許しようやく火が点いた大分は、33分に東のCKを井上裕大が押し込み、その1分後にはGKのクリアボールがDFに当たり、こぼれ球を拾った河原和寿が無人のゴールに流し込み逆転する。
慌しく点を取り合った前半を終えると、後半は風の勢いが衰えるのと同時に試合も落ち着く。48分に森島、56分に河原が決定的なチャンスを迎え会場を沸かせた以外は、淡々と試合が流れた。運動量で技術差を賄おうと、ホンダロックは次々と交代のカードを切り活性化を図ったが、格上のチームに対し1点のビハインドは重かった。後半のシュートはロスタイムのカウンターからの1本のみ。昨年に続きJクラブを破ることはできなかったが、「宮崎代表として責任あるプレーができ、恥ずかしくない試合ができた。プロ相手に技術では敵わないが走り負けなかった」という廣池監督の言葉通り、最後まで走り抜いた選手の姿は賞賛に値するものであった。
一方の大分は、「点は取れているが失点が多い。守備から試合に入ったのだが、早い時間帯で失点したのは反省材料」(東)、「前節の水戸戦のようにボールを奪われた場所が悪く、カウンターからやられた。中盤で奪われると後手後手になるので、もっとシンプルにプレーできればいいのだが」(清水圭介)と、失点の多さが気になるところだ。
以上
2010.09.06 Reported by 柚野真也
J’s GOALニュース
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