本文へ移動

今日の試合速報

夏休みはJリーグに遊びに行こう! 全国で180,000名様ご招待!
夏休みはJリーグに遊びに行こう! 全国で180,000名様ご招待!

J’s GOALニュース

一覧へ

【ワールドカップ日本代表(SAMURAI BLUE)帰国会見】会見での出席者コメント(2)(10.07.01)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
本日、南アフリカから帰国したワールドカップ日本代表(SAMURAI BLUE)記者会見が行われました。
会見での出席者コメントは下記の通りです。
-------------
〜代表質問〜
Q:まず、監督にお伺いします。改めてベスト16に勝ち上がった要因は?プレーでの長所は?
岡田監督:
「そんな簡単に分析できる問題ではないが、1つは基本的に日本人の良さを活かそう。一番最初に言った、接近、展開、連続ということと、運動量で負けない。ボール際で負けないという基本的なことを忠実にやり遂げた。本当に一瞬の隙をあたえたらやられる。おそらく互角の戦いをすればそこそこ、同じくらいのチャンスも作るでしょう。でも、これは誰が悪いということではなくて、日本のサッカー、アジアのサッカーは、決定力の差で負けてしまう。ならどうしようというようなところからの考え方を選手たちが自分たちで、イングランドやコートジボワールとやって肌身で感じて、これくらいならできる、これ以上やりすぎたらカウンターでやられる、ということを自分たちが感じて1戦1戦成長していったことが一番大きな要因だと思います」

Q:今後日本の選手が更にこういうところを磨いて、身につけていけばと感じたところは?
岡田監督:
「環境だと思います。あのW杯での試合を年間5試合、6試合と南米予選やヨーロッパ予選のように、そういう中でっていれば彼らは必ず伸びます。もっともっと厳しい環境、プレッシャーの中で、相手が本気になった試合をもっとたくさん経験させてあげたい。それがあれば必ず彼らは必ず伸びると思います」

Q:素晴らしいチームになったとおっしゃいましたが、就任から2年半、順調にチームを作られたのか?監督の中でも山あり谷ありだったのか?
岡田監督:
「チーム作りというのは…チームっていうのは生き物ですから。そんな予定通りには絶対行かない。じゃあ2年後にこの選手が良くなるなんて、わかる訳がない。そのときそのときにどうだろう?と言ういろんな要素、そして現状でのメンバー…ただ、変えてはいけないのは、根幹となる考え方やコンセプト。
やはり、予選を頑張ってくれた選手でここにいない選手もいます。それは仕方がないことで、そういうことは当然、山あり、谷ありで、自分もチームもいい時も悪い時もある。しかし目指すところ、やることは変わらず、という意味では、表面的には山あり谷ありで、私自身も苦しんだことはたくさんありましたが、あまり変わらずにやってきたかなと思います」

Q:本田選手へ。ベスト16に入って、4試合で2得点を取りました。振り返ってプレイヤーとしての達成感はあるんでしょうか。あるいはまだまだなんでしょうか?
●本田圭佑選手(CSKAモスクワ/ロシア):
「僕ももう少しこのチームでプレーしたかったという思いが強いので、正直達成感よりも残念な気持ちが強いですね。

(慣れないFWというポジションについて)非常にやりやすかったというのが率直な感想です。というのは、後ろの選手が守ってくれてサポートしてくれたおかげで、何の迷いもなく常に前線にいることができました。ゴールが生まれたのもそのおかげだと思っています。
(ワールドカップでの2ゴールについて、自身にとってどのような財産になっていくか)それはこれからの僕次第なんですけど、しっかりと大きな財産にしていかないと思います。

(もっとこういうプレーを身につけていきたいというものはあるか?)まだ自分のプレースタイルというのが確立されていないので、逆に言えばまだまだどういう方向にも伸びると思いますので、全ての面においてハングリーに、貪欲に練習して向上させていきたいと思います」

Q:川島選手へ。4試合で2失点。GKとしての自身のプレーについて。
●川島永嗣選手(川崎F):
「自分としては、ワールドカップに行くにあたって、日本を背負っていくという強い気持ちで臨んだ大会だったので、結果的に最後に負けてしまったのは残念ですが、一つの結果として、失点が少なかったのは嬉しいことです。でも、結果というのは僕一人だけではなくてチームとして結束力があったからだと思うし、ディフェンスの選手もそうですし、前線の選手の守備があったからこそと思います」

