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【J1:第14節 C大阪 vs 山形】レポート:乾貴士、清武弘嗣が今季初ゴール! 前線のタレントが結果を残したC大阪、山形に快勝。(10.07.25)

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7月24日(土) 2010 J1リーグ戦 第14節
C大阪 3 - 0 山形 (18:04/長居/19,880人)
得点者:50' アドリアーノ(C大阪)、58' 乾貴士(C大阪)、66' 清武弘嗣(C大阪)
スカパー!再放送 Ch180 7/25(日)深00:00〜
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日中から強い陽射しが照りつけ、試合が行われた夕刻でも32.1℃を記録した大阪長居スタジアム。その厳しい暑さのなかで行われたC大阪と山形の一戦では、「C大阪がオフェンシブな姿勢をしっかり出して、ゴールを狙っていた。逆に山形はディフェンシブな試合運びをされていた。そこが差になって、スコアに出たと思う」とC大阪のレヴィークルピ監督が試合後の会見で述べたように、攻めるC大阪、守る山形という色合いの濃い内容が終始展開されていた。

C大阪は開始早々の3分からチャンスをつかむ。MF乾貴士のスルーパスからFWアドリアーノに絶好機が訪れるも、シュートは山形DF石井秀典にゴールライン上でクリアされ、得点ならず。27分にはMF家長昭博がハーフウェーライン付近から中央をドリブル突破して豪快な左ミドルを放ったが、ボールはクロスバーを直撃。その後も押し込み続けるC大阪だが、山形の堅く深い守備ブロックを、前半はなかなか崩しきれない。逆に、山形も少ないチャンスから、FW田代有三のポストプレーや、DF石川竜也の飛び出しなどでC大阪ゴール前に迫ったが、シュートは枠を捉えず。前半は両者スコアレスで折り返す。

それでも、「前半と同じようにやっていけば、いつかは絶対に点が入るから、時間の問題だからと思ってやっていた」と乾。「前半も攻めにくくはなかったし、相手に主導権を握られている感じはなかった。90分守り続けるのは相手も難しいと思うし、サッカーは後半、(スペースが)空いてくるものなので、普通の展開だった」と家長。今のC大阪に焦りはなかった。

また、ハーフタイムでは、「ビルドアップのところから前の4人がもう少し早いタイミングでパスを引き出すように」と、前線のテンポをさらに上げるよう指示を出したC大阪レヴィークルピ監督に対して、山形の小林伸二監督は「ダブルボランチにして(守備を)ちょっと堅くした」と守備をさらにテコ入れしたが、結果的に指揮官のアドバイスが功を奏したのは、C大阪だった。

試合が動いたのは、後半開始早々の50分。家長がDF2人の間を抜く絶妙なラストパスを出すと、このボールを受けたアドリアーノが相手を1人かわして右足を思い切り振り抜いた。C大阪がナンバー9の2試合連続ゴールで均衡を破ると、その8分後、「C大阪の顔」の1人、乾に待望の瞬間が訪れる。MF清武弘嗣からの縦パスを受けた7番は、ペナルティーエリア手前からDFのタイミングを一瞬ずらしながら、右足で強烈なグラウンダーのミドルシュート。これが勢いよくゴールネットを揺らした。苦しみ続けてつかんだJ1初得点に、乾は喜びを爆発。ベンチ前ではチームメイト、スタッフから手荒い祝福を受けていた。

さらに66分、山形にとどめを刺したのは、ドイツに旅立った香川真司の後継者として期待を集める清武。家長の丁寧な左足ループパスを受けると、胸でワントラップしたあと、すかさず左足でシュート。これが「狙い通り」に、山形GK清水健太の手の届かない、絶妙なコースに決まった。清武としてもC大阪移籍後、これがうれしい初得点。この1点で勝負は決した。

75分にはアドリアーノが2枚目の警告で退場となり、数的不利の戦いを強いられたC大阪だが、「選手たちはその後、非常に冷静に試合をコントロールして、最高の結果を勝ち取ってくれた」(レヴィークルピ監督)。山形の拙攻に助けられたところもあったが、最後まで相手に得点を許さず、今季6勝目を完封で飾り、勝点を23に伸ばした。

「今日は4人の前線の選手が揃って初めていいパフォーマンスをした」と、C大阪レヴィークルピ監督は攻撃陣を称賛。しかし、全体的には「いい部分も出せるようになってきたが、まだまだ修正すべき点がある」と、手綱を締めることも忘れてはいなかった。

一方、山形は、前節の仙台との「みちのくダービー」勝利の勢いを活かせられず、C大阪に完敗。前半からボールを回され続けたことで疲弊してしまい、後半途中から数的優位になるも、「相手が10人になってから、サイドを使った攻撃がもう少しできなかったかなということは、少し残念」と小林監督。エースの田代もシュート1本に抑え込まれた。「(C大阪の)個の力というのは、すごく長けているし、ああいう形で出て行ってシュートまで行かれるのは、あまり経験がないので、そこについては、今度やれるときには楽しみ」と、小林監督はかつて率いていた古巣との再戦でのリベンジを誓っていた。

以上

2010.07.25 Reported by 前田敏勝
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