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【ヤマザキナビスコカップ 大宮 vs C大阪】プレビュー:逆転決勝トーナメント進出をかけて、大宮はホームにC大阪を迎える。(10.06.05)

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6月5日(土)ヤマザキナビスコカップ 大宮 vs C大阪(14:00KICK OFF/NACKチケット販売はこちら
--試合速報--
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大宮はなかなか、連勝できずにいる。鈴木新体制下ですでにリーグ戦、カップ戦合計して2勝2敗1分。もちろん、それまでの戦跡と比べれば進歩であるといえるのではあるが波に乗るためには、流れをつかむためには、やはり続けて勝つことが必要だ。残り2戦となったヤマザキナビスコカップ予選リーグでも、厳しくなったとはいえ連勝すれば念願の決勝トーナメント進出の可能性が出てくる。何かをつかむためにはひとつ上の成果を出さなくてはならないという現実が突きつけられている。

その連勝がここまでない理由を「やはり力がないからでしょう」とシンプルな言葉で鈴木淳監督は表現する。フォーメーションを変える、戦い方を変えるといった表面的なことだけではなく、個人個人のあらゆる意味でのレベルアップ、変化が必要と説明する。過去の指揮官も口にしてきた、至極当然のことではあるし、もちろん一朝一夕で成し遂げることができるわけではない。ただ、このおよそ2ヶ月でささやかながら変化が見られるように感じられる。
たとえば、普段の練習で。全体練習終了を意味する一本締めを円陣を組んで行うのだが、その音が変わった。「パラパラ」とずれた一本締めから、「パン」とまさに締まった音に変わった。小さなことかもしれないが、意識が変わったことを感じる。また、その全体練習のあとに行われる個人、グループ練習でもただ楽しげにボールと仲間と戯れている選手はいなくなった。くだらないかもしれないが、ダラダラ話しながらボールを蹴る選手はいなくなった。それでいて練習がつまらなくなったと口にする選手はひとりもおらず「意味のある練習だから面白い」(福田俊介)「僕は好きなタイプ」(市川雅彦)と選手たちにも充実感が感じられる。メリハリが生まれたように見え、結果に結びつく日は遠からず訪れると信じさせてくれる。

チーム全体のレベルアップという点では若手の起用にも着手している。明日のC大阪戦でもここ2戦と同様にCBに福田俊介、右SBに渡部大輔、ボランチに青木拓矢といった、これまでなかなかまとまったチャンスをつかむことのできなかった選手たち連続して起用することになりそうだ。連続して先発させることで、選手たちも奮起する様子が手に取るようにわかる。「攻撃も守備も100パーセントでやりたい。走力も僕の良さだから、土曜日は暑いだろうし、昼間の試合でキツイだろうけど考えず最初から走りきりたい」と笑顔で話すのは渡部だ。もともとは攻撃的MFの選手ながらサイドバックでの先発奪取。それでも、自分のよさを見つめ、出し切ろうとする。指揮官のモチベーターぶりもうかがえるような気がする。

C大阪に対しては、大宮とすれば開幕戦の快勝の印象が強い。だが、C大阪はその後システムを変更し4バックにしたことと家長昭博が先発入りしたことで、前線の攻撃力がより生きるようになった。ここまでのところ、リーグ戦では大宮よりもはるか上位の8位にいるのだ。決勝トーナメント進出の可能性がないからといって侮れる相手ではない。だが明日の試合に関しては「香川もいない、けが人も出ており本来の調子ではないのではないか」と鈴木監督は読んでいる。選手たちのイメージも「攻撃のタレントはそろっているけれど、後ろは弱いのではないか」というところで共通している。「小松塁選手をマトが見て、ボランチと僕とで家長と乾(貴士)に前を向かせないことが大事」と福田は気合を込めている。

大宮にとって念願の決勝トーナメント進出のためには、今季初の連勝が必要となる。可能性はゼロではないのだ。それだけに、内容とともに結果にも注目して見守ることとしたい。

以上
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