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【J2日記】岡山:岡山のオフィシャル応援バスツアー(10.05.28)

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(C)尾原千明

(写真1)ファジアーノ岡山オフィシャル応援バスツアーのラッピングバス。「子どもたちに夢を」という、岡山のコンセプトメッセージを、走りながら発信。

(C)尾原千明

(写真2)武田神社へ必勝祈願。おみくじで「小吉」を引くと、「私も」、「オレも」の声。

(C)尾原千明

(写真3)最後まで、「いや、僕なんか紹介しないでよ」と話していた田邊直幸さんです。

(C)尾原千明

(写真4)写真右が株式会社パルツアーの三島利典さん。これは、ゲーム前のビール、ではなくて、純粋なゲン担ぎです。

5月22日(土)早朝3時30分。壁面に、ファジアーノ岡山の「ファジ丸」が描かれたピンク色にラッピングされた大型バスと、もう1台のバス(申し込みが多かったため)が、岡山市内を出発しました。目指すは、第14節・甲府との戦いの地、小瀬です。

この応援ツアーは「オフィシャル」の冠がついているだけあって、岡山のファンクラブ会員なら10%オフの料金(10日前までに申し込みの場合)で参加できます。企画する株式会社パルツアーの担当・三島利典さん(写真4)は自らも熱心なファジファンで、1台目のバスに添乗し、出発前から車内を盛り上げます。2台目のバスには、この4月末までファジアーノ岡山のクラブスタッフとして仕事をされていた岡田朋恵さんが添乗。岡田さんは、クラブで2番目に古いスタッフとして、クラブを支えてこられた女性です。

今回のツアー参加者は56人。バスは山陽道、名神、中央道と進みます。朝食を終え、第7節・千葉戦と開幕・愛媛戦のDVDを観るうち、正午前に甲府市内の武田神社(写真2)に到着。ここで必勝祈願をします。甲斐国のもっとも有名な武将を祀る神社に、岡山の「勝ち」を祈ったわけですが、そこは度量の広い信玄公。昨年の第34節のツアーでもこちらにお参りして、0―2で勝たせていただいていますから。

そして予定より2時間早い13時半、ヴァンフォーレ甲府のホームスタジアム、山梨県小瀬スポーツ公園陸上競技場に到着しました。実は今回、「この人のことをJ2日記でぜひ」と、サポーターから紹介された方がいます。それは、岡山のボランティアサポートスタッフ、田邊直幸さん(写真3)です。

田邊さんは一昨年まで大阪で仕事をされていましたが、ファジアーノ岡山のJリーグ昇格を見越して定年延長の話を断り、家族の待つ岡山に。ファジアーノ岡山との出合いは、その母体となった「リバー・フリー・キッカーズ」の時代。川崎製鉄水島製鉄所サッカー部のOBによって結成された、この社会人サッカーチームを応援していたそうです。そして昨年、ファジアーノ岡山がJリーグに昇格したのを機に、ボランティアスタッフに名乗りをあげました。数日前のビラ配りから始まって、ホームゲーム当日は、キックオフ4時間前に集合。おもにEおよびFゲートで案内をしてくださっています。そして帰りにはごみ集めも。

「ホームではボランティア。サッカーはアウェイで楽しむ」という田邊さんは、アウェイにもほとんど駆けつけています。近場のゲームには、奥さまも同行されるのだとか。「いや、そういう人は多いんよ。アウェイではやっぱりサポーターが少ないから、いっぱい声を出して応援します。ストレス発散にもなるか」と笑います。ホームゲームの時は、「観なくても、歓声でわかる」。田邊さんの行動を突き詰めていくと、「サッカーは面白い」、(みなまで言わすな、)となります。

さて、甲府との戦いは、1―0で岡山が敗れました。入場者数は1万568人。キックオフ前、フェアプレー宣言をした小さな女の子の「岡山サポーターのみなさん、こんにちは」にほほえみ、昨季、岡山でプレーした保坂一成選手のミドルシュートに、去年の第32節を思い出したゲームでした。帰りのバスに乗り込むと、「出待ちで、ナリさん(保坂)があいさつに来てくれたのがよかった」という声が聞こえてきました。19時15分過ぎ、バスは小瀬を後にし、それからのことは…ひたすら眠っていて覚えていません。到着は早朝3時半過ぎ。大雨の降る、岡山でした。甲府は暑かったのに。

以上

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2010.05.28 Reported by 尾原千明
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