本日、山形県山形市の「山寺 後藤美術館」にて「みちのくダービー2010共同記者会見」が行われました。会見での出席者のコメントは以下の通りです。
7月17日(土)J1 第13節 山形 vs 仙台(19:00KICK OFF/NDスタ)
前売り券は完売。なおこの試合は、スカパー!・スカパー!e2で独占生中継されます。
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[出席者(選手)]
モンテディオ山形:宮沢克行選手、田代有三選手、秋葉勝選手
ベガルタ仙台:千葉直樹選手、菅井直樹選手、※永井篤志選手は体調不良のため欠席
司会:「それでは、J1初のみちのくダービーに懸ける選手たちの思いを伺ってまいりましょう。まずはモンテディオ山形を代表しまして、宮沢克行キャプテンから、J1初のみちのくダービーに向けての抱負をお願いします」
●宮沢克行選手(山形):
「J1でこのダービー戦が戦えるというのは、僕たちにとってとても幸せなことです。その試合が中断明けの一発目の試合ということと、あとはダービー戦ということで否応なしに盛り上がると思うので、本当にいい試合をしたいと思います。そしてモンテディオが勝利したいと思っています」
司会:ありがとうございます。それでは続きまして、ベガルタ仙台を代表して千葉直樹選手から、J1初のダービーに向けた抱負をお願いします。
●千葉直樹選手(仙台):
「J1で初めて山形さんと対戦することになりまして、僕らはJ1としては1年目なのでチャレンジャーという気持ちを忘れずに、山形さんに挑んで、いい勝負ができればいいなと思います」
司会:ありがとうございます。続いて、山形のはえぬき、秋葉勝選手にうかがいたいと思いますが、山形ユース時代の監督、仙台の手倉森浩ヘッドコーチとの対戦ということになりますが、期するところをぜひお聞かせください。
●秋葉勝選手(山形):
「高校時代にお世話になった浩さんと対戦するというのはJ2時代にもあったんですけども、そんなに意識せずに、今の成長した自分の姿を見せられればいいかなと思います」
司会:初めてのダービーとなります、田代有三選手。鹿島時代にはこのようなダービーはなかったと思いますが、いかがでしょうか。
●田代有三選手(山形):
「初めてなので、サポーターのみなさんがすごい楽しみにしているし、すごい盛り上がると聞いているので、僕にとっては初めてですけれど、すごい楽しみです」
司会:さあそして、山形中央高校出身、菅井直樹選手、山形での試合ということになりますが、特別な思いはありますか。
●菅井直樹選手(仙台):
「高校時代、常にそこで試合をしてきたので、思い出深いグラウンドで試合ができるということで、精一杯頑張りたいと思います」
司会:秋葉勝選手、仙台戦でいくつかゴールが生まれてますけども、印象深いゴールはありますか?
秋葉勝選手:
「一番近いゲームは2つ憶えてます。アウェイで(味方が)退場してしまって逆転負けした試合(08年、J2第14節)とか、ホームでしっかり勝てたゲーム(08年、J2第20節)は憶えています。
司会:宮沢選手、これまでもたびたびダービーで激突しているベガルタ仙台ですけれども、ベガルタ仙台のイメージといいますと、どんなイメージがありますでしょうか。
宮沢克行選手:
「イメージですか……。まあ、マスコットが元気がいいというイメージがあります。あと、対戦するには嫌なチームです」
司会:対して山形の印象は、千葉選手、いかがでしょうか。
千葉直樹選手:
「僕は数多くダービーを戦ってきたので、対戦したことを憶えていないんですけど、でも今年の山形さんは、もともと去年までの手堅いチームとしての守備、プラス前線にまたいい選手を獲って、チームとしてすごい完成しているというイメージがあるので、簡単には崩れないなと感じています」
司会:デビュー戦も山形戦でしたよね。
千葉直樹選手
「そうみたいですね。これはわかんないです」
司会:中断明けの大事な一戦ということになりますけれども、それに向けて田代選手、準備は万端といったところだと思いますが、いかがですか。
田代有三選手:
「はい。今はちょっと体がきついですが、あと1週間ちょっとあるので、それに向けて全部ぶつけていきたいです」
司会:古巣のチームメートだった平瀬選手との対戦もありますね。
田代有三選手:
