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【J1:第12節 湘南 vs G大阪】レポート:G大阪が敵地でリスタートとなる勝利。湘南はらしさを発揮するも、後半に力尽きる。(10.05.17)

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5月16日(日) 2010 J1リーグ戦 第12節
湘南 1 - 3 G大阪 (19:04/平塚/13,797人)
得点者:11' 阿部吉朗(湘南)、41' 平井将生(G大阪)、55' ルーカス(G大阪)、62' 平井将生(G大阪)
スカパー!再放送 Ch183 5/17(月)17:00〜(解説川本治実況下田恒幸リポーター児玉美保)
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幸先良くゲームに入ったのは、ホームの湘南のほうだった。安田理大にはじまり、ルーカスや加地亮らG大阪が立て続けに浴びせたシュートを防いだ後、ファーストゴールは生まれる。11分、中村祐也からのパスを左サイドで受けた阿部吉朗が中へと切れ込み、右足を鋭く振り抜いた。

野澤洋輔に代わりJデビューを果たしたGK松本拓也は、ビルドアップにも一役買っている。阿部の先制弾は、松本を経由し、テンポ良く展開された先で結ばれたものだった。付け加えるなら、前半終盤に手にしたPKにも松本は関わっている。G大阪のコーナーキックを凌いだあと、ゴールキックから阿部がペナルティエリアに侵入し、ファウルを受けたのだった。このPKはしかし、坂本紘司が惜しくも外している。

一方、先制を許したG大阪には、5日前の敗戦(5/11 ACL城南戦)がいまだ体の奥深くに沈澱していたようだ。「ACLのショックが尾を引いた雰囲気があり、テンポの上がらない前半だった」とは西野朗監督いわく。ラインをコンパクトに保ち、バイタルエリアを締め、クサビが入るや囲い込む湘南の徹底した組織的守備をかいくぐれない。かたや湘南は、ミスでボールを失った後の仲間のフォローも素早い。

しかし、25分あたりからだったろうか。次のゴールの伏線といえるのは、ルーカスがトップに、宇佐美貴史が左サイドに入れ替わったことだろう。41分、前線のルーカスのポストプレーが活きる。ゴール前に押し寄せるG大阪の攻撃を湘南がいったんはクリアするも、中澤聡太が拾い、再び中央へ送る。これをルーカスが落とし、5試合ぶりに先発した平井将生が合わせて同点弾をねじ込んだ。

1−1で迎えた後半は、「すべてを倍速に」と指揮官に送り出されたG大阪に軍配が上がることになる。55分、遠藤保仁のコーナーキックをルーカスがニアで競り、逆転に成功すると、さらに62分には中盤で奪い、ドリブルで持ち込んだ平井がこの日2点目を挙げた。後半に入っても、湘南らしく粘り強いディフェンスは引き続き発揮されていた。しかし、ひとたびゴールを割られた後の失速感は否めない。2点をリードしたG大阪には余裕が漂い始め、かたや湘南は打開をもくろむも、交代選手を含めて最後まで新たなうねりを生み出すまでには至らなかった。

「修正するところはあるが、中断前の最後に良い結果が出てよかった」と、西野監督は総括した。ACLの敗戦を引きずっていたチームにとっては、リスタートの勝利となろう。

一方の反町康治監督は言う。「45分のゲームなら褒めてもらえるかもしれないが、サッカーは90分のゲーム。例えば最後のところの質など大きく差がある。結果のためにどういう努力をしていくか」。この日の敗戦で、再び18位というスタートラインに立ち戻った。だが、これまでに支払ってきた高い授業料は決して裏切らないはずだ。同じ立ち位置でも、見える景色はきっと違うだろう。来るヤマザキナビスコカップ、そして中断期間を充て、プラスアルファを育んでいく。暴れん坊の本当の冒険は、まだ始まっていない。

以上

2010.05.17 Reported by 隈元大吾
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