6月9日(水)ヤマザキナビスコカップ 横浜FM vs 浦和(19:00KICK OFF/日産ス)
--試合速報--
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予選リーグ最終戦で、名門同士が激突。ただし、両チームのモチベーションの色合いには差異がある。
横浜F・マリノスは現在、勝点8の4位。今節、勝てば自力で2位以内に入り、8年連続の決勝トーナメント進出が決まる。逆に引き分け以下なら予選落ちが決定。まさに瀬戸際の戦いに臨むのだ。
浦和レッズは現在、勝点7の5位。残念ながら、予選突破への道はすでに断たれている。だが、白星へのこだわりは強いだろう。ここ2戦はホームで2連敗しており、嫌な流れを断ち切りたいからだ。また、対横浜FM戦は3連敗中。苦杯を舐め続けているだけに、快勝して苦手意識を克服したい。
このようにお互い目的は違えど、必勝態勢で臨む一戦である。
それにしても、横浜FMは最近、浦和戦を得意としている。なぜ、勝てるのか。率直な疑問をキャプテンの栗原勇蔵に投げかけた。
「うちの選手は、浦和に対して『強い』というイメージをもっていることが要因かも。だから、モチベーションが上がる気がする。それで、いつも以上の力をみんなが出せているのでは」
栗原はそう答えた。精神的な部分が大きいようだ。ただ、浦和が指標とする攻撃的スタイルも、相性の良さにつながっているのではないか。浦和が前がかりになる分、裏のスペースを有効活用できていると言える。
5月8日に対戦した際も、横浜FMが奪った2点目、3点目の得点は、手薄になった相手DFを破ったもの。2点目はGK飯倉大樹のロングフィードから、DFの裏へ走り込んだ兵藤慎剛が、虚を衝かれた宇賀神友弥を振り切って決めた。3点目は山瀬功治がマーカーの坪井慶介を突破し、渡邉千真のゴールを難なくアシスト。浦和側から見れば、最終ラインで安易に一対一の場面を作られたことが痛い。横浜FMは個の能力が高いだけに、カバーリングやリスクマネージメントの意識の向上が肝要となる。
また、浦和が警戒したいのが、『レッズキラー』の異名をもつようになった横浜FMの点取り屋・渡邉。彼は浦和戦で3戦連続4得点を叩き出している。前回の対戦でも、決勝点のほか、強烈なミドルで先制点を挙げた。そのシーンでも分かるように、渡邉は前を向いてプレーさせると怖い選手。DF陣はタイトな守備で動きを封じたい。
一方、横浜FMの攻撃陣は「相手の守備はそれほど堅くない」(兵藤)と、浦和戦に自信を深めている。やや心配なのはディフェンス面。要となる日本代表の中澤佑二が今回、いない。前回は「連動して攻めてくる」(飯倉)浦和の攻撃に振り回され、2失点を許した。今回は、その起点となるポンテ、柏木陽介を、中澤抜きのDF陣とボランチがいかに仕事をさせないかが焦点だ。
若い選手の活躍も楽しみの一つ。なかでも横浜FMの小兵ドリブラー、齋藤学の調子がいい。前節のヴィッセル神戸戦では、サイドから切り込むドリブルで何度もチャンスメイク。そして待望のプロ初得点も決めた。今回は予選突破を決めるゴールに絡み、ニューヒーロー賞候補に名乗りを挙げたい。
以上
2010.06.08 Reported by 小林智明(インサイド)
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