7月14日(水) 2010 J1リーグ戦 第11節
川崎F 0 - 0 大宮 (19:03/等々力/17,722人)
スカパー!再放送 7/15(木) 再放送 17:30 Ch.180
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試合後、両チームの選手からは「勝てる試合だった」という言葉が聞かれた。どちらも決定的なチャンスを作ったが、どちらも決めきることができなかった。客観的に見ればドローは致し方なし、妥当な結果だったのではないだろうか。
川崎Fは川島永嗣、鄭大世が海外移籍、レナチーニョと森勇介が出場停止と厳しいチーム事情。この試合は中村憲剛と稲本潤一のダブルボランチの前に谷口博之を配し、攻撃時には黒津勝と谷口の2トップになるような新布陣で臨んだ。中断期間のテーマであったディフェンスという部分では、チーム全体の意識は高かった。
だが攻守の切り替えでは大宮も組織的でスピードがあり、ボールへのアプローチも早かった。川崎Fはなかなかゴール前に選手が入っていくことができず、逆にシンプルなサイドアタックからオーバーラップしてきた杉山新に折り返しを入れられ、ゴール前に入り込んできた青木拓矢にGKと1対1の場面を作られた。ここは川島に代わって出場したGK相澤貴志のビッグセーブに助けられたが、ひやりとさせられスコアレスで前半を折り返す。
後半に入ると川崎Fは中村のポジションを上げて攻撃に出るが、大宮のゴールネットを揺らすことができない。あと一歩という状況が続くうちに運動量が落ちてスペースができはじめると、大宮にカウンターから逆襲を浴びるようになってくる。1点勝負の様相を呈してきた終盤、中村を起点に崩しをかけて決定機を作り出すが、伊藤宏樹の折り返しをゴール前で合わせた黒津のシュートは枠を外れてしまう。最後まで両チームともにゴールを挙げることができず、0-0でタイムアップとなった。
川崎Fとすれば前半を失点ゼロで折り返して徐々に攻撃のギアを上げていくのは、ある意味ゲームプランどおりだったかもしれない。だが新しい組み合わせの布陣である上に、ワールドカップ帰りの中村、稲本がチームに完全合流したのはこの試合の1週間前。連携面はまだこれからという印象が残った。だがメンバーが大幅に入れ替わっていたことを考えれば、これから実戦をこなすごとにいいチームに仕上がっていく予感がある。
一方、大宮も守備に関しては大きな破綻もなく、川崎Fのプレッシャーが弱まった時間帯はパスをつないで崩す攻撃の形が多く見られ、これまでの堅守速攻型からワンランク上のレベルを目指す鈴木淳監督の意図が伺えた。ラストパスやフィニッシュの精度では課題を残しているが、この夏の補強を含めて戦力が整ってくれば勝点を伸ばすことができそうだ。
いずれにしても、ドローという結果はお互いに満足できるものではないが、今後に向けて光明を見いだした再開初戦だったのではないだろうか。次節、川崎Fは鹿島(7/17@カシマ)、大宮は名古屋(7/17@NACK)と中2日で対戦する。両チームともに、この週末のゲームがひとつのターニングポイントになりそうだ。
以上
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