本日、東北電力ビッグスワンスタジアムにてSAMURAI BLUE(日本代表)としてワールドカップに出場した矢野貴章選手の会見が行われました。
席上でのコメントは以下のとおりです。
●アルビレックス新潟 田村貢社長
「ワールドカップ前の会見では、ワールドカップに対する矢野貴章選手の思いや意気込みを聞いていただきました。私も現地で2試合ほど見ました。カメルーン戦で矢野選手がピッチに入った瞬間、感激しました。テレビで見ている新潟のサポーター、ご家族の皆さま、後援会の方々の喜びは私よりも大きかったと思います。それだけワールドカップのピッチに立つということは、貴重です。日本を代表する一握りの選手たちが厳しいトレーニングを積み、いろんな思を受けてのプレーだと思います。そういう意味でも私は幸せな瞬間をスタジアムで味わうことができて光栄に思っています。
長谷部誠選手((VfLヴォルフスブルク/ドイツ)が最後に『Jリーグを見てください』というコメントを出しました。日本代表のほとんどの選手がJリーグでプレー、またそこから海外に行った選手です。1993年にJリーグができて、ようやくこの舞台に立てたのだなと感じます。Jリーグを発足させた各方面の方々、新潟を育ててくださった、たくさんの方々の力が、この結果に結びついたことを、私もその関係者の一人として感謝と感動を覚えています」
●矢野貴章選手
「夢であったワールドカップに出場し、その中で戦って、ほかのチームメイトも話していたように、まだまだあそこでやりたかったです。日本代表のチームでまだまだサッカーをしていたかったというのが正直な感想です。ワールドカップが始まる前は不安な気持ちもたくさんありました。練習試合でも結果が出なかったですし。ただ、初戦のカメルーン戦に向けて、誰一人逃げることなく立ち向かっていったことが勝利につながったと思いますし、カメルーンに勝ったからこそグループリーグを突破することできたと思います。
本当に数多くのことを経験できたと思いますし、その中で、まだまだやらなければならないことがたくさんあることを気付かせてもらいました。やっているときは無我夢中でしたが、負けてスタジアムを出るときはすごく寂しい気持ちになりました。もっとあのピッチに立っていたかったという気持ちが強く残りました。またあの舞台に立てるように、頑張らなければならないと思いましたし、これからの新しい目標が発見できたと思っています。
南アフリカという遠い場所にもかかわらず、たくさんの日本のサポーターが応援に来てくれました。新潟でたくさんの人が応援してくれているという話も聞きました。本当に感謝したいです。応援してくれた人たちの力があったので、頑張ることができたと思っています。本当にありがとうございました」
【質疑応答】
Q:ワールドカップを戦って身につけた、一番大きなものは。
「すべての面において足りないということを感じました。あの舞台で戦わなければ、そうことは気付かせてもらえなかったと思います。そういうことを見て、感じたことが大きかったと思います」
Q:カメルーン戦に出場して、世界で自分が通用すると感じた部分、差があると思った部分は。
「自分の高さ、スピードは通用すると思いました。世界と戦っていく上で足りないのは、一番は経験。それによって生まれてくるメンタルは足りないと思いました」
Q:カメルーン戦でピッチに入ったときの気持ちは。
「あの状況、残り10分くらいだったので、とにかく失点しないで終わらせることを考えました。夢であるピッチに立ったという喜びを感じながら、いまやれることをやろうと思ってプレーしました」
Q:日本代表で練習して得たもの、岡田武史監督から掛けられた印象的な言葉は。
「毎日、たくさんのものを練習から得ました。お互いが試合に出るために必死になって練習したことが、チーム力を上げることにつながったと思います。自分も試合に出るという思でやっていました。その中で、もっと練習しなきゃいけないなと気付かされたことは良かったと思います。
岡田監督は常に『腰の引けたプレーはしてほしくない』と話していました。サッカーを楽しむ気持ちを忘れてはいけない、チャレンジする気持ちを持ち続けなければいけない、ということを気付かせてもらいました」
Q:PK戦で敗れたパラグアイ戦をどんな気持ちで見ていたか。
「自分も一緒にピッチで戦っている気持ちでした。なんとか勝ちたいと思いました。日本代表のGKには止めてもらいたいと思ったし、キッカーには決めてもらいたいと思っていました。僕だけじゃなく、チーム全員がそう思っていました。まだまだ次の試合がしたいと思っていました」
Q:日本代表はどんなチームだと思いますか。
「非常にチームワークが良かったです。ベテランの選手がチームをまとめることに対して気を使ってくれていました。年上も年下も関係なく意見を言い合える関係でした」
Q:今日は七夕ですが、願い事をするとしたら。
「まだ終わったばかりですが、4年後もピッチに立てるように、です」
Q:試合に出られない中での自分の役割はどうとらえていたか。
「いつ、どのタイミングで呼ばれるかわからないので、常に出られるように準備をしていました。試合に出られない選手たちが、出ている選手たち以上に頑張らなければならないという気持ちで普段の練習をやっていました」
Q:対戦相手で、すごいと感じた選手は。
「どの選手もすごかったと思いますが、オランダのスナイデル選手ですね。決定力やワールドカップでも余裕を持ってプレーしている自信がすごいと思いました」
Q:これからJリーグで戦う上での目標は。
「1日も無駄にしたくないと思います。与えられたことをやっているだけではダメ。常に上を目指してやっていかなければならないと思います。自分のポジション、FWとしてはもっと得点、結果にこだわっていきたいです。チームとしても、もっと上の順位を目指さなければならないし、優勝争いをしたい。それができる力はあると思っています。もちろん優勝したいです」
Q:自身の海外移籍については。
「海外に行くことが、すべてではないと思っています。自分にとって、チャンスだったり、プラスになるようだったらチャレンジを考えようと思っています」
Q:帰国してから、ご家族とはどんな話を。
「特別には話していないですが、無事に帰ってきて良かったという感じでした。日本が頑張ったこと、僕が試合に出たことを喜んでくれました」
Q:お父さんのお墓参りは。
「行きました。戦ってきたと伝えました」
Q:試合中、ブブゼラの音は気になりましたか。
「うるさかったです。話もできないくらいでした。ビッグスワンの歓声とは全然ちがって、圧迫感がありました」
Q:南アフリカにいる間、アルビレックスが恋しいと思ったことは。
「いつも考えていましたよ。向こうにいるときに、何が一番ほしかったかといえば、永田充選手がほしかったです(笑)。普段からいろんな話をしていますから。大会中も電話で話しました」
以上
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