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【J1:第11節 G大阪 vs 京都】京都側レポート:粘り強い守備で、京都が万博で、G大阪から勝点を奪う!(10.07.15)

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7月14日(水) 2010 J1リーグ戦 第11節
G大阪 1 - 1 京都 (19:05/万博/9,093人)
スカパー!再放送 7月16日(金) 後09:30 Ch.183
得点者:47' 平井将生(G大阪)、62' 角田誠(京都)
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京都は万博でG大阪相手に引き分けに持ち込み、勝点の積上げに成功した。遠藤保仁不在で、運動量も上がらなかったG大阪だったが、攻撃力のある相手にアウェイで勝点を獲得したのは大きいだろう。

京都は守備を4バックに戻した。渡邉大剛を右に、中谷勇介を左に配置。そして、安藤淳をアンカーに入れた。前線には右に宮吉拓実、左にドゥトラを置き、トップに柳沢敦。その下にディエゴと角田誠の布陣となった。布陣が変わった京都に対しG大阪が慎重な入り方をしたこともあり、スロースタートでゲームは進む。
京都が右サイドの渡邉のスペースを大きな展開で活用すれば、G大阪も二川孝広、橋本英郎がバイタルエリアでボールを受けてチャンスを作り、21分、24分とフィニッシュまで持ち込んだ。31分にはG大阪のバックパスを奪い、36分には宮吉とのワンツーでドゥトラがシュートを放つも決められず前半はスコアレスとなった。

後半、開始2分に京都は一瞬の隙を作ってしまう。中盤中央で武井択也から平井将生に縦にボールを入れられると、京都DFがスライディングでクリアするものの大きく蹴り出せず平井に拾われ、決められてしまう。
これで攻撃に出るしかなくなった京都は後半15分、柳沢、ドゥトラに代えて中村太亮、加藤弘堅を投入し、サイドの活性化と中盤の守備力アップを図る。
これで反撃ムードが出た京都はその2分後、左にいた増嶋竜也からのクロスに水本裕貴が体勢を崩しながらもシュートを放つと、相手にブロックされたボールが角田の前にこぼれる。これを角田が鋭く右足を振り抜きG大阪ゴールに突き刺し、京都が同点とする。

その後、両チームとも運動量が落ちると、ポゼッション力のあるG大阪が優位にゲームを運ぶ。途中出場の佐々木勇人の右サイドからの走り込みにパスが送られるなど、京都はG大阪の攻撃に押し込まれる場面が目立つようになる。加えて、ディエゴや中村太亮などが前を向いて速攻を仕掛けようとしても、周りと連動する場面がなかなか作れず、攻撃がフィニッシュで終わらないこともあり、京都としては疲労の溜まるゲーム展開となった。だが、最後の所で最終ラインが相手の攻撃を跳ね返して1−1のまま試合を終わらせ、京都は勝点1を獲得した。

試合後、中谷が「焦れないで我慢して」と語った通り、粘り強い守備への意識が勝点をもたらしたと言って過言ではない。相手が、ポゼッション力がありパスをつないで崩してくるG大阪ということを考えれば、京都としては多少押し込まれる場面が続いても仕方がないだろう。
苦言を呈すれば、京都が守備ブロックを敷き、G大阪のサイドバックにボールが入った時、宮吉、中村太亮(またはドゥトラ)がきちんとアプローチに行っているので、サイドバックからセンターバックに入るボールを、京都の前線の選手が狙う場面をもう少し作ってほしかった。もし、そこでボールを奪えればカウンターの成功率は高まるだろう。サイドバックがセンターバックに送るのを怖がりゴールキーパーまで返すことになれば、さらにG大阪のリズムを崩せただろう。
京都の選手の守備への意識は高く、そこからの攻撃への展開も早い。これは京都の大きな特徴で、強みでもある。もっと自覚しても良いだろう。この京都の強みがG大阪相手にハマったという印象だ。これが次の相手、湘南(7/18@西京極)にも発揮できるか、大きな挑戦となるだろう。

以上


2010.07.15 Reported by 武田賢宗
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