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【J2:第12節 千葉 vs 福岡】レポート:連戦による疲労の蓄積の影響で運動量が低下し、攻守に精彩を欠いた千葉。シュート決定力を欠いた福岡と勝点1を分け合う。(10.05.10)

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5月9日(日) 2010 J2リーグ戦 第12節
千葉 1 - 1 福岡 (14:03/フクアリ/12,163人)
得点者:26' 佐藤勇人(千葉)、36' 中町公祐(福岡)
スカパー!再放送 Ch183 5/11(火)05:30〜(解説野々村芳和実況中村義昭リポーター飯田留美)
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試合後、千葉のMF佐藤勇人は「疲労を言い訳にしてはいけないと思う」と話した。だが、試合を通して見ると、第10節は試合がなかったのに加え、前節(第11節熊本戦)は6−1の圧勝で身体的にも精神的にも余裕があった福岡と比べると、第9節から5連戦のうえに前節(第11節富山戦)は後半ロスタイムの逆転勝利と、心身ともにギリギリの状態で戦った千葉は運動量が少なかった。現在の千葉は攻守両面で相手に走り勝つことで勝点3を獲得できるチームだ。それを考えれば、今節の勝点1獲得は妥当なのかもしれない。

前節ではロングボールを入れてシンプルに相手の背後を着く攻撃が目についた福岡だが、今節は前節で先制点が入る前に多く見られたような、サイドで短いパスをつなぎ、コンビネーションで相手の守備を崩そうとする攻撃が目立った。千葉がボールに寄せてくればサイドチェンジで局面の打開を図るし、時には千葉の隙を突いてロングボールでスペースを狙う。立ち上がりから自分たちのサッカーを展開していたのは福岡のほうだった。
とはいえ、千葉もDF渡邊圭二の負傷欠場によって出場チャンスを得たMF谷澤達也の積極果敢な仕掛けの効果もあり、何度かゴール前に迫ってチャンスを作る。最初のビッグチャンスを作ったのは、17分、FW岡本英也とのワンツーパスで抜け出したMF永里源気のシュートがゴールポストにかすって外れた福岡だが、先制点を奪ったのは千葉。26分、DF福元洋平の直接FKをFWネットが福岡のDF田中誠と競りながら落としたボールをMF佐藤勇人が拾い、すかさずシュートを打つ。田中に当たってコースが変わる幸運もあったが、それは佐藤勇の思い切りのよさとゴールへの強い意識が呼び込んだ幸運といえた。
だが、その10分後、今度は福岡が思い切りのよいプレーで同点ゴールを奪う。岡本と千葉の選手が競り合ってこぼれたボールを、MF中町公祐が胸でトラップしてボレーシュート。ストンとゴール左下隅に落ちて決まったシュートは、試合後に中町が「見事でしたね」と自画自賛したように素晴らしいものだった。福岡にしてみれば「連勝したかった」(中町)だけに、同点に追いついた勢いで逆転勝利といきたかったが、その後の得点機を決定力不足でモノにできない。試合後、MF久藤清一は「全部が全部100パーセントでいくのではなく、もうちょっと落ち着いてやることも必要だと思う」と攻撃の修正点を語った。

苦戦した千葉だが、後半の半ば過ぎからは次々と交代出場したMF太田圭輔、FW青木孝太、そして試合終了間際に今季初出場となったFW林丈統がそれぞれ持ち味を発揮し、得点チャンスを作った。青木孝が「ヘディングが得意なのに決められなかった」と84分にMF中後雅喜のクロスボールに合わせた場面を悔やめば、林は後半ロスタイムの強烈な左足のシュートを「あれは最低限、(ゴールの)枠(の中)に飛ばさなきゃいけなかった」と反省。運動量の低下が攻守に及ぼす影響をいかに減らすかについて、佐藤勇は「90分走り続けるのは難しいので、頭を使うことが必要。プレスをかけるにしても連動が大事だし、攻撃でもどこでスピードアップするかという連動が大事だと思う。その点では自分たちはまだ若いというか、経験でもメンタルでもまだ難しいところがあると」と話した。いかに早く『頭を使った、賢い大人のプレー』ができるチームになるか。江尻監督が言う『ひたむきに走りきること』の実践とともに、それが千葉のJ1復帰達成への鍵となりそうだ。

以上

2010.05.10 Reported by 赤沼圭子
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