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【ヤマザキナビスコカップ 清水 vs 磐田】プレビュー:崖っぷちの清水が、予選最終戦で迎える静岡ダービー。好調な磐田に対して、どれだけホームで自分たちのサッカーを表現し、勝ちきる戦いができるか(10.06.06)

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6月6日(日)ヤマザキナビスコカップ 清水 vs 磐田(13:00KICK OFF/アウスタチケット販売はこちら
--試合速報--
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今年のナビスコカップ予選では、近年になく苦戦している清水。現在2位にいるとはいえ、他のチームよりも一足早く予選が終了するため、厳しい状況に立たされている。今回の静岡ダービーが最終戦となる清水は、勝点8。首位の磐田が勝点10、3位の横浜FMと4位の山形が勝点7で、3チームとも2試合を残しているからだ。
ここで清水が磐田に勝てば、勝点は11。だが、それでも磐田、横浜FM、山形の3チームは、勝点を13まで伸ばせる状況にある。今日(5日土曜日)の試合で、横浜FMと山形が両方とも敗れるようなことがあれば、清水の自力突破の道が出てくるが、いずれにしても他チームの結果しだいという状況に変わりはない。

ただ、周囲がどうあれ、とにかく清水としては勝つしかないというのは同じこと。しかも、それがダービーマッチということで、「自然にテンションが上がるし、逆にやりやすい」(兵働昭弘)というのが、選手たちに共通する声だ。この後は1週間の休みに入ることもあり、持てる力のすべてをこの最終戦で出し尽くし、磐田を倒すことに集中するというムードが日に日に高まっている。
チーム状況としても、今週の前半を別メニュー調整していた兵働昭弘、本田拓也、永井雄一郎らも紅白戦で元気な姿を見せ、戦力は整っている。岩下敬輔が出場停止だが、ボスナーと平岡康裕のセンターバック・コンビも実績十分だ。
神戸戦(5/26)で完敗(1-3)したショックを引きずることはなく、前節の浦和戦では課題もある程度克服して、アウェーで勝利をつかんだ。今度はホームゲームということもあって、よりアグレッシブに、自分たちが主導権を握って試合を進めていくことを目指している。

一方、磐田のほうは、アウスタでのダービーというと、昨年8月22日に1-5という静岡ダービー史上最多の得点差で敗れた屈辱が記憶に新しいところ。今回は引き分けでも十分な結果と言えるが(残り2戦が2引き分けでも予選突破が確定)、自然に気持ちが入る戦いであり、前回のリベンジをしたいという意識も強いゲーム。監督や選手たちの声を聞いても、引き分けでOKという戦い方にはならないだろう。
戦力的にも、ともに右足首の痛みで欠場していた西紀寛とパク・チュホが復帰し、最後の最後でワールドカップのメンバーから漏れたイ・グノもチームに戻ってきた。イ・グノが先発するかどうかは、彼の精神状態しだいとなりそうだが、清水よりもベストメンバーに近い状態でこの試合に臨むことができる。

そうした両チームの対戦で、まず大きな注目点となるのは、球際やセカンドボールでの奪い合いにおいて、どちらが優位に立つかというところだ。そこは、このところ磐田が持ち味としている部分であり、清水としては神戸戦で精彩を欠いた部分でもある。そこは清水の選手たちも十分に理解しており、「そこで負けていたら話にならない」という意識を共有している。したがって、この対戦らしく非常に激しい球際の争奪戦が繰り広げられダービーの醍醐味として感じられる部分にもなるだろう。
また、そこが互角であったとすれば、ボールポゼッションに関しては、ホームの清水がやや有利に立つ可能性が高いだろう。だが、最近の磐田は、守備のブロックを整えた状況では非常に粘り強い守備を見せているため、それを攻め崩すのは容易ではない。
そこで清水にとって重要になるのは、やはり持ち味のサイド攻撃だ。「サイドからのクロスの精度や、中の入り方も含めて、練習では良い形も出ているので、それを試合でしっかり生かすようにしたい」と攻撃のタクトを握る小野伸二が言うように、重要になるのは最後の崩しのアイデアや精度というところ。ここは、清水がここまで積み上げてきたものに期待したい。

もちろん、磐田は攻撃陣に強力なタレントが揃っており、時間帯によって主導権は行き来するだろう。また、磐田は速攻でも力を発揮するため、仮に清水が主導権を握っていたとしても、わずかなスキを見せれば一気にゴールを決められるリスクがある。当然リスクマネージメントや、清水らしいゴール前での身体を張った守りという部分も、勝点3を奪うためには欠かせないものになる。
さらに、接戦になればセットプレーも勝敗を左右する要素になってくる。ここは清水としては、高さの優位を生かしたいところだ。
ただ、どんな展開になったとしても、最後は勝負にかける執念でどちらが上回るかというのが、静岡ダービーでは最大のポイントとなる。それこそ、清水がホームでの優位を生かさなければいけない部分だ。

以上

2010.06.05 Reported by 前島芳雄
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