6月6日(日)J2 第16節 北九州 vs 甲府(16:00KICK OFF/本城)
スカパー!生中継 Ch184 後03:50〜
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その長身をどのチームも警戒し、なんとか頭を出させまいと固く決意して試合に臨むが、彼には徹底マークもお構いなしの様子。前節愛媛戦でもセットプレーに低い姿勢で頭を出して同点弾を決めたほか、こぼれ球から決勝点も奪った。背番号14、ハーフナー・マイク。彼を自由にさせないことは対戦する全チームの課題である。
北九州もマイクを初めとする甲府攻撃陣を警戒する。DFの要・長野聡は「マイクがひとつ抜けている感じがする」と指摘し、「そこを僕とナベ(川鍋良祐)でしっかり潰せばチャンスに繋がる」と話す。川鍋は「(3トップに対し)一人余るのは変わらない。個人の能力は変えられないので、コミュニケーションを取りながらしっかりやる」とコメントし、個人の力が及ばない部分をチームプレーで補いたいとした。
ただマイクらが前のめりになるのは、北九州にとってはチャンスに、甲府にとっては危険な状態になるかもしれない。FWが飛び出すことで後ろにスペースはできる。実際に前節の愛媛戦では、愛媛が中盤の底からある程度、形を作れていた。甲府が中盤を厚くしたり、愛媛が攻撃にアイデアを欠いたりして流れからの得点には結びつかなかったが、甲府が3トップを維持している限り、北九州が得意とする佐野裕哉を起点にするサッカーも可能だろう。
北九州vs甲府を見るうえで、もう一つポイントになることがある。
両チーム共に1試合当たり1点程度の失点をしているのだが、失点時間が極端に異なる。北九州はこれまで18失点を喫しているがこのうち半数以上の10失点を前半が占める。後半に集中した前節の3失点を除けば、実に3分の2が前半の失点だ。かたや甲府は全14失点中9点が後半。こちらは3分の2近くが後半に集まっていることになる。ところが甲府は得点も3分の2近くが後半に、さらに言えばロスタイムに8得点と大きく偏っており、前半のうちに修正すべきところは修正し、後半はリスクを負いながらも前から攻撃に出ていることを伺い知れる。
こうした戦い方に北九州はまだ慣れていない。前節鳥栖戦では前半を1−0で折り返しながら、後半は選手を組み替えた鳥栖に攻め込まれ3失点。ハーフタイムでチームを立て直した鳥栖に歯が立たなかった。
前半にもろさのある北九州DFだが、警戒して入る前半は今節も大きくは崩れないだろうし、センターバックには高さがあり甲府も攻めあぐねるかもしれない。勝負は後半。前半を受けて甲府がどう組み替えてくるか。北九州はそれに対応できるかが勝負を分ける。リスクを負って前に出れば出るほど攻守の切り替えは早く、激しくなり、得点チャンスも、ピンチも出てくる。MF桑原裕義も「少ない決定的なチャンスをものにできるか。全員で守って、全員で攻める。全員でできることをやっていく。(強豪と当たることで)思い切りやれる」と話す。
前半に浮かび上がる課題をどう後半に繋げていくか。後半に動き出す試合をものにするのは、ハーフタイムの15分かもしれない。
以上
2010.06.04 Reported by 上田真之介
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