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【2010FIFAワールドカップ南アフリカ パラグアイ vs 日本】プレビュー:好調の本田に続き、岡崎の復調に期待。守備的なチーム同士の対戦ということで、カウンターが勝敗を分けそう。(10.06.29)

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6月29日(火)2010FIFAワールドカップ南アフリカ パラグアイ vs 日本(23:00KICK OFF/プレト)
-試合速報はこちら-
※この試合はスカパー!・TBS系列で全国生中継
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日本代表にとってワールドカップにおける決勝トーナメントの戦いは、これが二度目となる。一度目は、2002年の日韓大会の時のもの。国民の熱狂の中、「戦う」という側面と同時に「経験」の側面も持っており、上手く試合をコントロールすることができなかった。降りしきる雨の宮城スタジアムでの悔しさは今でも多くのサポーターが共有している感情だろう。

あの熱狂と落胆から8年後の今大会において、日本代表は二度目の決勝トーナメント進出を果たした。02年がホームゲームだったことを考えれば、アウェイの大会での偉業はそれだけで褒め称えられていいものであろう。そしてそんな日本代表の決勝トーナメント初戦の相手は、南米の強豪パラグアイである。パラグアイは堅い守備をベースにした安定感のある試合運びにより、グループリーグ3試合を1勝2分けと無敗で通過。グループFを首位で勝ち上がっている。守備のチームらしく今大会中許した得点はイタリア戦で喫した1点のみで、堅実な試合運びが結果に表れている。

堅実な試合運びという点では今の日本代表と同等のものであり、そういう意味では組み立てのパスがゴールに結びつくというよりも、相手のミスを突いた一瞬のカウンターが勝負を分けることになりそうである。

日本代表はここまで本田圭佑がその得点感覚を発揮し、2得点1アシストと活躍を見せている。しかしその本田にのみ頼っていては勝利はおぼつかない。確実にマークされることになるからだ。こうした大会で上に行くにはラッキーボーイ的な存在が必要で、それが岡崎慎司(清水)になるのではと考えている。

デンマーク戦後の会見で岡田監督は、「やろうとするサッカーに対し中心となるべき選手が不調に陥っていた」と話し、それによって本大会を前にシステムやメンバーの変更を余儀なくされたと述べている。そしてそうした選手の一人として、岡崎の名前が挙げられるのだろうと考えている。その岡崎は、今大会ここまで3試合連続で途中出場中。初戦のカメルーン戦、オランダ戦それぞれの試合で決定的なシュートを放つが、そのいずれも枠を捉えることができていなかった(カメルーン戦に関してはオフサイドのため記録には残っていない)。

しかし3試合目の出場となったデンマーク戦の78分。この試合初めてのシュートを頭で合わせ、これが枠内へ。苦しんで枠内に飛ばすことができなかった岡崎が、ごく簡単にシュートを枠内に入れたヘディングを見て、サッカーの面白さを感じた。このプレーが岡崎にとってどのような意味を持っていたのかはわからないが、その岡崎は87分に日本の勝利を決定付ける3点目を決め、今大会初ゴールをマークしている。岡田監督はデンマーク戦後の会見で「(調子の)戻ってきた選手もいます」と述べており、それは岡崎なのだろうと推測しているところだ。

前述の通り、この試合はお互いに守備を基調とする固い試合になるだろう。そうした展開ではスピード感のある攻撃がカギを握ることになるはず。本田というポストを起点に、前への素早い攻撃がどれだけシュートで終わることができるのか。そして数少ないシュート機会をどれだけ枠に蹴りこめるのかが勝敗を握ってくるはず。デンマークの気持ちを折る3点目を奪った岡崎に、試合を決定付ける得点を期待したいと思っている。

パラグアイというと親善試合でよく対戦しており、またチラベルトという知名度のあるGKが日本でも知られていたこともあり、イメージを持ちやすい相手であろう。ただし、過去の対戦の経験を頼りにパラグアイの力を過小評価するのは危険だ。彼らは強豪ひしめく南米予選を3位で通過。失点16はブラジルに次ぐ2番目の成績であり堅守が持ち味となっている。その一方で、南米予選でも活躍したエースストライカーのカバニャスが今年1月に銃撃を受けて代表から落選。得点力の低下が懸念されている。ただしトップに入るサンタクルスを中心とした攻撃陣はやはり脅威であり、しっかりと対応したい。

日本代表はこの試合を勝てば本大会初のベスト8入りとなるが、それはパラグアイも同じ。日本代表がそうであるのと同様に、彼らにとっても初めてのベスト8入りをかけた戦いとなる。

このパラグアイ戦で勝利できれば、次はスペイン対ポルトガルの勝者との対戦である。ワールドカップ本大会という最高の舞台において、これら強豪チームと本気の戦いを見る事ができるという経験はそうそうない。だからこそ、パラグアイを下して欲しいと思う。自らの手で、自らを高みに引き上げる舞台へのチケットを勝ち取って欲しいと思う。

以上

【SAMURAI BLUE(日本代表)今後の試合予定】
6月29日(火)23:00(日本時間)
SAMURAI BLUE(日本代表) vs パラグアイ代表
プレトリア/ロフタス・ヴァースフェルド・スタジアム
※この試合はスカパー!・TBS系列で全国生中継

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2010.06.28 Reported by 江藤高志
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