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【J2:第23節 横浜FC vs 愛媛】プレビュー:必要なのは着実な一勝。勝利に飢えた愛媛を迎え、「全力を出しきる」今年の横浜FCの原点に帰ることが勝利への近道。(10.08.22)

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8月22日(日)J2 第23節 横浜FC vs 愛媛(18:00KICK OFF/ニッパ球チケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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横浜FCと愛媛が前回戦ったのは4月24日(第8節)。その時横浜FCは4連敗中で、失点をすると勢いをすぐに無くしてしまう粘りのないチーム、そして愛媛は6試合で3失点の堅守を武器に開幕から2勝2分2敗と着実な戦いをしていたチームだった。そして、試合はセットプレーからの2得点で愛媛が勝利。2得点ともに、横浜FCのDFが愛媛のDFに競り負ける形での失点であり、両チームのチーム状態がそのまま表れた試合だった。しかし、今回の対戦を迎えた両チームは、その時とは対照的なコンディションにある。ここ8試合で勝点17を積み上げて調子が上がってきた横浜FCに対して、愛媛は8試合勝利がない。もちろん、だからといって、この試合の展開がコンディション通りに推移する保証はない。横浜FCは、ようやく見えてきた上位進出に向けて、愛媛は泥沼を脱出すべく、お互いに勝点3という唯一の目標に向けた死闘になることは間違いない。

前節の北九州戦後の記者会見で、岸野靖之監督は「相手が攻勢に出るときも耐えられるようになったし、前に行く力も少し出てきた。相手の状況を理解してサッカーするということが少しできてきた」と、上向きになった要因を振り返った。立ち上がりに北九州がロングボールを入れてきても10分も経たずにペースを取り戻したこと、バックパスのミスからの失点後にも慌てずに3点目を奪ったことは、チームとしての芯が通ってきたことの表れだ。入団してからの3年間チームの中心にいる八角剛史も「岸野さんがベースを作ってきてそれを曲げていないことで、簡単にブレなくなった」と、チームの成長が結果に繋がってきていることを実感している。岡山戦で連敗をしなかったこと、北九州戦で連勝を果たしたことといい、確かに階段を上っている。順位表にちょっとだけ目をやると、第2グループが射程に入ってきたことも確認できる。しかし「まずは愛媛戦の勝点3を着実に取ること」と、岸野監督の頭には目の前の敵を倒すことしかない。そして、そのポイントは「全力を出しきる」という今年の横浜FCの原点だ。

「(北九州戦の失点シーンは)ホベルトのミスもあったが、そのあとDFが滑ってでも体で防がないといけないし、その前にホベルトに出してしまった展開力、キーパーの対応力の問題。(ミスの)後の対応が非常に弱い。あれがなければ、もっと早く勝負をつけれたし、もっと点を取れていた」(岸野監督)と、あと一歩出し切れていない部分を悔やんでいる。ここ最近の練習は、非常に細かいディテールの指導が増えているが、せっかく掴みつつある上昇気流を逃さないためにも、戦う姿勢に妥協は許されない。階段を確実に登り、上位にふさわしいチームとなるためにも、この試合で出し切る姿勢を貫くことが求められる。

「愛媛はしっかりボールをつないでくるし、攻める時間もある」と岸野監督が評するように、愛媛は攻撃の形を持っているチームだ。前節の柏戦は、3失点で敗れたものの、ワイドな展開とサイドバックを絡めた攻撃は十分に可能性を感じさせるものだった。問題だったのは、サイドを攻められた時の守備陣の位置取り。バルバリッチ監督はスライドが遅かったことを課題として挙げたが、スペースを確実に埋める動き、守備陣同士で助けるための動きを90分続けることが、地道だが重要なプレーとなる。岸野監督も勝負のポイントとして先制点を挙げているだけに、愛媛としては守備での集中を切らさずに先制点を与えないこと、これが勝利への鍵となる。選手、サポーター、そしてこの試合にやってくる「オ〜レくん&たま媛ちゃん」全員が勝利に飢えていることは間違いない。この試合を泥沼から抜け出すきっかけにしたい。

岸野監督は、8月17日に行われた横浜FM対山形の試合を観戦。1-0で勝利した山形の戦う姿勢に勇気をもらったと言う。「山形の方が体を張るし、切り替えが早いし、ねばる、走る。そして、ユニフォームは泥だらけ」。全力を出しきる姿勢が求められるのは横浜FCにとっても、愛媛にとっても同じだ。咽から手が出るほど欲しい勝利に向けて、ユニフォームを泥だらけにして粘り勝つのはどちらか。気持ちと執念が伝わる試合を期待したい。

以上

2010.08.20 Reported by 松尾真一郎
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