「平瀬さんとは一緒にやっていないんですけど、ナカシ(中島裕希)とはやっているので、楽しみです」
司会:ありがとうございます。そして菅井選手は今回のダービーではどんなプレーを意識して戦っていきますか。
菅井直樹選手:
「誰もが見ておもしろいと思うプレーができたらいいなと思いますし、お互い意地と意地のぶつかり合いだと思うので、真剣に戦いたいです」
司会:J1初のダービー、今か今かと多くのサポーターのみなさんが待ち構えています。今日も多くのサポーターの皆さんが駆けつけてくださってますが、改めて、ベガルタのサポーターの皆さんに千葉選手からメッセージをお願いします。
千葉直樹選手:
「数多く、毎回山形のスタジアムにまで仙台のサポーターが駆けつけてくれるんですけれども、今回も同じように山形のスタジアムなんですけれども、仙台のサポーターがたくさん押し掛けてくれて、僕たちを盛り上げてくれるのを期待しています」
司会:そして宮沢選手のほうから、改めて山形のサポーターへ向けてメッセージをお願いします。
宮沢克行選手
「例年なら山形でやるダービーも半分半分、(スタンドに)相手のサポーターが入ってしまうという状態だったんですけど、今年はモンテディオの青いサポーターのほうが断然多いという話を聞いているので、モンテディオ山形を愛するサポーターのみなさんに絶対勝点3を取って、試合後によろこび合いたいと思います」
司会:ここからは、報道関係のみなさまからの質疑応答を受けてまいりたいと思います。
Q:各チームを代表して宮沢選手と千葉選手に伺います。みちのくダービーが後半戦のスタートになるわけですが、お互いに中断期間にキャンプを張って鍛えてきたかと思います。どういった点を重点的に強化してきたかと、後半戦全体に対する意気込みをお願いします。
千葉直樹選手:
「中断期間中は、僕たちグアムでキャンプを張りまして、地獄と言われる、本当にもう体をすごいいじめられまして、大きく言うと、精神的な面をすごい鍛えられたと思います。もちろん、J1で戦うためのスピード、それから体ですね。そういうものを徹底的にやったうえで、そのスピードを活かせるような戦い方を後半戦にできればいいなと、そういうイメージでやってきました。後半戦は、順位が今、僕らのほうが下ですし、納得のいく順位ではないので、勝利するという難しさをすごい前半戦も知ったなかだったので、勝点を本当に地道に積み重ねていくことの大切さをあせためて感じました。そのへんを重点的に後半戦は戦っていきたいと思います」
宮沢克行選手:
「僕たちは海外には行かず、地元の酒田のほうに行ってキャンプを張りました。日頃、試合が重なるとやれない練習を自分たちは多くやれたと思っています。フィジカルの再構築もやりましたし、いろんなシステムに順応できるような組織の確認の練習もしましたし、しっかりと中断明けとその後の試合に向けて準備はしてきました。後半戦の意気込みとしては、やはり最初の試合に勝って勢いに乗って勝点を重ねていきたいと思っているのは事実ですし、自分たちが今年目標に挙げた勝点50、10位以内というのをしっかり頭に入れて、その目標が達成できるようにやっていきたいなと思います」
Q:宮沢選手と千葉選手にズバリとお聞きしたいのですが、何対何でどちら勝つか。決意のほども含めてひと言いただけますでしょうか。
千葉直樹選手:
「控えめにしておきます。1-1で。アウェイなので、僕らは。そういう戦い方でも仕方ないかなと思っています」
宮沢克行選手:
「やっぱりホームなので、3-0で勝ちたいと思います。いや、勝ちたいと思いますというか、別に3点とかこだわりはないんですけど、それくらいの意気込みでいきます。3-0と予想してます……予想(笑)。自分がそういうふうになるように頑張ります」
Q:お互いのキャプテンに伺いたいのですが、お互いのチームで一番警戒する選手というのは誰かいらっしゃいますでしょうか。
千葉直樹選手:
「やっぱりダービーということで、東北出身の秋葉選手は、僕は若い頃から見ていた選手だったので、一緒にはやったことはないですけども、期待している選手です」
司会:それを受けて、秋葉選手、ひと言お願いしたいと思います。
秋葉 勝選手:
「ミスター・ベガルタと言われる千葉選手にそんなことを言ってもらえるのはすごくうれしいことで、大変うれしいです」
司会:それでは、宮沢選手からお願いします。
