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【J2:第17節 札幌 vs 愛媛】プレビュー:毎年恒例の函館開催。札幌のプレッシングを愛媛がどのように回避するか。愛媛の堅守を札幌がどう崩すか。熱い攻防になること必至だ。(10.06.13)

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6月13日(日)J2 第17節 札幌 vs 愛媛(13:00KICK OFF/函館チケット販売はこちら
スカパー!生中継 Ch185 後00:50〜
--試合速報--
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中断期間前最後の試合となる第17節では、北海道南部の都市、函館市で勝点19の12位・札幌と、同19で10位の愛媛が対戦する。

ホームの札幌は5月を無敗で乗り切り、6月最初のゲームとなった前節も草津とドロー。なかなか負けなくなってきている。多くの選手は「やっぱり勝点3を取らなければいけない」と厳しく見るが、負けないというのはリーグ戦では意外と大事なこと。ライバルに勝点3を与えず、着実に勝点を積んでいく。そうしているうちに上位との差が詰まっていくことは多々ある。前節も最下位の草津と引き分けたが、北海道との気温差があるアウェイでのドローは、一般的に考えればそう悪い結果ではない。序盤は勝ったり負けたりと戦績が安定せず、それによって試合でのパフォーマンスも安定していなかったが、しぶとく勝点を拾っていることで全体的に安定感が生まれてきた印象だ。ただし、草津戦で藤田征也が右足を捻挫してしまい離脱中。サイドバックが一気に手薄になってしまったため、前節からシステムが変更される可能性が出てきている。
そうしたなかで期待を集めているのが、2種登録選手としてプレーしている高校3年生の三上陽輔だ。札幌U−18ではFWとしてプレーしているが、トップチームでは現在、左MFとしてプレー中。個人での突破からフィニッシュへと移る形を身に付けているため、この選手が中盤に入ることでチーム全体のシュート意識がかなり高まっている。学校の授業との兼ね合いがあるため、この試合の出場は流動的な状況だが、注目すべき選手であることは間違いない。

一方、函館に乗り込む愛媛の前節は敵地で千葉に0−3のスコアで敗戦。開始1分に失点し、前半だけで完全に勝負を決められてしまった。「前節の甲府との試合での逆転負けをちょっと引きずって、前半の入りがすごく悪かったな、というのがすべて」と青野慎也コーチが振り返る。「(試合の)入り方がフワフワと入ってしまった」とも見ており、こちらもアウェイゲームの難しさに直面したのかもしれない。
ただし、後半の戦いからは収穫が見つけられるかもしれない。立ち上がりから中盤に田森大己が投入され、この選手の展開力を活かして主導権を握る時間帯もあった。ビハインドがあったためチーム全体が前目の意識を持つことができていた、という部分も考慮する必要はあるが、それでもある程度は手応えのある内容を演じることができたと言っていいだろう。大敗はしたが、次につがなる試合になっていたはずだ。

さて、そんなチーム同士が対戦するわけだが、焦点としては札幌のプレスに対し、愛媛がどういった対応をするのか、という部分が挙げられる。前節の愛媛は「千葉が前から激しいプレスをかけてきたので、それにちょっと萎縮してしまった」と青野コーチが振り返ったように、相手のプレッシングを嫌い、受け身に回ってしまっていた。この試合で対戦する札幌もキリノ、近藤祐介というスピードのある2トップが高い位置からボールを追いかけてくるため、ここで前節と同じような戦いをしてしまうと、苦しくなる。
そしてもうひとつは、愛媛の堅守を札幌が崩せるかどうか。愛媛は前節に3失点したものの、総失点12はリーグで3番目に少ない数字である。金守智哉、アライールのCB、GK山本浩正らゴール前を固める選手が非常に高い安定感を見せており、札幌攻撃陣と愛媛守備陣との戦いというのは、試合の大きなカギとなるはずだ。

この試合をもってリーグは中断期間へと突入する。「この試合に勝つか勝たないかで、中断期間への入り方は全然違ってくる。絶対に勝ちたい」と札幌の主将・石川直樹が話すように、やはりこの試合が持つ意味は大きい。どちらも、すべての力を注ぎこんで勝点3を奪いに出るだろう。熱い試合になることは間違いない。

以上

2010.06.11 Reported by 斉藤宏則
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