6月5日(土) 2010 ヤマザキナビスコカップ
神戸 1 - 1 横浜FM (14:00/ホームズ/6,049人)
得点者:60' ポポ(神戸)、75' 齋藤学(横浜FM)
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勝たなければ決勝トーナメント進出が絶望的になる状況を十分心に留めて迎えた試合だったのだろう。立ち上がりからペースを掴み、試合を優勢に運んだのは神戸だった。
今季初先発となるGK徳重健太やMF三原雅俊をはじめ、前節の磐田戦では控えに回っていたFW吉田孝行やDF石櫃洋祐がスターティングメンバーに名を連ねた神戸は、前線からの守備も徹底しながらコンパクトな陣形を保ち、横浜FMの攻撃に対するリスクマネージメントを徹底しながら、攻撃にリズムを見出していく。
対する横浜FMは、ペースの上がらない立ち上がりをみせる中、13分にMF山瀬功治の突破が相手DFのファウルを誘い、ペナルティエリアそば、ゴールほぼ正面からの絶好のFKのチャンスを得るも、キッカーに立ったMF兵藤慎剛のシュートは、壁に当たり、またこぼれ球を拾って放ったシュートも神戸GK徳重の好セーブに阻まれゴールならず。好機を失うと、以降は「自分たちのミスでリズムを悪くしていた。中盤でダイレクトに繋ぐとか、連動するプレーがないというのはうちのリズムじゃないということ。下げて、蹴って、下げて、蹴ってでは自分たちのサッカーではない(木村和司監督)」との言葉通り。神戸の厳しい守備の前に全くといっていいほどチャンスを作り出せず、逆に神戸のカウンターにさらされる時間が続き、守勢の展開になる。
後半も立ち上がりから神戸ペース。49分のFW吉田のシュートに始まって、再三にわたり横浜FMゴールを脅かす。対する横浜FMは、前半効果的な動きが見られなかったMF坂田大輔に代えてFWF齋藤学を投入。早めに手を打ち攻撃のリズムを引き寄せようとするが、相変わらずボールが落ち着かずペースを掴めない。
そんな中、先制点は神戸だった。60分、FW茂木弘人の突破により誘ったFKのチャンスで豪快に右足で決める。前半から内容よく試合を運んでいた神戸にとっては待望の先制点。これで更に流れを引き寄せたいところだったが、横浜FMが63分にMF松田直樹に代えてMF狩野健太を投入してからは、徐々に横浜FMペースに。ちょうど神戸の運動量が落ち始めた時間帯ということもあったが、MF狩野のところでタメが生まれ、全体が連動し始めたことで横浜FMの攻撃が息を吹き返す。同点弾は、75分。 MF清水範久、MF兵藤と繋ぎ、最後は右ポストそばからMF山瀬が折り返したボールにFW齋藤が詰めてJ公式戦初ゴールを決めて試合を振り出しに戻す。
その後は共に追加点の欲しい両者が、攻守が目まぐるしく入れ替わる展開の中でゴールを目指すが、互いにフィニッシュの精度を欠いて追加点を奪えず。互いに流れを掴んだ『いい時間帯』に得点を奪い、あるいは見方を変えればば、その『いい時間帯』に1点しか奪えなかったことで、1-1のまま試合を終えた。
この結果、最終節を待たずして神戸のグループリーグ敗退が決定。一方の横浜FMは勝点1を積み上げて、最終節でのグループリーグ突破に望みを繋げた。
以上
2010.06.06 Reported by 高村美砂
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