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【Jリーグプレシーズンマッチ2010 大分 vs 福岡】プレビュー:ワールドカップもいいがJリーグもある! リーグ戦再開に向け大分と福岡が再戦(10.07.02)

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7月3日(土)
Jリーグプレシーズンマッチ2010
大分 vs 福岡(18:00KICK OFF/大銀ド)

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決勝トーナメント初戦で敗退し、ワールドカップを終えた日本代表。目標のベスト4には届かなかったが日本中に感動を与えた。なかでもパラグアイ戦後のテレビインタビューでの「ほとんどの選手がJリーグでプレーしているので、Jリーグにも足を運んで、ぜひ盛り上げてもらいたいなと思います」というキャプテンの長谷部誠選手(ヴォルフスブルグ/ドイツ)の発言は心に響いた。これからも日本のサッカーは続く。ワールドカップで火の点いた国民のサッカー熱を冷まさぬよう、Jリーグで良質なサッカーを見せてもらいたい。その先陣を切って、今週末に大分vs福岡のプレシーズンマッチが行われる。リーグ中断前の17節(@レベスタ /jsgoal_archive/game/2010/20100200030420100613.html )で対戦した両クラブの再戦だ。

17節の福岡戦に敗れた大分は、9戦勝ちなしで中断期間に入った。ただ、その福岡戦で今後のチームの方向性が見えた。開幕前から高松大樹、藤田義明ら主力がケガで離脱し、ほぼ毎試合のように戦術、メンバーを代えながら守備重視のサッカーをしてきたチームが一転した。多少の打ち合いは覚悟の上で果敢に攻撃を仕掛けた。試合後に皇甫官監督は「少しではあるが目指すサッカーができた」と語り、中断期間は攻撃的サッカーへの変換と、90分間走り続ける体力強化に努めている。「身体をいじめることでメンタルも鍛えられる。個々の技術、チームの戦術も大事だが、最後はメンタルの部分。それはワールドカップで躍進した国がそうだったように」と母国の韓国代表、そして日本代表に刺激を受けた指揮官は、これまでフィジカル強化中心の練習を続けている。

今週水曜日(6/30)には岡山と30分×4本のトレーニングマッチがあったのだが、1本目は1−2、2本目は0−1、3本目は0−0、4本目は1−0と精彩を欠いた。ただ、この結果は想定通りで、「いまはフィジカルを高めながら個々のレベルを上げている最中。2週間後のリーグ再開にピークを持っていければいい」と高松が話したように、結果、内容より試合勘を取り戻す目的のほうが大きかった。そのなかでも収穫を挙げるとすれば、腰椎椎間板ヘルニアで今季は出場がない藤田が3本計90分間試合に出たことだ。「3本目はバテた」と言うものの、腰の痛みを感じないようで表情は明るかった。攻守の柱となる高松、藤田が復帰し、チームは一体感が出てきた。週末の福岡戦はチームとして戦える状態ではないので厳しい試合となるだろうが、現時点の個々の立ち位置を確認するうえで重要な試合となるだろう。

一方の福岡は、5連勝を飾り最高の形でリーグ中断期間に突入した。新加入の永里源気、中町公祐の中盤の選手が見事にチームに融合し、永里は得点ランク2位の8点、中町も5点(得点ランク10位)と、2人だけでチームの総得点28点の半数近い得点を挙げている。無敗で独走する首位・柏とは勝点差13あるが、2位甲府とは勝点差5と好位置につけている。昇格を見据えれば絶対的エースが欲しいところ。さらに、これからはじまる夏場のハードスケジュールを乗り切るため、さらなる上積みが必要。プレシーズンマッチは、新たなタレントを試すいい機会になりそうだ。

両クラブとも、2週間後のリーグ再開に向け調整試合という位置づけで臨むであろうが、ワールドカップを観て目が肥えた観客をもアッと驚かせるようなプレーを見せてほしい。4年に一度の祭典よりJリーグ、と思えるような試合を。

以上

■大分の再開初戦はこちら
7月18日(日)J2 第18節 大分 vs 甲府(18:00KICK OFF/大銀ドチケット販売はこちら

■福岡の再開初戦はこちら
7月17日(土)J2 第18節 草津 vs 福岡(19:00KICK OFF/正田スタチケット販売はこちら


2010.07.02 Reported by 柚野真也
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