Q:遠藤選手へ。前回は出場できず、悔しい思いをした。今回の大会の充実度は?
●遠藤保仁選手(G大阪)
「充実はしていたと思いますが、結果として、まだ上に行きたかったので、悔しい気持ちとこのメンバー・スタッフと練習や試合がしたかったというのが正直な感想です。

(ご自身のプレーについて)まだまだ貢献できたのかなと思いますし、僕自身もさらに成長していきたいなと思います」

Q:中澤選手へ。日本のディフェンスは世界の名のあるFWや攻撃陣をよく抑えたと思います。ご自身のプレーも含めてそのあたりの充実度は?
●中澤佑二選手(横浜FM):
「やられた局面も思い返せば沢山ありますので、結果は非常にいいものでしたが、家に帰ってしっかりとVTRを見た時にやられたかなという局面もあるかなと思いますので。ゆっくりと家に帰ってから分析できればなと思います。

(4年前と比べて、何か向上したなと思うものがあれば教えてください)何でしょう?そこはわかりません」

Q:長友選手へ。エトオ、ロンメダールといったワールドクラスの選手達を1対1で抑えこんできました。振り返っていかがでしたか?
●長友佑都選手(F東京):
「自分の力だけではなくて、チームメイトのサポートがあって止めることができたと思います。本当にチームメイトに感謝しています。

(世界のトップレベルのサッカーを体感して、通用すると感じたものは)最後まで運動量で負けないとか、走り勝つという部分では、日本の特徴でもありますし、戦えるんじゃないかなと思います」

Q:岡崎選手へ。デンマーク戦のゴールについて
●岡崎慎司選手(清水):
「途中交代で出て、点が欲しいと思って走っていたら、圭佑からパスが来て、あんなに決めるのが緊張することはないなと思いました。あれよりもパラグアイ戦でゴールを決められなかったことが悔しい」

Q:しばらく休養されると言うコメントが伝わってきましたが,その後はどんな形で日本サッカーに関わっていこうと考えているのか、そのあたりについて教えていただけますか?
岡田監督:
「僕らの仕事はどういうことをするにしても、自分がやるといっても向こうがいらんといわれたら終わりなので、今後のことは全く考えていない。それよりもね…なんか、今野が最後に話したいことがあるそうなので…(笑)」

Q:監督から振られましたが。今野選手!ということですので、お願いします。

今野選手:
「本当に厳しいんですけど…(笑)。じゃあ、物まねやります。闘莉王さんの物まね…『集まれ〜っ!』」※闘莉王選手が出演していたCMのモノマネ

会場:大爆笑と拍手

質問者:「監督、といったところでよろしいですか?」

監督:あ、なんか次は森本にやらせろって言ってる…南アフリカの詩を歌うらしいです。
森本:「ア〜〜ア〜〜〜(と、歌う)」

質問者:以上で代表質問を終わらせていただきます。

Q:岡田監督に質問します。帰国されて、本当に大勢のファンが集まりました。空港からここに向かわれる時にいつものバスに座られて笑顔で手を振っていらっしゃたのが印象的でした。どんな思いでファンの声援を受け止めていたのでしょうか。

岡田監督:
「正直びっくりしました。あれだけ多くの人が来てくれたことに。本当言うとあそこを出た瞬間、なんじゃこりゃ?!と思ったんですけど、それくらい自分たちの感覚と差があった。ただ、今回あれだけ多くの人が、特に若い人たちが目を輝かせてくれているというのは、本当に2002年の時もそうでしたが、若い人たちが目を輝かせて生き生きとしている姿を見るのを僕は大好きなんですよね。日本代表がトルコに負けた時、とても残念でしたが、彼らが、そうしたイキイキした姿を見れなくなるのも残念だったので、そういう意味で今日も若い人たちが目を輝かせていたのをみた時にジーンときました。彼らの応援があって、我々も勝てたんだな、と改めてそういう気持ちがしました」

Q:岡田監督にお伺いします。次、代表としてまた監督として、という想いはないのか、改めて聞かせてもらえますか?
岡田監督:
「先ほども言いましたけど、オファーを貰わないと僕らは出来ないし、僕がやるといっても出来ないので、ただ、そういうと責任を横になすりつけるようで失礼になるので、僕としてはこれが最後の仕事と思って全身全霊をかけてやってきました。そういう意味で,今、こここからまた更に4年というパワー、エネルギはーは今の時点では全くないです。そういう意味でまた代表を4年やるということはないんじゃないかと思います」

