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【ヤマザキナビスコカップ 磐田 vs 山形】プレビュー:勝つしかない磐田と、引き分けでOKの山形。ホームの磐田は、山形の戦い方にはまることなく、先制点を奪うことができるか(10.06.09)

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6月9日(水)ヤマザキナビスコカップ 磐田 vs 山形(19:00KICK OFF/ヤマハチケット販売はこちら
--試合速報--
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最後まで大混戦が続く予選Bグループは、現時点で予選突破を決めているチームはなく、上位4チーム(清水、山形、磐田、横浜FM)に予選突破の可能性が残されている(ちなみに今節終了時点で4チームすべてが勝点11で並ぶ可能性もある)。そんな熾烈な争いの中で、自力突破が可能なチーム同士の直接対決が、この磐田vs山形だ。
当然、磐田としては4年ぶりの、山形としては初の決勝トーナメント進出に強くこだわっており、非常に激しい戦いになることは間違いない。

その大一番を前に、まず両者の予選突破の条件を整理しておくと、どちらも勝てば文句なしに予選突破が決まり、敗れたほうは敗退。引き分けの場合は、ともに勝点11で並ぶが、山形は得失点差で磐田と清水(今節試合なし)を上回るため、2位以上が確定する。だが磐田のほうは、前節の静岡ダービーで清水に得失点差を逆転されたため、引き分けでは3位以下が確定してアウト。つまり、横浜FMの結果には関係なく、山形は引き分け以上でOK、磐田は勝つしかないという状況になっている。
そう考えると、試合展開のほうも自ずと見えてくる。アウェイで引き分けでも良い山形は、まずはしっかりと守りを固めて、攻撃では磐田が苦手とするロングボールやカウンターを主体にしてくることが容易に想像できるからだ。山形は、本来そうした戦い方を得意としているため、精神的にも有利な立場にあると言えるだろう。

さらに、鹿島から移籍してきた田代有三と増田誓志もチームにフィットしてグングン調子を上げており、とくに田代はここまで3得点を挙げヤマザキナビスコカップの得点ランクでトップタイ。リーグ戦が中断に入ってから導入した4-3-3(あるいは4-2-3-1)の新システムが徐々に機能し、増田も前節で移籍後初ゴールを決め、ボランチの秋葉勝も2ゴールを決めているなど得点力も向上。この予選リーグでは現在3連勝中と、非常に勢いがある。しかも、3連勝はすべて無失点と、守りも非常に堅い。

その山形が引き分けでOKという戦い方をしてきたとすると、磐田がゴールをこじ開けて勝点3をつかむのは、容易なことではない。
しかし、磐田のほうも、チーム状態はけっして悪くない。前節の静岡ダービーは、セットプレーからの2発で敗れたが、流れの中から清水に決定機を作られたシーンは少なく、それまでの公式戦3連勝に貢献した守備の安定感は継続できていた。
攻撃に関しても、W杯の韓国代表から漏れたイ・グノがチームに戻り、西紀寛もケガから復帰して、若手の山崎亮平も大いにアピールしている。また、ボランチの上田康太が調子を上げ、中盤でしっかりとボールをキープしながら効果的にボールを散らしているのも好材料だ。

したがって、空中戦に非常に強い田代へのロングボールや、そのセカンドボールへの対応がしっかりとできれば、ある程度主導権を握った戦い方はできるだろう。その中で、カウンターに対するリスク管理を怠ることなく、セットプレーでの失点も防ぎ、何とか先制点を奪うことが、磐田にとって最大のテーマとなる。先制点を奪えれば、山形も攻めに出るしかなくなり、追加点のチャンスも増えてくるが、逆に山形に先制されるようなことがあれば、さらに守りを固められ、非常に苦しい展開になってしまうからだ。

となると、いかに山形の堅守をこじ開けるかが大きな課題。前節は、清水に対してそれができなかったが、今の山形の守備力も同等のレベルにあるはずなので、さらなる攻撃の活性化は不可欠となる。組み立てに関しては、よりピッチをワイドに使って相手の守備ブロックを揺さぶることができるか。そしてゴール前では、いかにラストパスやフィニッシュの精度を高められるか。
あるいは、前線の個の力を生かして、ワンチャンスを決められるか。エースの前田遼一、ホームで2試合連続得点中のジウシーニョ、そして何といってもピッチ上の活躍で悔しさを晴らしてほしいイ・グノ。彼らの勝負強さとプライドには、大いに期待したいところだ。

もちろん攻撃面だけでなく、球際の奪い合いやゴール前での身体を張った守りといった部分も含めて、磐田が予選を突破するためには選手個々の頑張りが欠かせない。ホームのサポーターの後押しを受けて、ぜひ自分たちの力で準々決勝への道を切り拓いてほしい。

以上
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