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【J2:第17節 岐阜 vs 岡山】プレビュー:いい形で中断期間を迎えたい!その気持ちはすべてのチームが持っているからこそ、ともに是が非でも勝利を欲する一戦となる!!(10.06.11)

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6月12日(土)J2 第17節 岐阜 vs 岡山(19:00KICK OFF/長良川球チケット販売はこちら
スカパー!生中継 Ch185 後06:50〜
--試合速報--
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岐阜にとって前節の横浜FC戦は課題と収穫があった試合だった。0-2の敗戦の中で、課題となって浮き出たのが、守備でのスライド、プレッシングの甘さだった。この試合は「アタックのトレーニングを重点的にして、守備のトレーニングをしなかった。そこが出たと思う」と倉田安治監督が語ったように、確かに攻撃に重きを置いて、トレーニングを積んできたこともあって、守備に課題が出たのかもしれないが、この課題がこの試合にだけ突発的に出たわけではない。これまでの試合でも顕著に見られていた。

岐阜の弱点ともいえるのが、クロスに対する守備の悪さ、そしてサイドチェンジに対する守備応対の悪さだ。これはこれまでの試合でも失点の原因となっていた。横浜FC戦でも失点はすべてサイドチェンジからうまくスライドできず、簡単にクロスを上げられて、中央で簡単にあわせられて生まれたものであった。2失点の中でも問題だったのが、1失点目だ。2失点目は1点ビハインドで攻撃的に出て、サイドのスペースを突かれてから決められたため、前述した倉田監督の指摘も当てはまる。しかし、1失点目は両サイドバックもあまり攻撃参加せず、守備にある程度人数を割くことが出来た状態で、簡単にサイドからクロスを上げられて失点を許している。

サイドバックがサイドに蓋をしているのに、サイドにボールが展開されたときにファーストプレスが掛からないから相手に自由にプレーされてしまい、その際にCBの一方が食いついても、その裏のスペースをカバーリングする選手がいない。リスクを負った状態でサイドを突破されたり、自由を許すならまだいいが、負わずしてサイドから崩されて失点を喫する。ここは早急に改善しなければならない。

逆にこの試合で光明となったのが、後半の戦いぶりだ。後半、岐阜はMF菅和範を投入して左MFの橋本卓とダブルボランチを組ませ、ボランチだった永芳卓磨を左MFに、ボランチだった田中秀人をCBに、CBだった秋田英義を左サイドバックに起用した。この形はまさしく昨年の形で、これにより岐阜のサッカーは、前半とは比べ物にならないくらいの躍動感がうまれた。率直に言えば、昨年のサッカーが顔を出した形となった。
「後半のようなサッカーが出来ると分かったことが大きい」と菅が語ったように、これには選手たちも手応えを感じており、あとはこれをきっかけに今後もこの形をとっていくのか、それともあくまで前半の形で精度を高めていくのか、それとも両方を融合させて、新たな方向性を導き出していくのか。今節の岡山戦はひとつのターニングポイントとなった。
そういう意味でも岐阜にとって大事な岡山戦。どの形を取るにせよ、必ず中断期間、中断明けに繋がる結果を掴まないといけない。

対する岡山は、現在4連敗と苦しい状態にあるが、前節は柏の前に0-2で敗れたが、無敗の相手を前にしっかりと守備ブロックを形成し、流れの中からの失点は許さなかった。アンカーのキム・テヨンがしっかりとファーストディフェンダーとしてブロックの前で効果的な動きを見せており、岐阜はいかに彼をサイドにおびき出したり、DFラインに吸収させるなど、ポジショニングをブレさせて、守備ブロックの前に有効的なスペースを作り出すのかが、岡山を切り崩す攻略法のひとつとなる。

中断前ラストの試合となるこの一戦。勝って気持ちよくオフを迎えたいのはどのチームも同じ。岡山は負の流れを食い止めて、いい形で中断期間を迎えたいし、岐阜も今後の方向性をしっかりと見出して、中断期間を有効活用できる流れを作り出したい。もちろんサポーターも気持ちよく、最初の締めくくりを迎えたい。果たしてどちらが楽しいオフと明るいリスタートを迎えられるのか。非常に重要な一戦だ。

以上

2010.06.11 Reported by 安藤隆人
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