本文へ移動

今日の試合速報

国立競技場に10,000名様無料ご招待 9/14 19:00KO 国立競技場 FC東京vs名古屋
国立競技場に10,000名様無料ご招待 9/14 19:00KO 国立競技場 FC東京vs名古屋

J’s GOALニュース

一覧へ

【J1:第20節 鹿島 vs C大阪】レポート:止まらないセレッソの快進撃!今季初の3連勝で暫定2位に躍り出る(10.08.22)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
8月21日(土) 2010 J1リーグ戦 第20節
鹿島 0 - 1 C大阪 (18:33/カシマ/19,024人)
得点者:55' 乾貴士(C大阪)
スカパー!再放送 Ch308 8/23(月)後00:00〜
新機能/試合速報一覧はここをクリック!!
クラブサポーター対抗totoリーグ投票受付中!
----------
セレッソ大阪の快進撃が止まらない。W杯の中断後の8試合を5勝2分け1敗と好成績を残していたが、この日も2位の鹿島を撃破。今季2度目の3連勝で2位を奪い取った。

序盤、最初にチャンスを掴んだのは鹿島だった。大迫勇也が最終ラインの上本大海へ猛然とプレスをかける。すると上本のフィードが大迫の足にあたり、中盤にコロコロと転がる。それを拾った野沢拓也から斜めに走り込んだ興梠慎三、そして大迫とパスがつながり、大迫がミドルシュートを放つもゴールを外れてしまった。しかし、鹿島が前半につくった決定機はこの1回のみ。徐々にC大阪がペースを掴み、自慢の3シャドーである乾貴士、清武弘嗣、家長昭博が前を向いてドリブルを仕掛ける回数が増えていった。

かといってC大阪も圧倒的に試合を支配したかといえば、そうでもないだろう。前半10分には、清武のポスト直撃のヘディングシュートがあったものの、こちらの決定機もその1回だけだった。しかし、ゴール前を通過するクロスの回数はC大阪が圧倒。鹿島DF陣のちぐはぐな対応もあり、前半のリズムを掴んでいたのはアウェイチームの方だった。

前半、無得点に終わったが、より落ち着いて後半に入れたのもC大阪の方だったはずだ。W杯中断後、奪ってきた19点のうち、実に16点が後半に奪ったもの。後半開始10分以内に得点を挙げた試合も4試合あり、鹿島としては注意していたはずだった。しかし、それでも先制点はC大阪に入るのである。
高橋大輔が右サイドから中央の家長昭博にパス。家長はこれをワンタッチで高橋へ返すと、サイドラインを駆け上がる高橋はさらにワンタッチで斜め前に走る乾へパス。このパスワークに鹿島の守備陣は付いていけない。フリーで抜け出した乾がゴール右から思い切って右足を振り抜くと曽ヶ端準を弾いたボールはゴールへと突き刺さった。

その後もペースを握るC大阪。鹿島は65分に佐々木竜太、本山雅志を投入して流れを引き寄せようとする。66分には佐々木が右サイドを抜け出すビッグチャンスを迎えたものの、猛烈なスピードでクロスに飛び込んだ興梠のシュートはヒットせず、バウンドしたボールはゴールを外れていった。
その後、遠藤康も前線に入れて攻撃姿勢を強めたが、目下リーグ最少失点を誇るC大阪の堅陣は崩せない。84分には野沢拓也と興梠の壁パスからようやく決定機をつくったが、野沢渾身のシュートもGKの松井謙弥が横っ飛びで弾きゴールを死守。単発のチャンスメイクでは相手ゴールを脅かすことも難しかった。

試合後、カシマスタジアムは拍手とブーイングが入り乱れた。鹿島の選手たちの多くが膝に手を付き、徒労感を露わにする。対象的に、C大阪のベンチでは歓喜の輪がくるくると回っていた。
これで鹿島は4試合勝ちなし。上位が足踏みしているおかげで勝点はそれほど離されていないが、今年もまた夏場に勝点を落としてしまっている。どのチームも夏場は苦労するとはいえ、毎年同じことを繰り返しては進歩がない。レギュラーメンバーの年齢を考えると、初出場初先発だった宮崎智彦が久々の清涼感をもたらしてくれように、新しい血を加えて運動量を保つことを考えていかないと厳しい時期に来ているのかもしれない。

以上

2010.08.22 Reported by 田中滋
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2024/08/06(火) 19:00 ハイライト:Jリーグ選抜U-15 vs ニューカッスル ユナイテッド U15【Jリーグインターナショナルシリーズ2024 アカデミーマッチ】