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【J1:第20節 大宮 vs 仙台】レポート:仙台15戦ぶりの勝利を「ごちそう」大宮からゲット! 大宮は苦手意識の払拭ならず(10.08.23)

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8月22日(日) 2010 J1リーグ戦 第20節
大宮 0 - 3 仙台 (18:01/NACK/12,506人)
得点者:3' フェルナンジーニョ(仙台)、34' 赤嶺真吾(仙台)、65' フェルナンジーニョ(仙台)
スカパー!再放送 Ch185 8/23(月)後05:30〜
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苦手意識や相性とは不思議なものだ。
昨季は天皇杯で、今季はリーグ戦とヤマザキナビスコカップで、計3度対戦がある大宮と仙台だが、すべて仙台が勝利している。だが、同カードとして直前の対戦であるヤマザキナビスコカップ(6月9日・予選リーグ第7節 /jsgoal_archive/game/2010/20100020010120100609.html )と昨日の試合に先発している大宮の選手は5名のみ。仙台も同様に5名のみ。それでも手倉森誠監督は「相性もあり、アドバンテージはうちにあった」と振り返っているし、2得点のフェルナンジーニョなどは「僕にとってのごちそう」と監督に出場志願をしたそうだ。
大宮の選手が試合前後に仙台は苦手だと口にすることはなかったが、「キモチで負けないようにと何度も言い合ったのだが、この一戦へのキモチで向こうに負けていた気がする」と渡部大輔がなぜか緩んだ空気を悔やんでいたのに始まり、北野貴之は「ココロで負けては本当の負け」と精神面の課題を口にする選手がほとんどだった。
試合自体は、なんの言い訳もできないほどの完敗。仙台にしてみれば、痛快なほどの完勝。80分を過ぎたあたりから帰路につき始める大宮サポーターと、アウェイまで詰め掛けた仙台サポーター席が時間が経過すればするほど熱くなる様とが好対照だった。
 
大宮はどことなくバランスが取れていなかった。この日は李浩が初先発し、青木拓矢とダブルボランチを組んだ。大宮に合流してまだ日も浅く「まだコンディションは70%」という李浩と青木のコンビネーションが何よりも上手くいかなかった。中盤のイヤな位置で奪われ、そのまま人数をかけない、まさにカウンターを受ける回数が多かった。両サイドからのクロスに、前線には赤嶺真吾が体を張っているし、フェルナンジーニョも絡む。仙台らしい堅守速攻をものの見事にさせてしまうこととなった。
「中盤で攻守のテンポがずれるから全体のパフォーマンスに影響した」と鈴木淳監督。李浩個人を責めることはもちろんしなかったが、彼が大きなブレーキとなったことは間違いない。

仙台は試合開始と同時にペースを握り、3分には早くも先制点。左サイドからの梁勇基のクロスがファーサイドのフェルナンジーニョに渡る。これについて北野は「人数が足りなかった」と悔やんでいるし、逆にフェルナンジーニョは「誰かディフェンダーが触ると思っていたから、ピンポイントで自分のもとに来て驚いた」と振り返っている。このボールをフェルナンジーニョはしっかりとゴールに流し込んだ。
「バカじゃないから立ち上がりの大切さはわかっている」と悔しさを全開にしていたのは藤本主税だったのだが、広島戦に続いてまたも同じ轍を踏んだ。これで、しっかり守って、走り勝つという良いときの大宮のプランが崩れることとなる。14分には、坪内秀介が負傷退場するというアクシデントも重なり、さらなる窮地に追い込まれた。再三のピンチは北野が体を張って守るが、それでも34分には2失点目を許してしまう。左サイド梁からパスを受けた斉藤大介がシュートを放つ。前方の赤嶺は「足元に来たので、触ろうと思った」と、とっさに足を出し、コースが変わったため、キーパーが防ぎきれず得点となった。

後半に入っても、終始ペースは仙台側にあった。中盤でキープも出来ず、かといってロングボールを入れていくことも出来ず「サイドを使って攻めたかった」(市川雅彦)が、サイドを使う攻撃も見られず。得点の匂いすら漂わない。すると65分、ボールを奪いに行ったところから仙台にしてみれば思うつぼとも言えるカウンターへ。フェルナンジーニョが左サイドをドリブル突破からあっさりネットを揺らす。0−3となり、試合はこの時点で決まった。

「14戦勝てなかったチームがこの勝ち方。力がなかったら、こんな勝ち方はできない」と手倉森監督はご満悦。だが、そう言いきるだけのことはあり、はっきりした自分たちの戦い方で勝利を収めたことは自信になるはずだ。
一方の大宮の要因は明らか。ひとつは中盤のコンビネーション。バランス、テンポが崩れ、それを修正しきれなかったことが大きい。次いでメンタル。「キモチで負けていた。それが悔しい」と北野を始め多くの選手が振り返った。苦手意識からなのか、それともここまで5戦負けがなかったことの影響なのか。いったんネジを締めなおさなくてはならない、そんなことを自覚させてくれる敗戦でもあった。

以上
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