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【J2:第21節 柏 vs 東京V】プレビュー:真夏の戦いは、柏にとって越えなければならない険しい峠。ハードワークが武器の好調・東京Vに走り勝ち、4試合ぶりの勝利を掴み取れ!(10.08.08)

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8月8日(日)J2 第21節 柏 vs 東京V(18:00KICK OFF/チケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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8月は試練の時期である。5試合中3試合は徳島、愛媛、北九州という遠方アウェイ。ホーム2試合も21日には2位甲府との直接対決を控えている。そして今節は、最近6戦を3勝3分という好調の東京Vが相手だ。

ここまでの19戦無敗によって「Jリーグ新記録」などともてはやされているが、中断明けは3戦3分と勝ち切れていない。前節対戦した徳島は柏の予想に反し、仕掛けずに自陣でブロックを作ってきた。柏はその守備ブロックを攻略できずに手を焼き、ミスからボールを失ってはカウンターを受け、逆に体力を削がれた。一筋縄ではいかない対戦相手が、柏対策の戦い方をしてくる。しかもこのうだるような暑さ……。ネルシーニョ監督は「選手にはクオリティーと自信がある」と語っているが、上記のいくつかの要素によってそのクオリティーが前節は発揮できていなかった。

相手がリトリートすることでスペースがないのなら、どうすればスペースが生まれるのか。前線が動いて相手のポジションをずらすのか、もしくは個の力で打開するのか。質の高いプレーを引き出すために、最も重要なのはクリアな思考とハードワークだろう。「攻守ともボールがない時のポジショニング、プレッシャー、そういうのを1人ずつが考えて、体力的にきついけど行かないといけない」と栗澤僚一が丁寧に解説してくれたように、苦しい状況下でも高い集中力を持続させ、良い判断を連動できれば柏らしさは戻るはず。それは攻撃面だけでなく、このところセットプレーからの失点が目立つ守備面でも同じことが言える。
また、その他のことに目を移せば、林陵平が横浜FC戦で負った怪我がようやく癒えた。「ヴェルディ戦には絶対に出たいですからね」と古巣相手に意欲を燃やし、4日に行われた青山学院大学との練習試合でも先制ゴールを挙げてネルシーニョ監督に猛アピールしており、自らのゴールで古巣を撃破した第4節の再現を虎視眈々と狙っている。

対する東京Vは、第15節以降の6戦を3勝3分、しかも前節は2位の甲府の14戦続いた無敗をストップさせた。間違いなく昇り調子にあり、第4節で柏と対戦した時とは全く別のチームと考えた方が良い。開幕当初は出遅れたが、気づけば失点の少なさは柏に次ぐリーグ2位。順位も9位まで上げ、今節の他チームの成績次第では昇格圏間近の4位へ到達する可能性がある。
この好調の要因は、チームに規律やハードワークといった部分が浸透してきたからに他ならない。甲府戦は相手のシュートがポストに直撃するなど幸運にも助けられたという見方もできるが、それは裏を返せば、東京Vの守備陣が体を張り、球際の競り合いで激しく戦い、ゴールマウスをとらえたシュートはことごとく弾き返したから、甲府の選手の放つシュートに微妙なズレが生じ、それがポスト直撃やわずかにゴールを逸れた「運」を呼び込んだとも言える。しかも、甲府戦は「勝点3」を手にした“結果”だけに満足することなく、試合内容についてはさらなる向上・改善を期して、日立台へ乗り込んでくる。出場停止の飯尾一慶の代わりを務める高木俊幸、そして高木善朗、河野広貴、若い力にも要警戒だ。

柏が勝利を挙げるためには、東京Vのストロングポイントであるハードワークを凌駕し、足を止めずに質の高いサッカーをすることが必要とされる。この夏場の戦いは頂点を目指す柏にとって険しい峠のようなもの。柏がもう一皮剥けるため、ポゼッションスタイルを成熟させて強いチームへ変貌を遂げるため、この峠は絶対に越えなければならない。

以上

2010.08.07 Reported by 鈴木潤
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