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【ヤマザキナビスコカップ C大阪 vs 仙台】プレビュー:ニューヒーロー候補ひしめく若きC大阪。J2時代からの宿敵・仙台戦で、予選突破への一縷の望みにかける(10.05.28)

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5月29日(土)ヤマザキナビスコカップ C大阪 vs 仙台(14:00KICK OFF/長居チケット販売はこちら
--試合速報--
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J2から今季J1に昇格し、C大阪としては4年ぶり、仙台としては7年ぶりの戦いとなるヤマザキナビスコカップ。その両者のここまでの成績には明暗が出ている。ともに3試合を消化して、C大阪は1分け2敗(勝点1)と勝ちがなく、仙台は前節のF東京戦で勝利して1勝2分け(同5)と負けがない。この第5節では、C大阪にとっては予選突破へ一縷の望みをかける勝利が不可欠な試合となり、一方の仙台にとっては初のベスト8入りへ前進できる絶好のチャンスが訪れた。昨年までJ2で見られた息の抜けない激戦が、J1だからこそできる舞台、このヤマザキナビスコカップでも、好敵手同士で繰り広げられることは、容易に想像できる。

大黒柱だった香川真司が海外、ドルトムント(ドイツ)へ移籍することになって、J1第12節神戸戦限りでチームを去ったC大阪。今節は若きエースが抜けてから、初のホームゲームとなる。J1中断期間に入ってからのリーグカップ戦では、香川の穴を埋めるため、チーム力の底上げを図るために、若き力を積極的に登用して、2006年以来となる決勝トーナメント進出を狙っているが、予選リーグ第3節京都とのアウェイ戦で、レヴィークルピ監督が直々に香川の後継として指名していた清武弘嗣が負傷。期待の新戦力の離脱により、プランの修正を余儀なくされている。

それでも、本来の力を出し切れていなかった京都戦でも播戸竜二のゴールで一時は劣勢を跳ね返した。続く第4節名古屋戦では1-1という結果だったが、「フィジカル的に本当にタフでハードなナイスゲーム」と指揮官も評価する内容で、相手を上回る20本のシュートを放って勝利まであと一歩というところまで押し込んだ。今季序盤のリーグ戦同様、試合を重ねるごとにチーム力は少しずつであるが、向上している。

そこでリーグカップ戦初勝利を目指すC大阪だが、今節ではボランチのアマラウ、センターバックの上本大海といった、チームの守備を支え続けた2選手が出場停止。必然的にメンバーの変更を強いられるが、守備面では昨シーズンのJ2でC大阪のJ1復帰に大きく貢献していた左サイドバックの石神直哉、DF藤本康太が、名古屋戦では先発フル出場を果たし、今季も戦力となることを示した。また、2戦連続先発した20歳のボランチ黒木聖仁や、次代のエース候補と目される19歳のMF山口螢といった、石神ら同様にJ2の激戦を経験している若手もいる。さらに、京都戦でケガの清武に代わって好パフォーマンスを見せた19歳のMF丸橋祐介も、出番を手ぐすね引いて待っている。主力が出られないというマイナスはあっても、それを補って余りあるニューヒーロー候補がC大阪には揃っている。この試合での楽しみは尽きない。

そして、この試合でC大阪が最も願うのは乾貴士、家長昭博といった今季の攻撃を担う2選手の初得点。2人ともゴール前までは絶妙のコンビネーションを見せて相手を脅かすが、シュートがなかなか決まらず、苦戦している。リーグ戦で7得点を決めていた香川が抜けた今、計り知れないプレッシャーがあるだろうが、彼らの得点力がポイントとなるのは間違いない。ニューヒーロー賞候補にも該当する7番と14番の爆発を期待せずにはいられない。

対する仙台は、1試合休みのあと、第4節F東京戦から司令塔であるMF梁勇基を朝鮮民主主義人民共和国代表への帯同のため欠く戦いとなっている。それでも、大幅に布陣を変えることはなく、「決勝トーナメントに進出すること、あとひとつはリーグ戦の12試合で見つけた課題にトライしてこの大会を大事に戦おう、チーム力を高める大会でもある、とも(選手たちに)話していた」とF東京戦後に手倉森誠監督も述べていたように、リーグ戦からの継続性を大事にしながら、ヤマザキナビスコカップに挑んでいる。もちろん、敵地に中2日で乗り込む今回も、関口訓充、フェルナンジーニョらを揃えて、現状のベストメンバーで勝点3を狙ってくると予想される。

ちなみに、リーグ戦では一度、第9節で対戦している両者だが、そのときはユアスタで1-1のドロー決着も、シュート数で仙台の2倍近い16本を放っていたC大阪がアウェイでもチャンスを作っていた。今回も攻めるC大阪、堅守速攻を狙う仙台という構図が色濃く発揮される展開となりそうだ。J2時代からは常に接戦を繰り広げた両者の熱い攻防が、また長居で再現される。C大阪の若き力が牙をむくのか、それとも仙台がチームワークを見せて敵地で凱歌をあげるのか。昨季最後までJ2で覇権を争った両者だけに、ともにこの相手だけには負けられない。

以上

2010.05.28 Reported by 前田敏勝
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