宮沢克行選手:
「結構たくさんいるので、この人というのは断定できないかなというイメージです。ただ、ここのいる2人は調子が悪いほうがいいと思います。僕たちにとっては」
Q:田代選手に伺いたいのですが、今日履いているスパイクは、確か本田選手がワールドカップで日本をベスト16に導いたスパイクだと思います。それはやはり、ゴールを決めるという意気込みと受け取ってよろしいのでしょうか。
田代有三選手:
「そうですね。やっぱり無回転で決めていきたいと思います」
Q:先ほど、お互いのチームの気になる選手という質問がありましたが、自分たちの戦い方として、みちのくダービーでこういうところがポイントになってくるという点をどのように考えてらっしゃるかを、それでは秋葉選手、菅井選手にお願いします。
菅井直樹選手
「ちょっと難しいんですけど、シーズン始まって、手堅い守備から速いカウンターというのを徹底的にやってきたので、それですね」
秋葉 勝選手
「仙台さんは今年、立ち上がりの早い時間帯に点を入れてそのまま逃げ切っているイメージがあるので、試合の入り方が重要になるのではないかと思います。あとは中断明けの1試合目ということで、ゲーム勘とかそういうこともありまして、試合の入り方が大事かなと思います」
Q:仙台サイドの質問ですが、菅井選手は数年前からJ1でみちのくダービーをやりたいいうことを常々おっしゃってたと思うんですけども、田代選手は初めてということで、J2時代からダービーを戦ってこられた4選手に、J1で初めてみちのくダービーができるということについてどういう印象をお持ちかということをお願いします。
千葉直樹選手:
「逆に、すごいレベルの高い試合をしなくちゃいけないのかなと、そういう責任感もあります。見に来てくれるお客さん、仙台のサポーターや山形のサポーター、両方やっぱりいいゲームを望んでいると思うので、もちろん勝ち負けはありますけども、少しでもレベルの高いゲームをお見せできればなと思います」
菅井直樹選手:
「僕はひと言で言うと、すごい楽しみです。ずっと夢見てきた戦いなので、非常に楽しみです」
宮沢克行選手:
「初めてですよね、J1でやれるというのは。それは今までの歴史を感じるし、その第一歩だというふうに思っています。J2でもあれだけ盛り上がってた試合がJ1でできるということで、それは地域にとっても盛り上がるいいことだと思っています。選手にとっても注目される、またプレッシャーのかかる厳しい戦いができるということは、自分たちのサッカー選手としての価値を高めることができる一戦でもあると感じています。本当にこういう戦い、今年だけじゃなくて、ずっと将来的にもできるように、お互い切磋琢磨していければいいんじゃないかなと思っています」
秋葉勝選手:
「東北でJリーグのチームが2つしかないという状況で、それがしかもJ1でできるというのは、すごく東北にとってこれからサッカー熱が高まるようなことじゃないかなと思いますし、それがとても素晴らしいことだと思います」
司会:田代選手からもお願いします。
田代有三選手:
「仙台さんと山形で試合をすることによって、東北のサッカーが盛り上がればいいと思いますし、それで興味を持っていただける方がたくさん出て、試合を見にきていただければありがたいなと思ってます」
Q:今回のダービーは監督同士の対戦という意味でも注目が集まると思いますが、千葉選手と宮沢選手に、それぞれの監督自慢をしていただきたいのですが。
千葉直樹選手
「監督自慢ですか?……双子です!(笑) 本当にいい意味で性格も違う双子が、それぞれの良さと悪さをうまくかき消しながらというか、時に揉めることもあるみたいですけれども、結局それでいいものを生み出してくれるので、それを僕たちに伝えてくれるという監督ですね。あとは選手と非常に近い位置にいる監督なので、何でも相談できるし、本当に気さくに話しかけられる監督です。あと、戦術面はここでは抜きにしておきます」
宮沢克行選手:
「いいお父さんです。コミュニケーションも取れるし、あとは、ダメなことをそれで終わりにしないということですね。そこで終わらないということ。次につなげようとしてくれることが、僕らにとって本当に助かる存在です」
以上
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