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【ヤマザキナビスコカップ 大宮 vs 仙台】プレビュー:大宮はホームでの連勝を果たした後、ただただ吉報を待つのみ。仙台は勝てば文句なしの2位以内確定。さまざまな思惑は絡むが、共に狙うのは勝利のみ。(10.06.09)

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6月9日(水)ヤマザキナビスコカップ 大宮 vs 仙台(19:00KICK OFF/NACKチケット販売はこちら
--試合速報--
ヤマザキナビスコカップ特集ページ | 皆の投稿で作るスタジアム情報
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最終節を残し、勝ち抜けを確定させたクラブは未だ無し。だが、可能性を残しているクラブは7クラブ中5クラブ。
その5クラブがそれぞれ、Aグループの決着がつく6月9日を迎えるわけだが、F東京と新潟は、既に敗退が決まっているクラブのホームに乗り込んでの一戦、現在首位の京都は最終節に試合無し、ということを考えれば、可能性を残した同士の対戦が行なわれるNACK5スタジアム大宮は、Aグループ最終節における一番のホットスポット。大宮公園が熱く燃える夜が迫っている。

先に、両チームの決勝トーナメント進出条件をまとめたい。大宮は終了間際の決勝弾による劇的な勝点3を、仙台は引き分けによる勝点1をそれぞれ手にしたのが5日の土曜日。その翌日6日に、F東京が京都相手の勝利を収めたことで、状況が確定した。
最終節の決戦をホームで迎えることが出来る大宮は、まず勝利しないことには始まらない(引き分け以下なら敗退決定)。さらにその上で、F東京が敗戦(スコアは関係なし)、同時に新潟が、大宮との現時点での得失点差3を埋める大勝をしなければ、2005シーズン以来の決勝トーナメント進出という嬉しい知らせが舞い込むことになる。
また、決してありえない話ではないので記しておくが、勝点、得失点差、さらには総得点でも並んだ場合、ヤマザキナビスコカップの予選グループ順位決定方法として採用されるのは、当該チーム直接対決での結果…ではなく、「反則ポイント」になる。各クラブに与えられた警告、退場を数値化したもの反則ポイントであり、これが少ない方が上位となるのだ。
現在、大宮と新潟は失点数が5と並んでいる。あくまで仮定の話なので、名前を出されたクラブのサポーターにはご容赦いただきたいが、大宮1-0仙台、名古屋0-4新潟などとなった際は、勝点10、得失点差+2、総得点7で並び、反則ポイントでの決着に。その場合に順位が上に来る可能性が高いのは、現在反則ポイントが大宮に比べて低い新潟となるのだが…
話が若干脱線気味となったが、要は大宮は勝つしかない。あくまで目の前の敵を戦うことだけに集中し、その上で長居スタジアムからの吉報を待つ、というスタンスだろう。

一方、最終節をアウェイで戦う仙台はどうか。こちらはひとまず、勝てば無条件で決勝トーナメント進出決定となる。逆にもし敗れれば、他力での救済の可能性は一つもない。
少々整理が必要なのは引き分けた場合だが、こちらはそのまま、「大宮が勝利した場合」の条件と似たものとなる。つまりF東京が敗れ(こちらもスコアは関係なし)、新潟が4点差以上の勝利を収めなければ、仙台は引き分けでもぎりぎりセーフ、クラブ史上初の決勝トーナメント進出を果たす。(面白いことに、F東京の敗戦がメリットをもたらすという意味では、大宮と仙台は同じ境遇にいる。ここは一つC大阪に「2005年J1最終節の借り」を返す奮起を期待しよう)

さて、最終節に臨む両チームの状況だが、ホームの大宮は、スケジュールの妙からラスト2節がホーム連戦となった地の利を生かす上でも、勢いをもって最終節に臨める意味は小さくない。後半ロスタイムの石原直樹のゴールは、第6節の勝点3という意味だけでなく、今節の戦いにおける勢いすら与えた感がある。劇的勝利の余韻が醒めやらぬまま、再びNACKに集結する大宮サポーターにとっては、特にそうだろう。
勢いといえば、前節に大宮加入後初ゴールを決めた村上和弘は、2006年まで仙台でプレーしていた。左足から放たれる強烈かつ豪快な一撃の怖さは仙台も知っているだけに、調子を上げてきた彼から、試合は動くかもしれない。
また大宮は、昨年の天皇杯3回戦、そして今季J1第2節と、仙台に対して連敗を喫しているものの、リーグ戦でケガによって欠けていた攻撃の核・ラファエルは、今回対決では問題なくピッチに立つ。さらに前節の出場停止から、センターバックの坪内秀介も戻ってくる。
大宮は現時点で望むことのできる、万全の状態で仙台を迎える。山形を率いていた2004年終盤、仙台とのみちのくダービーに敗れたことで入れ替え戦進出圏内の3位から引きずり下ろされた経験を持つ鈴木淳監督(宮城県出身)は、2005年以来となる仙台戦で、大きな仕事を成し遂げるか。

勝てば決勝トーナメント進出とはいえ、モチベーション高い相手とのアウェイマッチという全く楽な状況ではない仙台は、どのようにゲームに入っていくのかが、メンバー選考も含めて注目のポイント。ここ3試合で先発FWを務めていた平瀬智行は、前節の名古屋戦でかなり消耗したこともあり、おそらくスタメンは外れる模様。しかし代わりにコンビを組むことが予想されるフェルナンジーニョと中島裕希の2トップは、リーグ戦での対決でもスピードで大宮守備陣をかき回した実績がある。また、前節は負傷で大事を取って欠場した関口訓充を手倉森誠監督がどのように使うかも、ゲームを大きく動かす要素となり得る。

90分終了のホイッスルが鳴ったとき、どんなことがあろうとも、双方が幸せに包まれることはあり得ず、引き分けに終わった際は、共に肩を落とす結果になる可能性も高い。よって必ず、各々攻めに出てくる時間は訪れるはず。試合がスリリングな物となるのは間違いなさそうだ。

以上
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