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【J2:第17節 福岡 vs 大分】福岡側プレビュー:4年ぶりの大分との九州ダービー。そして中断前の最終戦。重要な1戦を福岡はいつもの戦いで勝ちに行く。(10.06.13)

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6月13日(日)J2 第17節 福岡 vs 大分(16:00KICK OFF/レベスタチケット販売はこちら
スカパー!生中継 Ch186 後03:50〜
--試合速報--
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大分側プレビューはこちら

「今は結果も出ているし、いい時間帯も多いし、点も取れている。内容もいい流れになって来た。4月の4連敗の経験があるからフワフワせずに落ち着いてやれている。勝点を取れなかったのはもったいなかったが、4連敗あっての4連勝だと思う」(中町公祐)
 5月を4勝1分と負けなしの成績で終え、現在は6戦負けなしの福岡。開幕直後の好調さは取り戻せたと言っていい。正確に言えば、勢いで勝っていたチームが落ち着きを身に付け、安定した戦いが出来るようになってきたということだろう。まだまだ改善すべき課題は多いが、チームは確実に進歩しながらリーグ戦を戦っている。そして迎える中断前の最終戦。福岡はいつものように勝点3を目指してレベルファイブスタジアムのピッチに立つ。

 さて、Jリーグの舞台で福岡が初めて九州ダービーを戦ったのは、2002年3月3日に行われた開幕戦。対戦相手は大分(@博多の森球技場)だった。この年、初めてJ2に降格した福岡はビスコンティ、盧廷潤らに代表される実績のあるベテラン勢を中心にチームを編成。1年でのJ1復帰を目指していた。対する大分はJ2に参戦して4年目のシーズン。毎年、後一歩で届かないJ1の扉を開けるべく不退転の決意で臨んだシーズンだった。結果は1−2で大分の勝利。そして、このシーズンの大分との対戦は1分3敗に終わった。
 再び大分との間で九州ダービーを戦ったのは、福岡がJ1復帰を果たした2006年シーズン。しかし、このシーズンも1分1敗と福岡は勝てず。振り返れば、大分との対戦で福岡は苦汁をなめ続けてきた。

 そして、4年ぶりに迎える大分との九州ダービー。両チームともに、監督も選手も入れ替わった現在のチームの対戦に、過去の対戦成績を持ち込むことはナンセンスなことかもしれない。しかし、ダービーマッチは特別な意味を持つ試合。その歴史に刻まれる成績は単なる対戦成績とは違った意味を持つ。どんなチーム状況にあれ、互いの順位がどうであれ、まずは勝つことが最優先される試合。しかも戦いの場所はレベルファイブスタジアム。ここが福岡のホームであることを示し、そして勝点3を手にすることだけが福岡がしなければいけないことだ。「過去のデータは関係ない。サポーターのみなさんから、いつも以上に選手に声援を送ってもらって、パワーをもらって、それを力にしてギリギリの試合を勝ちたい」と篠田善之監督も力強く宣言する。

 また、長いリーグ戦を見据えた上でも非常に重要な意味を持つ試合でもある。現在、8勝2分5敗の成績で、3位の千葉に勝点4差に迫る福岡だが、今年のJ2は例年以上の混戦模様。そして現在の福岡は、4位とはいえ中位グループから抜け出しているわけではない。3位以内という目標を達成すべく上位グループの一員として鎬を削り合うのか、それとも中位グループの一員としての戦いを強いられるのか。大分との対戦はそれを左右する重要な試合でもある。「この試合の勝敗によって、中断開けの戦い方が全く変わってしまう。それぐらい重要な試合」と大久保哲哉は話す。

 しかし、「最終的には自分たちが大事」と久藤清一が話す様に、大事な試合だからこそ、福岡はいつものように目の前の1戦にだけ集中し、自分たちのサッカーを貫くことを目指す。
 求めるサッカーは、いつものアグレッシブでスピーディなサッカー。堅守と攻守の切り替えの早さをベースにした、縦の速いサッカーを余すことなく表現することだ。大分はラインを低くして守備に重点を置いた戦い方をして来ることが予想されるが、その守備網の隙をついて素早く仕掛けることがポイントになるだろう。
 そして守備面では、攻め上がった時のリスク管理がポイント。篠田監督をはじめ、福岡の選手たちが口にするように、大分には個々の能力の高い選手が多い。リスク管理を怠って前へかかれば、相手のカウンターにはまる危険性は高くなる。ゴールを積極的に狙う大胆さと、攻めながらも守備に穴を作らない細心さ。それが福岡へ勝点3をもたらすキーワードになる。

 リーグ戦は、長い期間に渡って安定的な戦いをしたチームが制す。そこでは目の前の試合に一喜一憂する必要はない。しかし、それでも勝たなければいけない試合がある。それが中断前の最終戦となる大分との九州ダービー。熱狂渦巻くレベルファイブスタジアムで、大歓声の中で試合終了のホイッスルを聞きたいものだ。

以上

2010.06.12 Reported by 中倉一志
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