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【J2:第14節 徳島 vs 札幌】プレビュー:両者まずは自分たちのすべきことに全力を傾けなくてはならない一戦。ホーム徳島は選手たち自身の『勇気』が必要となる。(10.05.21)

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5月22日(土)J2 第14節 徳島 vs 札幌(14:00KICK OFF/鳴門大塚チケット販売はこちら
スカパー!生中継 Ch184 13:50〜(解説:北野誠、実況:榎本真也、リポーター:奥田麻衣)
--試合速報--
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前々節、前節で徳島は今季2度目の連敗を喫した。甲府との接戦に競り負ける(0-1)と、続いて柏には次々ゴールを割られ大敗(0-6)。さらに最近の戦績としてGW(4/29)以降を振り返れば、9・10節にも連敗していることから1勝4敗と大きく負けが目立つ…。いずれにしても徳島は開幕ダッシュの成功により蓄えたアドバンテージをほぼ一気に使い果たしてしまったと言わざるを得ないだろう。

しかしそのような厳しい状況に直面してはいるものの、ここでチームとしての軸をブレさせてはならない。選手たちは今季自らが掲げた攻撃的スタイルへの進化をこれまでと変わらず追及しなくては。それを精度高く確立させられたなら徳島はまた一歩組織としての前進を果たしてもう一段高い力を身にまとえることになるであろうし、またそのような攻撃に重点を置いた戦いはファン・サポーターの足をスタジアムへと向かわせる強い引力にもなるのだから。

とは言え、もちろん思うように結果を手に出来ない現実から顔を背けて良いわけはなく、反省すべき部分には正面から向き合う必要があろう。特に前々節と前節で見られた「もう少しリスクを恐れず積極的にプレーする必要があった(青山隼)」「後ろを向いてプレーしている選手もいたし、怖がって何もやらない選手もいた(美濃部直彦監督)」という問題はチームの進める歩みにまで悪影響を及ぼしかねない負の要素だけに早急な処置が不可欠となる。そしてその問題を消し去る最良の薬は選手たち自身の中にしかないだけに、今節の徳島はピッチに立つひとりひとりがその薬『勇気』を自分に投与出来るかが最大のポイントとなろう。

事実それを当人たちも十分過ぎるほど分かっているからこそ、TSV(徳島のトレーニング場)に戻り今節に向けての準備に着手した今週の選手たちにはその部分への高い意識が感じられた。中でも昨年のキャプテンであり、今季も随所にリーダーシップを見せている倉貫一毅の必死さはビシビシ伝わってくるほどのもので、トレーニングでのその動きには自らを、またチーム全体をも奮い立たせようとする闘志が漲っていた。それだけに、そんなベテランの姿勢が周囲の『勇気』注入をよりいっそう促せばチーム全体に積極性と思い切りの良さが戻り、徳島はこの週末再び好調時の躍動を取り戻せるに違いない。

対して敵地に乗り込む札幌だが、こちらも状況的には苦しんでいると言えよう。確かにここ4試合では負け知らずとチームの安定感こそ上がって来た感があるものの、やはりまだ勝ち切る強さを発揮し始めたとは言い難い。実際それを表すかのように、前節では2度のリードを奪いながら大分にドローへと持ち込まれている。ただ、その原因はかなりハッキリしており、個々の決定力不足が響き今季まだ2点以上奪ったゲームが2つしかないという得点欠乏症がそれだ。となれば札幌は最近の2戦で差し込んだ光を特効薬として何とか活かしたい。前々節ようやく挙げた今季初得点の勢いを持って、続く前節でも結果を出したエース・キリノ。チームは彼への好機提供を第一の使命として動き、その登り調子の決定力によってスコアを重ねたいところだろう。

こうして両者を見ると、お互いまず自分たちのすべきことをどれだけしっかりやり切れるかが今節のゲームの焦点となるように思われる。どちらにとっても、相手のシステム、戦術、出方などによってどう戦うかというところは二の次となるのではないだろうか。そして白星はきっとその徹底度を高められた方へと転ぶと言って間違いないであろう。

以上

2010.05.21 Reported by 松下英樹
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