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【ヤマザキナビスコカップ F東京 vs 京都】プレビュー:城福トーキョー予選リーグ最大の試練。鬼門・京都のカウンタースタイルを打ち破れ!(10.06.06)

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6月6日(日)ヤマザキナビスコカップ F東京 vs 京都(15:00KICK OFF/味スタチケット販売はこちら
--試合速報--
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F東京は、ヤマザキナビスコカップ予選リーグ第6節でAグループの首位を走る京都と対戦する。現在グループ3位のF東京は、予選リーグ突破のためには勝利が必要となる。対する京都は、最終節は試合がなく、今節が予選最後の試合となる。勝てば、最終節の結果を待たずに初の決勝トーナメント進出が決まる。

連覇を目指すF東京だが、予選リーグ突破も危うい状況だ。城福体制になってから未勝利の京都に対して、いかにして勝点3を奪うのか。ゲームの焦点はそこに尽きる。城福監督は第5節の結果を受けてから「90分間で勝点3を奪うサッカーをしたい」と話してきた。深刻な得点力不足に悩まされている現状はあるものの、前半からリスクを負ってゴールを目指すわけではない。それこそ、京都の術中にはまってしまうからだ。
「試合開始から30分まででというわけでもない。守備のリスクは二の次ではない。試合が終わった時点で勝点3を奪うための策を講じたい」(城福監督)

京都は本来のカウンタースタイルに切り替わり、チームとしての戦い方も安定してきた。リーグでは下位に沈んでいるものの、ナビスコカップ予選リーグでは3連勝を飾り、Aグループ首位を走る。3−4−2−1とシステムを変更し、守備に人数をかけながら、カウンター攻撃を仕掛ける。3バックだが、両サイドの選手も最終ラインまで戻って守備をする5バックともいえる布陣だ。守備偏重の布陣でもゴールを奪えているのは、前線の個性的な3選手の活躍に他ならない。ディエゴ、ドゥトラの2シャドーは単独でも突破でき、シュートのレンジも広い。彼らのマークを分散させるために、柳沢敦も献身的な動きを見せている。彼らの強烈な個性が、好調を支えている。

早い時間帯で先制点を奪い、京都がカウンタースタイルを解いて攻撃に人数を割いてくれれば、F東京のゲームになる可能性も高い。ただ、攻撃に比重を置いてしまうと、京都のカウンターの餌食になってしまう。終盤の勝負どころでは攻撃に人数を割くが、前半は、守備のバランスを保ちながら攻撃する我慢も必要だ。今週は、指揮官が「恒常的な課題」と話す、ゴール前での連係の確認に時間を費やしてきた。F東京のボールを保持しながらゴールを目指すという自分たちのスタイルを再構築できれば、ゲームの勝敗を大きく左右する先制点を奪えるはずだ。

そして、「90分で勝点3」という発言には理由もある。今節はここ数試合、試合の流れを変えている大竹洋平をはじめ、高さ、速さなど、様々なタイプの選手のベンチスタートが予想される。試合終盤、勝負どころでは攻撃のカードを次々と切っていくだろう。
だが、90分間で勝点3を狙うのは京都も同じ。0−0で推移させ、一瞬の隙を突いて得点を奪う京都のスタイルがはまるのか。それともF東京がそれを崩すのか。試合は、明日15時、味の素スタジアムでキックオフする。

以上

2010.06.05 Reported by 馬場康平
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