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【J1:第21節 名古屋 vs 京都】プレビュー:首位の名古屋が最下位・京都を迎え撃つ一戦。絶好調の名古屋は積年の課題を克服し、さらなる首位固めといきたいところ(10.08.27)

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8月28日(土)J1 第21節 名古屋 vs 京都(19:00KICK OFF/瑞穂陸チケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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真の勝者へと変貌を遂げつつある名古屋が、またひとつ積年の課題克服に取り掛かる。2位に5ポイント差をつけた首位として臨む今節の相手は最下位の京都。誰もが「取りこぼしなく勝つ」と表現するだろう対戦だが、現在の京都には名古屋が苦手とする要素が含まれている。

それは「初物」だ。京都はシーズン途中より秋田豊コーチを監督に据え、新体制で現状の打開に乗り出した。しかし未だ新指揮官に初勝利の時は訪れていない。こういった状況での名古屋は、なぜか普段の力を発揮しきれないことが多いのだ。「弱きを助け、強きをくじく」という悪癖は、首位を堅持していく上では大きな障害となる。浦和、川崎F、G大阪という強豪との3連戦を上々の成績(2勝1敗)で切り抜けたいま、名古屋は細心の注意を払ってゲームに向かう必要がある。

とはいうものの、名古屋のチーム状態はすこぶる良好だ。金崎夢生と増川隆洋という好守の重要人物を欠いた前節も、終始支配されながら抜け目ない戦いで快勝を収めた。代役として出場した小川佳純や竹内彬も上々のパフォーマンスを見せた上に、スタメン復帰した中村直志が4年ぶりに得点するなど、ムードを上向かせるプレーも出てきている。金崎と増川の出場停止が明ける今節では、熾烈なスタメン争いを制したベストメンバーが、十分な休養を取って臨むことができる。ここ数試合は疲労も手伝って我慢の展開から逆転する試合が続いていたが、今回は前半からアグレッシブに攻める姿が見られそうだ。

しかし京都を侮ることは危険だ。3月27日(第4節)以来勝点3を手にしていない最下位のチームだが、秋田新体制下での変化は徐々に現れてきている。その中で際立った働きを見せているのが両サイドアタッカーだ。右の渡邉大剛と左の中村太亮はともにスピードとテクニックを兼備し、高い突破力を持つ怖い存在だ。現在の京都の攻撃は彼らを起点に始まるため、名古屋のサイドバックは1対1の局面で高い集中力を要求されることになる。サイドでの1対1が連続すれば、カバーに回る中央の選手がいたスペースが空いてくる。そこにディエゴやドゥトラなど一発の怖さを持った選手が入り込むことで、京都は決定機が見えてくるわけだ。そこで繰り広げられる名古屋のアンカー・ダニルソンとディエゴのド迫力の競り合いは、非常に楽しみなマッチアップとして注目しておきたい。

名古屋の攻撃面に不安はない。金崎が戻ってくることで、ケネディ、玉田圭司との強力な3トップが形成される。このところ3バックを基調としてきた京都だが、彼らに対応するには渡邉を1列下げた4バックにせざるを得ないだろう。そこで玉田や金崎が脅威となれば、京都の攻撃力をそぐこともできるわけだ。3トップの後ろには中村やダニルソン、ブルザノビッチといった“長距離砲”も控えているため、相手は次々とラインを下げての対応を迫られるに違いない。久々となる主導権を常に握った戦いで、名古屋がどのような試合さばきを見せるかは興味深いところだ。

首位として下馬評どおりに勝点3を得る。現在の名古屋にはそれを可能にする戦力が揃っている。怖いのは油断や慢心だが、最終ラインの闘将がそれを許さない。充実の名古屋が絶対優位の中、京都との対戦がどのような試合となるか、楽しみである。

以上


2010.08.27 Reported by 今井雄一朗
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