本文へ移動

今日の試合速報

国立競技場に10,000名様無料ご招待 9/14 19:00KO 国立競技場 FC東京vs名古屋
国立競技場に10,000名様無料ご招待 9/14 19:00KO 国立競技場 FC東京vs名古屋

J’s GOALニュース

一覧へ

【J1:第12節 横浜FM vs 京都】レポート:京都・ドゥトラの6人抜きゴール、横浜FM・中村のトゥーキックなどが演じたドロー劇。(10.05.16)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
5月15日(土) 2010 J1リーグ戦 第12節
横浜FM 2 - 2 京都 (15:03/ニッパ球/13,127人)
得点者:16' ドゥトラ(京都)、40' 渡邉千真(横浜FM)、68' 兵藤慎剛(横浜FM)、80' 宮吉拓実(京都)
スカパー!再放送 Ch308 5/18(火)09:00〜(解説川本治実況西岡明彦)
勝敗予想ゲーム | 皆の投稿で作るスタジアム情報
----------
京都は戦前の予想通り、明白なカウンター狙いのサッカーを展開した。4人のDFとその前に立つチエゴ、安藤淳、角田誠の3枚が左右にスライドし、守備ブロックを形成。さらに1トップの柳沢敦、2シャドーのドゥトラ、ディエゴも守備に加担する。『王様』ディエゴが必死にボールを追い回す姿も随所に観られ、それだけこのゲームに賭ける想いが伝わった。

16分には、驚愕のカウンターが炸裂する。左サイド、自陣深くの位置でボールを奪取したドゥトラがドリブルを開始。加速すると、一気に相手選手3人の間を割って破り、次に食い下がった敵の天野貴史を引きはがす。続いてDF栗原勇蔵を快足で突破し、最後はタックルにきた田中裕介をかわしてシュートを沈める。約70mを独走し、6人抜きドリブルから沈めたスーパーゴール。「カカ2世」の異名をもつドゥトラの真骨頂だった。

その後は、追いかける横浜FMが攻勢。そして40分に、FKから水本裕貴のファウルを誘発し、PKを得る。これを自ら志願してキッカーを務めた渡邉千真が、思いっきりよく蹴り込み同点に。さらに横浜FMの勢いは増長し、山瀬功治が2度の好機を迎えたが決められない。

後半も70分すぎまでは横浜FMペースが続く。中村俊輔が起点となってパスを散らし、再三、相手ゴールを脅かす。右サイドバック天野の鋭いオーバーラップも効果的だった。
逆転弾は、中村のアイディアから。ペナ手前でボールを受け、意表を突く左足のつま先シュートを放ち、タイミングをずらされたGK水谷雄一が弾く。こぼれ球を兵藤慎剛がプッシュした。その後も横浜FMは、オフェンスの手を緩めない。渡邉の左足ミドルがバーを叩くなど、3点目を狙いにいく。

ところが、終盤。兵藤が負傷退場したことと、「うちは点を取ると、前に出てしまう。自らバランスを崩した」(狩野健太)ため、流れが変わる。また、京都は67分に投入された片岡洋介がDF中央の位置に入り、3バックに変更。それで両サイドバックを高い位置に上げたことで、カウンターの機会を増やしていった。
80分に京都の同点ゴールが。中盤でルーズボールを拾ったディエゴのミドル砲を、GK飯倉大樹が横っ跳びセーブ。弾いたボールに走り込んだのは、途中出場の17歳、宮吉拓実だった。抑えの利いたダイレクトシュートが突き刺さる。京都にはその後、2度の絶好機が訪れるもディエゴらが外して、「勝ち運が逃げてしまった」(加藤監督)。お互い3点目に手が届かず、焦燥感を募らせたまま、終了を告げる笛が鳴ったのだ。

横浜FMは、2試合連続で2失点を喫した。チームとして攻撃サッカーを標榜しており、この日は時間帯としても、3点目を狙いにいくのは妥当だったと思われる。だが、前がかりになるチームの中で、中盤の底を一人で守る場面が増えた小椋は「だんだんきつくなってきた」と吐露している。攻守のバランスについて、再考が必要なのかもしれない。それが整わないと、連勝することは難しいのだから。

以上

2010.05.16 Reported by 小林智明(インサイド)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2024/08/05(月) 10:00 【週末のゴールをイッキ見!】明治安田J2リーグ全ゴールまとめ【0803-0804】