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16時からは、選手たちによる出し物、「レイソルオンステージ」の開始である。ビシッと着こなした桐畑和繁選手は持ち前のマシンガントークを放ち続け、応援番組『REYSOL TIME』のMCでお馴染みの岡田亜紀さんのテンポの良い司会進行で後半の部は進んだ。

ゲームはA〜Eのチーム対抗形式。各イベントで点数が加算され、優勝を競い合った。最初は『走っちゃダメヨ！借り物競走』でスタート。タイトルのとおり、いわゆる借り物レースである。「今日誕生日の人」というお題を受けた藏川洋平選手は、この日（７月10日）に誕生日を迎えた18歳と16歳の女の子をスタンドから連れてきたり、「布部陽功コーチ」を引いた渡部博文選手は、わざわざクラブハウスまで走り、しっかりと布部コーチを引っ張ってきたり。その他、「結婚予定のカップル」「iPad」といった難題もあったが、見事に選手たちはクリアしていく。

続いては『迷画伯は誰？絵心選手権』。１回目は「ミッキーマウス」、２回目は「ピカチュウ」がお題となり、それぞれ茨田陽生選手、菅沼実選手が１位を勝ち取る。だが注目すべきは一昨年のファン感謝イベントの同コーナーで、伝説の「レイくん」を描き、日立台を爆笑の渦に巻き込んだ柏が誇る迷画伯・澤昌克選手の作品であろう。ある意味、ファンの期待を背負っていた澤画伯は、今回もまたオリジナリティ溢れる芸術を生み出し、プレー同様の独創さが会場を沸かした。

『Reyコレ５BATTLE』では、選手たちが女装して登場。手の込んだメイクとファッションに、選手が登場する度に日立台のスタンドからは笑い交じりの歓声が上がった。まず１回目のステージに登場したのは大谷秀和選手、酒井宏樹選手、田中順也選手、村上佑介選手、比嘉厚平選手の５人。小柄なイケメン、比嘉選手の女装にはスタンドから「かわいい〜」と声が上がり、その比嘉選手が優勝したが、このメイクにはメイクアップのスタッフだけでなく、小林祐三選手も手伝いをしたらしい。そして２回目のステージでは大津祐樹選手（＋同伴の川浪吾郎選手）、古賀正紘選手、北嶋秀朗選手、菅野孝憲選手、水野晃樹選手という顔ぶれ。ここでは水野選手が自慢（？）の美脚を露わにし、女性の雰囲気を醸し出す。スタンドからは拍手喝さいで２回目のステージでは水野選手が見事に優勝。柏へ移籍して間もないが、このパフォーマンスで柏サポーターのハートをがっちり掴んだに違いない。

ここで優勝チーム発表。その結果、渡部選手、近藤直也選手、古賀選手、レアンドロドミンゲス選手、菅沼選手、橋本選手のBチームが優勝し、菅沼選手が優勝のバナーを高々と掲げた。

まだまだイベントは終わらない。一旦、選手たちは引き上げ、今度は先ほどの10名だけでなく、全員が女装して再登場すると、AKB48の『会いたかった』の熱唱が始まった。柏美女軍団の熱演にサポーターは大爆笑。しかし、やっている選手たち自身が一番楽しそうである。病みつきになった選手が、女装で柏の街を徘徊してしまわないか少々心配だ。なにしろ意外と似合っていた選手も多かったから……。

閉会時には北嶋選手、磐田へ期限付移籍をする菅沼選手が挨拶し、次いで壇上に上がったネルシーニョ監督は、女装の選手たちを見て「今見ている光景が信じられない」と笑いを誘った後、力強く後半戦の勝利をサポーターに約束した。すると今度はサポーターから監督へサプライズイベントである。７月22日、60歳の誕生日を迎える監督へ「ハッピー・バースデー」の合唱とケーキが登場だ。感激のあまり、ネルシーニョ監督は目を潤ませ、言葉を詰まらせた。

そして締めくくりは選手たちによる『会いたかった』のアンコール。今度は、先ほど挨拶のために参加しなかった菅沼選手も加わり、ファン感謝イベントを締めた。
村上選手会長を中心に、選手たちは充実したファン感謝イベントの開催、おつかれさまでした。前人未到の無敗昇格を目指して、後半戦もがんばってください。

以上

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2010.07.15 Reported by 鈴木潤