本文へ移動

今日の試合速報

夏休みはJリーグに遊びに行こう! 全国で180,000名様ご招待!
夏休みはJリーグに遊びに行こう! 全国で180,000名様ご招待!

J’s GOALニュース

一覧へ

【J2:第21節 福岡 vs 愛媛】プレビュー:ここからが勝負。愛媛を下して上昇気流に乗れ!(10.08.08)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
8月8日(日)J2 第21節 福岡 vs 愛媛(18:00KICK OFF/レベスタチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
スカパー!生中継 Ch178 後05:50〜
☆ついに1等的中サポ登場!クラブ対抗totoリーグ投票受付中
----------
どっちが勝つ?Voter[8日16時現在、福岡62506票 vs 愛媛290605票!]

物事には運とタイミングが存在し、そのタイミングを見逃さず、一見偶然のように見える運を味方につけた時、物事は大きく前に動き出す。そしていま、福岡はそんな状況の最中にいる。
5連勝を含む7戦負けなしで、3位の千葉に勝点2差に迫る4位で中断期間を迎えた福岡。しかし、中断明けは第18節で最下位(第17節終了時点)の草津に敗れ、翌19節は17位(第18節終了時)の岡山に引き分けて1分1敗。自分たちのサッカーを表現できずに勝点5を落とした現実は、一度は昇格レースからの脱落も覚悟しなければならなかった。
ところが、ライバルチームが揃って足踏み。消化試合が1試合少ないにも拘わらず順位は変わらず。3位の千葉とも実質的な勝点は開いていない。奇跡的な運の良さは、サッカーの神様が追い風を吹かせているとしか思えない。

しかし、風を受けているだけでは前には進めない。そして、追い風をいつまでも活かせなければ、その反動は追い風以上に大きい。篠田善之監督は話す。「混戦の中、運よく順位が変わっていないが、普通ならあり得ないこと。周りの状況に救われるのではなく、自分たちの力で勝っていかなければ、いつまでもこんな状況は続かない。今週は勝負」。
スタッフ・選手、そしてファン・サポーターが一丸となって勝利を掴むことが、現在の状況を味方につける唯一の方法。福岡は勝点3だけを目指して、聖地・レベルファイブスタジアムのピッチに立つ。

迎える相手は愛媛FC。守備陣にけが人が続出したことも要因となって、第15節以降は4連続2失点以上を喫して1分3敗と低迷していたが、直近の2試合では失点を1に抑えて2分。チームの最大の持ち味である堅守が戻りつつある。その戦いのスタイルは、特定の選手に頼るのではなく、全員がハードワークして守備的に戦い、ワンチャンスを活かしてゴールを目指すというもの。そして、それは福岡が最も苦手とするスタイルでもある。過去2試合同様に難しい相手であることは間違いなく、受けて立って勝てるような相手ではない。

その愛媛を下すためのポイントは、どうやって相手の最終ラインの背後を陥れるかという1点にある。今週のトレーニングに重点が置かれたのもこの部分。愛媛が守備陣形を整える前に素早くボールを背後へ運ぶこと、ブロックを固められたときは、ボールを大きく動かし、それに伴って長い距離を走ること、ゴール前で何度も動き直すことなど、愛媛の守備網に穴を開けるためのトレーニングを何度も繰り返してきた。
そして、2試合で1得点と一時の勢いをなくした攻撃陣を活性化させることを期待されているのが、トップ下でプレーする城後寿だ。大けがを克服して本格復帰を果たして間もない城後は、本人も認めるように、まだまだ本来の力を発揮しているとは言い難い。しかし、前へのパワー、ボールを高い位置で収める能力は、今の福岡には必要不可欠の力だ。「前に入ったボールを収めるのか、取られるのかは個人の能力のところ。しっかりとキープして起点を作りたい。そして、自分の復活を待ってくれている人たちのために、リハビリ中、自分を支えてくれたスタッフのためにゴールを奪いたい」と本人も話す。

彼と連動することになる中盤の選手たちも、城後がトップ下でプレーすることを歓迎している。「お互いに信頼してパス交換ができている。キヨ(久藤)さん、源気(永里)と同じイメージが描ける選手なので、やっていて楽しい。ゴールに行くまでの崩しという部分では、プラスアルファとして積み上げられると思う」と話すのは中町公祐。永里も「キヨさん(久藤)、マチ(中町)、スエ(末吉)に城後が加わることによって、また違った間とか、タイミングが作れる。自分としてはやりやすい」と話す。
過去2試合では、ロングボールに頼るあまりに単調な攻撃に陥り気味だったが、城後を加えた中盤の5人が、どんなハーモニーを奏でるのかが注目される。

そして何より重要なのは、いかに自分たちのサッカーを展開できるかという点にある。例年以上に力の差がないのが今シーズンのJ2。相手の特徴や、戦術に合わせた戦い方は必要だが、それは、あくまでも自分たちのサッカーを活かすためのものでしかない。結局のところ、自分たちのサッカーを貫いたチームが最後に笑うことになる。そして福岡は、チャレンジャー精神にあふれるスピーディでアグレッシブなサッカーで勝点3を目指す。その先にあるJ1の扉にたどり着くために。

以上

2010.08.07 Reported by 中倉一志
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2024/07/31(水) 22:00 ハイライト:浦和vsニューカッスル【Jリーグインターナショナルシリーズ2024 powered by docomo】