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【J1:第17節 大宮 vs 湘南】レポート:大宮が初の連勝で暫定13位浮上、湘南は苦しい4連敗(10.08.08)

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8月7日(土) 2010 J1リーグ戦 第17節
大宮 3 - 0 湘南 (18:03/熊谷陸/9,279人)
得点者:4' 深谷友基(大宮)、61' 石原直樹(大宮)、82' ラファエル(大宮)
スカパー!再放送 Ch180 8/8(日)深00:00〜
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大宮にとっては、ダービーと同等もしくは意味のある湘南戦だった。「下位との対戦というのは、勝点を奪わなくてはならないと同時に、相手に勝点を与えないという意味がある」と試合前に鈴木淳監督は話していた。勝点の離れた上位に対する勝利は、単に自分たちの勝点を積み重ねることに過ぎない。だが、自分たちと順位が近い相手や下位との対戦で勝利すれば、相手に直接的にダメージを与えることが出来る。少しでも早く降格圏内を脱し、上位に近づきたい大宮にとって下位同士直接対決はまたとないチャンスであり、逃すことのできない重要な試合となった。結果は大宮が開幕戦以来の3−0で快勝。試合後、選手・スタッフの表情が非常に対照的なものとなっていたのが印象的だった。

18時開始の試合は、気温30.1度、湿度59パーセントと決して条件は良くないものの、夕方の風に吹かれ、さほど苦しさを感じない状態でキックオフした。大宮の布陣は通常通りの4−4−2。左サイドに橋本早十が入り、左サイドバックには鈴木規郎、ラファエルと市川雅彦の2トップでスタートした。対する湘南は田原豊を4試合ぶりに1トップに据えた4−5−1の形。

試合開始直後の4分、大宮にとって今季最も早い時間帯に得点が入る。ゴール前やや右での競り合いからフリーキックを得ると橋本がゴール前に柔らかなボールを入れる。これをラファエルの頭が捉えるもポストに阻まれるが、今度は深谷友基が左足で押し込んだ。

この大宮にとって早すぎる先制点が、残り40分強の前半をぎこちないものにしてしまう。監督や選手のほとんどが口にしているが「得点したあと受身になってしまった」。前半、湘南にいくつかのチャンスを作られてしまう。もちろん大宮にもチャンスはあったのだが、決めきれない。「ひょんなことから(相手にも)得点が入ってしまう可能性がある」(坪内秀介)どちらともいえない時間帯が過ぎる。この日の攻撃は、ポゼッションにこだわることなくシンプルに相手ディフェンスのウラを突こうというものにシフトチェンジ。特にこのところ好調な渡部大輔が右サイドを果敢に動きまわり、チャンスを作った。特に40分、自ら放ったクロスはゴールの匂いを感じさせた。

後半開始から、石原直樹を投入。市川を左サイドに出し、起点を作る。すると、あっというまにチャンスがいくつも生れる。51分には、セットプレーから渡部のクロスに中央で市川がヘディングシュート。直後には藤本主税がGKとの1対1になり落ち着いてシュートを放つ。流れが完全に大宮に傾いた61分、待望の追加点が、この日最も得点の欲しかった石原から生れる。右サイド渡部がキープし折り返すと、ミスパス気味のこのボールがラファエル、藤本とつながる。最後は藤本から浮きだまクロスに石原が技ありジャンピングボレーを突き刺した。古巣相手のエースの一発はなんと8試合ぶりの一発でもあった。

試合を決定付けるダメ押しの一発は82分、カウンターから。金澤慎がドリブルで持ち上がると、右サイド藤本がラストパス、最後はラファエルが「慣れ親しんだ形」でディフェンダーを交わしグラウンダーのシュートでネットを揺らした。試合はこのまま終了、3得点と爆発した攻撃陣だけでなく、前半の厳しい時間帯を守りきった堅守が光った一戦となった。

良いところなく敗れた湘南は、まるで敗戦が続く時期の大宮にそっくり。「敗れるときはいつも同じ形。先制点を取れれば守れると思うのだが…」と都築龍太が振り返るとおり、いったん失点し逆に点を取りにいくとバランスを崩し相手のカウンターを食らってしまう。「攻守にもっと強くならないと」と村松大輔。降格圏を脱するまで、まだまだ苦しい日々が続きそうだ。

一方の大宮は久々に降格圏を脱した。「勝ったからこそ次が大事といえる」と笑顔で坪内は話す。負けても勝ってももちろん次の試合は大事だが、勝ったからこそ連勝で一気に上を狙える。「下位のプレッシャーを感じずにプレーできる」と話したのはラファエル。次の磐田戦もホーム戦だけに、のびのびとの大宮のサッカーを見せて欲しい。この日の戦いぶりは次へのそんな期待も抱かせるものでもあった。

以上
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