Q:長谷部選手に。ピッチの外では誰がムードメーカーで,どんな言葉を掛け合いながら励まし合ってきたのですか?
長谷部選手:
「ムードメーカーはたくさんいましたね。今ちゃん(今野)も、森本もそうだし、岡崎もそうだし、若い選手も含めて、みんなが面白い選手が多かったですね」

Q:ベスト16まで導いた監督のことをどんな風に見ていたか、どんなメッセージを伝えてもらったのか。本田選手、長谷部選手にお伺いします。
●本田圭佑選手(CSKAモスクワ/ロシア):
「そうですね。試合前であったり、基本的に点を獲れという指示はあったんですけど、皆さんの岡田さんのイメージがどういうものかわからないですけど、僕のイメージはすご温かいく…大阪の出身と言うのも一緒でそういうのもあるかもしれない。そういうところが凄い尊敬できるところでした。普段は厳しいですけど、でもすごく温かい、器の大きい人でした」

●長谷部誠選手(VfLヴォルフスブルク/ドイツ):
「監督を横にして言うのもなんですが、非常にリアルプロフェッショナルな方というか、サッカーに対して妥協はせず、ただ、普段は温かく素晴らしい監督だと思っています。監督と選手の間柄の時には食事にいったり、飲みにいったりしない方なので、今回終わったので是非いってゆっくり話を聞いてみたいなと思います」

Q:子供たちにとっても希望を与えてくれる夢のチームでした。応援してくれた方へのメッセージを岡田監督と遠藤選手にお願いします。
岡田監督:
「子供たちというか、僕は選手たちにも同じことを言っていますが、これからサッカー人生、それ以外もそうですが、いい時ばかりじゃないし、悪い時もいい時もある。ただ悪い時は必要だから起きる。何の為かと言えば次に成功するため。そういう意味で、壁が出来た時に簡単に諦めるな、と。そしてだ絶対にネガティブにならずに立ち向かっていく、そういうものを今回この選手たちが示してくれた。そういう意味で、子供たちにも是非、『辛いことがあっても、苦しいことがあっても、簡単に逃げるな』と。代表選手たちを見てくれ、と。僕は『人間万事塞翁が馬』と言う言葉を、子供たちに、選手たちに贈りたいと思います」

●遠藤保仁選手(G大阪):
「僕自身小さい時にワールドカップを見て、ワールドカップで試合をしたいと思ったし、今回たくさんの子供たちも見てくれたと思うので、またワールドカップというすごい大会なんだと思ってくれたら嬉しいですし、またこれからJリーグだけじゃなくて、世界で活躍する選手にいっぱいなって欲しいなと思っています」

Q:せっかく監督が今野くんに振ってくれたのに、今野くんは叫んだだけだったので、改めてお伺いしたいのですが、あなた自身が試合を見ていて、これはちょっと見習った方がいい、これくらいの選手になりたと思うような外国選手はいましたか?

●今野泰幸選手(F東京):
「僕自身、気合いはメチャクチャ入っていたし緊張もすごいしていたし、あとはスター選手が多かったので、そういう人たちを倒したいと思ったし、サッカーは上を目指したらキリがないので…上を目指していきたいと思います(一同爆笑)。
(具体的には?)あれっすね…ファンボメル選手(オランダ)がテレビで見ていたより技術も高いし、ボレーの寄せも早かったなと感じました」

Q:盛り上がったサッカー熱を冷まさずJリーグに繋げていきたいとおっしゃっていましたが、今後どんな風にJリーグを盛り上げていくか。遠藤選手、大久保選手、お願いします。
遠藤選手:
「ここにいる選手はもちろんですが、今回ここに選ばれなかった選手たちも高い意識を持ってやっていると思いますし、僕らはプレーで見せるしかないので、日々努力して楽しい、そして激しい試合を沢山見せていけば、ファンの方も喜ぶと思うしリーグも盛り上がっていくと思います」

●大久保嘉人選手(神戸):
「このワールドカップで、すごい緊張感のある試合の中で自分たちはいい経験が出来たので、それをJリーグにぶつけられたらもっと盛り上がるのかなと思います」

以上
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2024/07/31(水) 22:00 ハイライト:浦和vsニューカッスル【Jリーグインターナショナルシリーズ2024 powered by docomo】