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【J2:第17節 熊本 vs 徳島】プレビュー:昨シーズン3連敗の徳島を迎える熊本。勝点で並ぶライバルを下し、上位陣に食いついて行けるか。(10.06.11)

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6月12日(土)J2 第17節 熊本 vs 徳島(13:00KICK OFF/水前寺チケット販売はこちら
スカパー!生中継 Ch185 後00:50〜
--試合速報--
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いよいよ開幕する2010FIFAワールドカップ南アフリカももちろん気になるが、今節をもって1ヶ月の中断期間に入るJ2も目が離せない。熊本は勝点で並ぶ徳島をホームに迎えるが、良い状態で5週間後にリスタートする意味でも、しっかりと勝っておきたい一戦。さらに、徳島とは昨シーズン3度の対戦で3連敗、しかも1点も奪えずに3試合で12失点とまさに“完敗”しており、リベンジを果たしたいゲームでもある。DFリーダーとして最終ラインをまとめる福王忠世は「去年だいぶやられているので、しっかりやりたい」と口元を引き締めた。

熊本は今節、不動の右サイドバックとして連続出場してきた市村篤司が警告の累積により出場停止。代わって出場するであろう選手については言及しないが、このポジションも含め、前節からの2週間で行なわれたトレーニングマッチで良いパフォーマンスを見せていた選手など、この試合では新たな力にも期待がかかる。先週は主に攻撃面に取組んだが、10日のトレーニングでは徳島の攻撃の形をイメージした囲み方と、そこからいかにボールを奪うかという部分を確認した様子で、今シーズンに入って取り組んできた守備面の改善に一定の成果が出ているからこそ、その真価が問われる相手だと言えるだろう。

というのも、前節の水戸戦での得点の場面を見ても分かる通り、スピードに乗った攻撃は徳島の武器。特にボールを奪ってからの切り替えの速さと、シュートまで持ち込む迫力や執着心は水戸戦でも顕著に表れており、相手の倍にあたる18本のシュートを放って三たびネットを揺らした。そうした点も含め、高木琢也監督も「ポゼッションされるよりもカウンターの方に注意しないといけない」と話しており、そうした場面でいかに遅らせるか、さらにはそういう形を作らせないためにどの程度対応できるかが、ゲームの流れを左右するポイントのひとつ。特に「ドリブルもパスも上手いし、スピードもある」(吉井孝輔)柿谷曜一朗と、テクニックのある島田裕介の両サイド、そして倉貫一毅、濱田武らの中盤をしっかりケアし、起点を潰せるかが鍵だ。

そしてカウンターを浴びないために必要なのが、自陣で簡単にボールを失わないこと。前から激しくプレスをかけるのではなく、しっかりとブロックを作って対応する守備が熊本のベースにあるが、自陣でボールを奪われると徳島のショートカウンターを食らうリスクが増すことから、「上手く外しながら、しっかりつないでいきたい」と福王も話す。その点では、スペースの作り方やサポートの動き、選手間の距離やアングルなども大事になってくるが、一方では一気に前方のスペースを狙ったロングフィードを効果的に織り交ぜることができるかにも注目したい。ただし、それも前線の受け手とのタイミングが合ってこそ。ボールを引き出す役目も担う松橋章太は「いつそれを狙うのか、ゲームの流れを読むことも大事」と言い、吉井も「動き出しがあれば、足元でのコンビネーションも行きてくると思う」と話しており、長短のパスの使い分けと、そのタイミングを共有するための状況判断もひとつの見どころとなろう。

共に勝点は23の両チーム。この一戦をしっかりとモノにすれば上位陣についていくことができる反面、勝点を積み上げることができなければ一気に中位に吸収されてしまいかねない状況にある。熊本にとっては、8節から続いた水前寺シリーズのラストゲーム。ここまで5試合の戦績は1勝2分2敗となっているが、1ヶ月ぶりの勝利で気持ち良く締めくくりたい。

以上

2010.06.11 Reported by 井芹貴志
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