7月17日(土) 2010 J1リーグ戦 第13節
大宮 0 - 1 名古屋 (18:03/NACK/13,624人)
得点者:76' ケネディ(名古屋)
スカパー!再放送 Ch308 7/18(日)深02:00〜
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ホーム再開初戦、ワールドカップの余波に加え3連休の初日ということもありNACK5スタジアムでの今季最多となる13624人の来場者数を記録した。オレンジ色に染まったスタンドが待ち望んだのは勝利のみ。リーグ戦でということになると、鈴木淳監督就任直後の5月1日第9節京都戦以来見放されている白星をどうにか手にしようと戦った。だが逆にワールドカップ以降、引退説まで話題に上った田中マルクス闘莉王のワンプレーから失点を喫し、取り返すことなく試合を終えた。今節2日目の結果次第では現状の16位すらキープできない可能性も浮上する、厳しい結果となった。
大宮は、川崎F戦からいくつか変更されたスタメンがピッチに並んだ。コンディションが戻りきっていなかった安英学に、藤本主税が先発復帰。加えて、途中加入で登録されたばかりの鈴木規郎がいきなり中盤の左サイドに抜擢された。一方、深谷友基、坪内秀介のセンターバックに変わりはなく、マトの出番はこの日もなかった。名古屋のスタメンにも、サプライズはあった。途中出場が濃厚と見られていた闘莉王が本人も驚いたというスタメン出場。前線のケネディ、GK楢崎正剛と3人のワールドカップ戦士が並んだ。
序盤、ペースを握ったのは名古屋だった。相手の中盤を自由にしてしまい、ボールを保持された状態が続いたがベンチからの修正もあり時間とともに落ち着きを取り戻す。「前半はカウンターからいいチャンスもあった」とボランチで先発出場した青木拓矢が振り返っているように、効果的なカウンターで相手ゴールを脅かす。鈴木規郎も大宮での初先発とは思えないほど、攻守に存在感を発揮していた。
「ゲームプランが変わった」とストイコビッチ監督が嘆く出来事が起きたのは42分。名古屋・ブルザノビッチがそれまでも激しくやりあっていた石原直樹を倒してしまいこの日2枚目の警告で退場に。後半に入ると、数的優位にたった大宮は圧倒的に主導権を握ることとなる。
だが、その数的優位があだとなる。「人数が多いのだからボールを回せて当たり前という空気になり、前線へ効果的なチャレンジができなかった。チャレンジがなければファウルもとれない」と藤本がつぶやくとおり、中盤でのスローなパス回しに終始しなかなか相手ゴールに迫ることが出来なかった。
金澤慎、ドゥドゥと攻撃的な交代がなされ、停滞するパス回しに動きが生まれ始める。だが、76分、CKからの流れの中からサイドで闘莉王にボールをさらわれると、そのまま前線に運ばれ右サイドからスピードあるすばらしいクロスが入る。ゴール前に入っていたケネディがヘディングで叩き込むとこれがネットに突き刺さる。痛恨の失点を喫してしまう。
人数が少ないこともあり、後半ゴール前を固めていた名古屋がこの得点によりその色をさらに強くする。だが、大宮も負けじと反撃。迫力ある攻撃にスタジアム全体が沸きあがった。まず、83分渡部大輔が左サイドに投入されると、直後に中央へ切れ込んでシュートと得点のニオイを感じさせてくれる。87分、左サイドを上がっていた村上からのマイナスのクロスにラファエルが左足をニアで振りぬくもバーを越える。ロスタイムに入っても左CKからゴール前のファーサイドで深谷がディフェンダーを交わしGKと1対1となるも、楢崎のファインプレーの前にはじき返され、試合はこのまま0−1で終了した。
名古屋にとっては、今一番苦しい闘莉王が絡んだ得点はとても大きなものとなるだろう。ストイコビッチ監督が「シンプルに勝つために」スタメン起用された彼は「監督には頭が上がらない」といいつつきっちり結果に結びつけて見せた。次節以降続く上位対決に向け幸先の良い再開初戦となった。
大宮は、敗れはしたものの青木が安定感を見せ、鈴木の活躍が光るなど収穫はあった。中2日で迎えたこともあり全体的に重さが見られたことを考えれば次に向けて切り替えもしやすいのではないか。次の試合まで1週間、どのような修正が見られるのか楽しみにしたい。
以上
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