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【日韓交流 湘南ひらつか七夕記念サッカープレシーズンマッチ 湘南 vs 釜山】レポート:雨中の日韓交流戦は互いに譲らず。ドロー決着にも収穫を見る。(10.07.04)

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7月3日(土) 日韓交流 湘南ひらつか七夕記念サッカープレシーズンマッチ
湘南 1 - 1 釜山 (19:01/平塚/3,602人)
得点者:10' イ ジョンホ(釜山)、25' 田原 豊(湘南)
プレビュー・試合後の両監督、選手コメント
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湘南、釜山ともにリーグ戦再開を間近に控えたプレシーズンマッチである。雨模様のなか、集中力の高い両者の攻防は1−1のドローで決着した。

先制したのは釜山アイパークだった。10分、コーナーキックからDFイ・ジョンホがニアに走りこみ、巧みに頭を合わせてねじ込んだ。「セットプレーは反省点です」そう肩を落としたのは、マークに付いていた田村雄三である。

それにしても釜山は長身揃いだ。先制ゴールを沈めた186cmのイを筆頭に、ベンチ入りメンバーを含めて軒並み180cm超の選手が名を連ねている。といって、高さに頼るスタイルではない。変則的な3−4−3は、時に両翼を広げ、前線に5人が張り出す。中盤の底では元湘南のキム・グンチョルが舵を取り、長短のパスを繋げて攻撃を組み立てていく。

システムを含めて相手の情報がないなかで、しかし湘南のコンパクトなディフェンスは次第に機能していく。田村とハン・グギョンがボランチを組み、後ろの2ラインでしっかりとブロックを築く。相手の攻勢をそいだ湘南が追いつくのに、さほど時間は要さなかった。25分、臼井幸平のクロスに田原豊がヘッドで応える。この直前、フリーキックのクリアボールを釜山が拾いカウンターに転じていたとしたら、数的不利になりかねない状況だっただけに、高い位置でボールを奪い返したことも見逃せない。

同点で迎えた後半、時間とともに選手を入れ替え、とりわけ6枚のカードを最終的に使い切った釜山は人とボールの動きが活発になる。「途中から入った選手の質の高さやスピードに圧倒されたところがあった」と反町康治監督曰く。中盤で奪い、奪い返す攻防のなか、ロングボールを交えてフィニッシュまで持ち込んだのは釜山のほうだった。後半に入り、慣れ親しむKリーグの使用球に変更したことも、釜山の攻勢の要素としてはあったかもしれない。かたや湘南もGK都築龍太が至近距離弾を弾き、ゴール前での相手の決定機には選手たちがこぞって体を投げ出した。あるいは高く張り出した釜山のウイングバックの裏を突いて阿部吉朗がミドルを撃ち、セットプレーにも追加点の匂い漂う。そして、都築が釜山のシュートを阻んだところで長い笛が響いた。

反町監督は言う。
「再開に向けての準備段階で、大きな怪我人が出なかったこと、またジャーンや田村など試合から遠ざかっていた選手たちがこうしたオフィシャルなゲームでプレーできたことは非常によかったと思っている。前半は非常にタクティカルでよかった。まだまだゲーム体力の部分はできていないが、いいかたちで仕上げていきたい」

立ち上がりに失点こそしたが、先制されても追いつきドローに持ち込んだ。また「新たなトライの一環」と指揮官が位置づけた組織的な守備に掴んだ手応えは小さくない。リーグ再開まで10日あまり、怪我に留意しつつ、このまま淀みなく歩を進めていきたい。

以上
■湘南の再開初戦はこちら
7月14日(水)J1 第11節 鹿島 vs 湘南(19:00KICK OFF/カシマチケット販売はこちら


2010.07.04 Reported by 隈元大吾
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