7月18日(日) 2010 J2リーグ戦 第18節
大分 0 - 1 甲府 (18:04/大銀ド/14,518人)
得点者:76' 秋本倫孝(甲府)
スカパー!再放送 Ch183 7/19(月)後00:30〜
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約1ヶ月ぶりにリーグ戦のピッチに立ったホームチームは、ようやくベストメンバーに近い構成で試合に臨んだ。累積警告により出場停止のFWのチェ・ジョンハン、左足関節脱臼骨折で離脱のSB小手川宏基を除くものの、「ある程度のメンバーが固定できるようになった」(皇甫官監督)。
滑り出しは上々だった。ケガにより今季初出場の藤田義明がCBに入ったことで最終ラインが安定した。持ち味であるコーチングとカバーリングを存分に発揮してラインを高くコントロールさせると、サイドチェンジを交えて丁寧にビルドアップ。懸案であった守備は、ボランチやサイドハーフとのバランスは良好で、マークの受け渡しもスムーズで破綻をきたさない。試合の前々日に「サッカーは守備ができれば、攻撃は上手く機能するもの」と皇甫官監督が話したように、2トップの高松大樹が前線でキープし、東慶悟がスペースに抜ける動きを繰り出す。さらに前半は、これまでになくポゼッションを高め、左右のサイドから崩す展開が見られた。「前半につくったチャンスを得点につなげかった」と内田昴輔が悔やんだように、ボールの終着点となる中央での迫力に欠けた。
中盤のスペースを大分の2トップにいいように扱われた甲府は、システムを変更。後半に藤田健のポジションを1つ下げ、「ボランチを2枚にして調整した。中盤のポジショニング、最終ラインのポジショニングを意識させバランスが良くなった」(内田一夫監督)。また、前線から徐々にプレッシャーをかけると、大分は前半のようなパスワークは影を潜め、ロングボール一本槍となる。形勢を逆転させた甲府は76分、CKからこぼれ球を秋本倫孝が押し込み先制し、それが決勝点となった。
甲府は「後半優勢になったのはウチが良かったのではなく、相手の運動量が落ちたから。ボールへの寄せも甘いし、攻守の切り替えも遅かった。勝てたことが良かった、それだけ」と秋本が試合後ぶ然とした面持ちで振り返ったように、本調子ではなかったものの13試合連続負けなしのクラブ新記録を更新した。一方の大分は、後半に失速。放ったシュートは2本では勝てず10試合連続未勝利となった。試合後、選手からは「内容は悪くない」との声が聞かれた。その印象は決して間違いではないが、90分間通してポゼッションを高められるかどうか。中断期間に取り組んだサッカーの手応えを、確かな力に換えられるのは勝利しかない。
以上
2010.07.19 Reported by 柚野真也
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