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【J2:第19節 東京V vs 徳島】プレビュー:再開初戦を白星で飾った東京Vと徳島。一巡目最後の対戦を制し、後半戦へさらなる弾みをつけるのは、自分たちのスタイルの追求を目指す東京Vか。新外国籍選手加入で戦力アップ必至の徳島か。(10.07.25)

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7月25日(日)J2 第19節 東京V vs 徳島(18:00KICK OFF/西が丘チケット販売はこちら
スカパー!生中継 Ch172 後05:50〜
--試合速報--
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勝てば、相手と勝点で並ぶ。現在9位の東京Vにとって、勝点3差で追う8位・徳島は、今最もモチベーションの上がる対戦相手の1つと言えるだろう。「同じ(順位)ぐらいの相手の方が、やりがいがある。燃えます!」と平本一樹も、より一層気合いが入るという。リーグ戦再開後初のホームゲーム。「何としても勝って、サポーターにとっても、自分たちにとっても、ハッピーな1日にしたい」(富澤清太郎)。

中断期間中、川勝良一監督は「せっかく負けていなかったのに、中断が入ったことでその流れが切れてしまうのはイヤだった」と、(中断前の)9戦4勝4分1敗の‘負けない’流れを維持することを、最も重要視していた。その意味では、前節の再開初戦を手堅く攻めて勝ち、不敗を維持して後半戦をスタートさせたことは、非常に大きな成果だったと言えよう。内容そのものも、「ボールを大きく蹴ってくる相手にもつられず、しっかりと中盤を作って主導権を握り、ラストの点を取る前までは崩せていた」と、指揮官は及第点を与えている。

最近では、開幕から厳しく求められてきた、運動の量と質、ボールの回し方、個々の技術など、川勝サッカーに必要な基本要素の質が大きく落ちることは、ほぼなくなった。「どの相手に対してもDFラインを高くし、ビルドアップしながらボールが持てるようになったところは成長した。これからは、次の段階へのステップアップ」と川勝監督。より質が高く、より楽しく、そして強い。さらなる魅力的なサッカーの確立を目指す。

そこでまず上げたいのが、得点力だろう。今季17試合中、2点以上の複数得点を挙げたのは、第9節・水戸戦(4-0)、第12節・草津戦(2-0)のわずか2試合に止まる。だが、この結果以上に川勝監督は「決して守りっぱなしのチームじゃない」と、内容の方を評価している。とはいえ、やはり目標とする人の心を捉えるサッカーには、2点目、3点目というゴールシーンは必要不可欠だろう。
絶対的なストラーカーのいない東京Vとしては、「特定の前線選手2,3人が10点以上取るのではなく、分散してもいいから、10点に近づく選手を何人も作りたい」(川勝監督)。チームとしていかに点を取るかが重要となる。

今節注目したいのが、菊岡拓朗の出場停止、高木俊幸のU-19日本代表帯同に伴いチャンスを得るフレッシュな選手だ。中断前最後の第17節、初先発の阿部拓馬が初ゴールと結果を残したことで、チームが非常に盛り上がったことはサポーターの記憶にも新しいはず。「機会を得て何が大事かと言えば、数字(得点)を残すこと。そういう選手は、その人自体が戦術になる」と、監督も大きな期待を寄せる。筆頭となる井上平「1点取れればノッていける」、阿部「自分の持っている力を出し切りたい」、高木善朗「早く点取りたい」と、それぞれアピールに燃えている。彼らの台頭が、今後の東京Vレベルアップの鍵を握っていそうだ。

対する徳島も、中断明けを白星スタートさせ、気分良く東京へと乗り込んでくるだろう。さらに徳島にとって楽しみなのは、新外国籍選手・ドゥグラスの存在ではないだろうか。この試合、初出場が予想されている。
毎年、非常に的確な補強を行う美濃部直彦監督だが、今季開幕前に補強の満足度について尋ねた。その際「本当に欲しいのは、黙っていても1人で点が取れてしまう選手」と話していたが、果たしてドゥグラスはそれに該当する選手なのか。エース津田知宏の相手役としても、実に興味深いところだ。

当然、新外国籍選手に、「周りと合っているかの問題はあるだろうが、個人技にはケアが必要」と、東京V側も警戒はしている。ただ、「ウチのバウル(土屋征夫)とカンペイ(富澤)が集中さえしていれば、試合中に対応してくれるはず。だから、特定の選手のために(戦術を変えるなど)チームが振り回されることはない」と、川勝監督は自チームの両センターバックに全幅の信頼を寄せている。土屋、富澤とも、相手の能力が高ければ高いほど燃えるタイプなだけに、ドゥグラスとのマッチアップは非常に注目して見たいところだ。

また、この試合が誕生日のGK土肥洋一は、徳島を「ウチと似ているチーム」だと表現する。「フォーメーションや前線へのボールの入れ方に違いはあるけど、しっかりと守って、中盤が間延びせず、コンパクトに保った中でサッカーをするという部分が似ている」のだという。だが、最後にはやはり、「相手よりも自分たちがどうできるかの方が重要」だと、指揮官と同じところに行き着く。開幕から言い続けている「自分たちのサッカーの追求」での徳島打倒が、今節も東京Vのテーマだ。

川勝監督は、「意地でもイージーミスはしない。どんな時もボールを大切に扱うのがヴェルディのプライド」だと説く。
この試合は、ピッチと観客席が非常に近い西が丘サッカー場で行われる。猛暑に屈することなく、プライドをかけて90分間走り、闘い続ける選手たちの姿を、目の前で一人でも多くの人に見て欲しい。

以上

2010.07.24 Reported by 上岡真里江
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