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【J1:第21節 神戸 vs F東京】プレビュー:勝ちあぐねる両者。浮上のきっかけを掴めるか(10.08.27)

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8月28日(土)J1 第21節 神戸 vs F東京(19:00KICK OFF/神戸ユチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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お互いに白星のない苦しい状況が続いているチーム同士の対戦。神戸は第18節の湘南戦と、エースでキャプテンであるFW大久保嘉人が左膝外側半月板を痛めて、関節鏡視下半月板部分切除手術を行うべく離脱( /jsgoal_archive/official/kobe/00105698.html )した後の2試合、計3試合を2分1敗と勝ちきれていない。F東京はJリーグ再開2戦目となった湘南戦にこそ白星を挙げたものの、以来2分4敗と6試合白星のない深刻な状況にある。その結果、下位に低迷する両者の勝点はともに20。降格圏である16位・仙台との勝点は2しか離れていないことを考えても、是が非でも今節を浮上のきっかけにし、勝点を積み上げたいところだろう。
ただ、神戸にとってのF東京は、相性がいいとは決して言えない相手であることは事実だ。過去、両者の対戦成績は神戸が4勝6分9敗と負け越し。しかも天皇杯等も含め、F東京との公式戦は14戦未勝利という不名誉な記録もある。また、今節の舞台となるユニバー記念競技場でのJ1リーグは、07年以来勝てておらず、ホームスタジアムながらやや鬼門となりつつある。それらを総合しても神戸にとって厳しい試合になることは間違いなさそうだ。

そんな中、「データばかりを気にしても仕方がないし、F東京も今、勝っていない状況が続いていますからね。うちは相手よりは勝っていない期間も長くないし、ここで絶対に白星を獲りたい」と気を吐くのはMF朴康造だ。朴は、神戸がF東京に公式戦で最後に勝利した03年の天皇杯で、神戸移籍後初ゴールを挙げた選手。同年、神戸に移籍してきた彼は、丸亀での一戦で先制ゴールを挙げてチームを勢いづけ、勝利に貢献した。あれから7年の月日が流れ、彼もすっかりベテランと呼ばれる存在になったが、当時から武器としていた豊富な運動量、スピードに乗ったドリブル突破、正確なパスさばきは今も変わっていない。
今季のリーグ戦では未だゴールを挙げられていないが、チームの緊急事態に奮起しないはずがない。03年同様、必ずや存在感を発揮してくれることだろう。
「嘉人のクオリティを誰か一人で補うことは出来ないからこそ、組織として戦うことを考えなければいけない。新しく入ったイ・ジェミンの良さをチームとしてまだ活かしきれていない試合が続いているけど、連係は少しずつ良くなっている。ジェミンが裏に抜けるタイミングを作ることをもう少し考えながら、みんなで勝ちにいきたいです(朴康造)」

そしてもう一人、注目したいのが、GK榎本達也の出場停止により今季初出場のチャンスに恵まれそうなGK徳重健太だ。05年8月に神戸に期限付きで加入し、昨年完全移籍となった徳重は、安定感あるセービングに定評のあるGK。移籍後は控えにまわることが多かったが、昨年出場したカップ戦や天皇杯を見ての通り、ポテンシャルは高い。今季は2月に右下腿部を肉離れし、長きにわたって戦列を離れていたが、12節のC大阪戦で今季初のベンチ入りを果たして以降、ナビスコカップのグループリーグ第6,7節に出場。以来、リーグ戦でも虎視眈々と出場機会を狙ってきた。今節出場となればJ1リーグでは今季初となるが、ようやく巡ってきたチャンスを無駄にすることなく、持ちうるパフォーマンスを最大限に発揮することだろう。
「出場となればリーグ戦では今季初だけに、現実的に今、チームの流れを考える余裕があるかといえば、はっきりしたものはない。ただ、自分がやれること、勝つためにできる仕事を集中力を切らさずにやり切ることが大事ですから。試合の中でうまくチームにあわせていけたらいいと思う(徳重健太)」

対するF東京は、前半戦の神戸戦( /jsgoal_archive/game/2010/20100100010220100717.html )で味わった悪いイメージをいかに払拭できるかだろう。というのも、その神戸戦はW杯による中断明け最初の試合になったのだが、早い段階で2点のリードを奪いながら、後半、反撃に出た神戸に圧倒され、試合終了間際に追いつかれるという屈辱を味わった。しかも、それ以降の戦績は先に書いた通りで、今振り返っても悪しきポイントになってしまったのは明らかだ。前節に引き続き攻守の要、MF森重真人が出場停止になるのは痛いが、いま一度チームとして自信を取り戻す中で、“お得意様”であるこの神戸戦を浮上のきっかけにしたい。

今節は今季初のユニバー記念競技場での開催となる。毎年、夏場に行われるユニバー記念競技場での戦いでは夏の風物詩ともいえる花火が打ち上げられるが、今節も例年同様、ハーフタイムの夜空に花火が舞うことになっている。しかもその数は、昨年の倍となる600発!
「花火もあがって、試合にも勝てば神戸ファンにとって最高の一夜になる。それを実現するために、いい試合を魅せたい(DF北本久仁衛)」

以上


2010.08.27 Reported by 高村美砂
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