5月30日(日)ヤマザキナビスコカップ 浦和 vs 清水(15:00KICK OFF/埼玉)
--試合速報--
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前節、浦和・清水が共に敗れた為、一挙に大混戦となった予選Bグループ。消化試合数が多く、予選リーグでの残り試合がこの試合を含めて2試合しかない両チームにとっては「敗戦=予選リーグ敗退」と言っても過言ではなく、正に絶対に負けられない戦いとなる。
だが浦和にとっては「絶対に負けられない」理由はそれだけではない。リーグ戦第9節、後半ロスタイムにヨンセンに劇的なゴールを決められ悔しい敗戦を喫した相手へのリベンジという事もその1つであるが、なんといっても最大の理由は、浦和サポーターが未だに愛して止まない小野伸二と永井雄一郎の両選手が赤以外のユニフォームを着て初めて埼スタのピッチに現れる日だからだ(日本代表の青のユニフォームは除く)。
とはいえ今シーズンの清水を打ち破るのは簡単な事ではない。小野伸二という至極のパサーが加わった事で、持ち前のサイド攻撃・ヨンセンのポストプレーの精度が増し、更に岡崎慎司・枝村匠馬らの裏への飛び出しの脅威も倍増した。昨年までは少ない得点を堅固な守備で守りきるというイメージだった清水が、現在リーグ戦でNO.1の得点を挙げているのは、正に小野効果の表れだといえる。今の清水は誰か1人の選手を抑え込めば勝てるようなチームでは無くなっている。
それでもやはり抑えなければならないのは、ヨンセンと小野だろう。前回の対戦(リーグ戦第9節)では、身長187cmのヨンセンを175cmと179cmの山田暢久と坪井慶介が体を張って上手く抑え込んでいたが、結局はサイドからのクロスとCKを頭で合わせられ2失点している。又、前節・山形戦でもサイドからのクロスを田代に2本頭で決められてしまったように、クロスへの対応は今季田中マルクス闘莉王がぬけた浦和が抱える最大の難題なのだ。
そこで注目したいのが先発濃厚とされるスピラノビッチだ。闘莉王の後釜と期待されアジア枠(オーストラリア出身)で加入した身長193cmの大型DFだが、来日当初は浦和のサッカーにフィットせず、特にラインコントロールの部分でのコンビネーションが合わず危ういシーンを招くことがあった。だがナビスコカップ第3節・湘南戦では安定してきた守備だけではなく攻撃の起点になるなど徐々に本領を見せ始めた印象だ。この男がヨンセンを封じ込める事ができれば、この試合を優位に進める事ができるのは勿論、リーグ戦を含め今後の浦和にとって大きな収穫になるはずだ。
小野に対しては、やはり自由な時間を与えない事だろう。彼に時間の余裕を与えれば、その両足から見惚れてしまいそうな美しく正確なパスが次から次へと繰り出される事は浦和の選手が誰よりも知っている。彼の自由をどのように封じるのか。代表召集されている阿部勇樹の穴をどのように埋めるかというフォルカー・フィンケ監督の選手起用も含め注目してみたい。
それにしても、小野伸二と永井雄一郎の名前が場内にコールされた時、埼スタに駆けつけた浦和サポーターはどのような反応で2人を歓迎するのだろう?そして2人はどのような表情でそれを受け止めるのだろうか?私も15年以上浦和のホームゲームをほぼ欠かさず見続けてきたが全く想像がつかない。
浦和の歴史を語る上で欠かせない1戦になる事は間違いない…。
以上
2010.5.29 Reported by 岩沢慶明
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