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【J2:第15節 福岡 vs 徳島】プレビュー:上位進出の鍵を握る徳島戦。変わらぬ姿勢で勝点3を取りに行く。(10.05.28)

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5月29日(土)J2 第15節 福岡 vs 徳島(13:00KICK OFF/レベスタチケット販売はこちら
スカパー!生中継 Ch184 後00:50〜
--試合速報--
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「連敗したことが今はいい教訓となって活かされている。勝点は積み重ねることが出来なかったが、内容という点では積み重ねてきたものがあるので、それが少しずつ結果に表れてきている」(丹羽大輝)
4月は1分4敗と勝星を挙げられなかった福岡が復調の兆しを見せている。5月はここまで3勝1分。第13節の横浜FC戦では早い時間帯に先制点を奪われながらも今シーズン初の逆転勝利を収め、前節の北九州との福岡ダービーではロスタイムにオウンゴールによる1点を奪って2連勝。大量得点以外では勝てなかったチームは、苦しい内容でも勝点を重ねられるという新しい顔も見せ始めている。
「チームに大きな変化があったわけではないが、これまで積み上げてきたものが少しずつ結果になり、ちょっとしたところで選手の意識か変わってきている」と篠田善之監督はチーム状況を分析する。

それでも4連敗で失った勝点は少なくはない。現在、3位の千葉とは勝点7差。既にリーグ戦は3分の1を消化しており、逆転可能とは言え、その差は決して小さくない。「上との勝点差は詰まってきたが、ここで連勝を伸ばさなければ差は縮まらないし、それどころか、上も勝ち続けているので勝点3を取れなければ離されるだけ」と丹羽も話すように、勝ち続けなければいけない状況に変わりはない。
最大のポイントは攻撃をいかに活性化するかと言うことにある。永里源気の裏を取るスピードを活かしたパターンは相変わらず決定機を作り出しているが、反面、守備を固められた相手に対して崩す手段に欠けているのが現状の課題。今週のトレーニングでは、前線でのボールを引き出す動きや、2トップの連携を高めるトレーニングに重点を置いてきたが、チームにどのような変化が生まれるのかに注目したいところだ。

そして迎える相手は徳島。「相手を突き放せるのか、それとも、ひっくり返されてしまうのか、重要な1戦」と篠田監督が話すように、6勝2分5敗の勝点20で並ぶ徳島との対戦は、例年以上の混戦状態を抜けだすために、そして上位チームに迫るために、勝つ以外にない大事な試合でもある。
さて、その徳島は開幕4連勝を含め、立ち上がりの7試合で5勝1分1敗とスタートダッシュに成功したものの、その後は1勝1分4敗。現在は苦しい状況にある。しかし、前節の札幌戦では、引き分けという結果ながら、「良いきっかけになるゲームだったのではないか」と美濃部直彦監督が話すように、内容には復調の兆しが感じられるもの。福岡がそうであったように、苦しい状況を抜け出したチームが、あるきっかけで上昇気流に乗ることは多く、波に乗りきれていない相手だからこそ警戒しなければならない。

福岡にとって厄介なのは、徳島が個の能力の高い選手を揃えているということ。前節の徳島はリスクを避ける戦い方をしたために、必ずしも自分たちのサッカーを余すことなく発揮できたわけではないが、それでも、90分間に渡って札幌を圧倒。ワンプレーでチャンスを作り出す能力の高さを随所に見せた。裏への飛び出しが持ち味の平繁龍一をはじめ、左足の正確なキックでチャンスを演出する島田裕介、試合の流れを読んで的確にバランスを取る倉貫一毅、そして、パスを出せるだけではなく、個人による突破にも才能を見せる柿谷曜一朗など、豊富なタレントを擁する攻撃陣は福岡にとっても脅威になることは間違いない。

そんな徳島を福岡はいつもと変わらぬスタイルで迎える。「相手の特長を考えることは当然だが、いかに自分たちの戦いを出来るかということだけ」と篠田監督は話す。徳島は裏のスペースを狙うのが攻撃のスタイルだが、それを警戒するあまりにラインを下げれば、中盤を自由に使われ、更には両SBが積極的に前にかかってくるのは必至。ラインを上げて中盤での争いに正面から挑むことで徳島の特長も消え、福岡のストロングポイントも活きる。「徳島には自分で仕掛けられる選手が多いが、そこを抑えながら、いかに自分たちの攻撃ができるかというところだと思う」(永里)。コンパクトなゾーンを敷いて高い位置から相手にプレッシャーをかける、アグレッシブでスピーディな戦いを期待したい。

W杯による中断期間まで残された試合は3試合。福岡が目標である3位以内の成績を達成するためには、いずれの試合でも勝点は落とせない。しかし、そのためには、まず目の前の1戦、1戦に力を注ぎ、一歩ずつ積み上げていくことが何よりも大事。福岡は変わらぬ姿勢で徳島との対戦に臨む。

以上

2010.05.28 Reported by 中倉一志
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